飛行機模型スペシャル No.20

 

飛行機模型スペシャル No.20』モデルアート社 2018

『飛行機模型スペシャル』もいよいよ20号ってことで、これまでの特集を見返してみたところ、やや現用機、米軍機が多いものの、思いのほかバランス良く特集が組まれていたことがわかった。日本の飛行艇特集や戦略核爆撃機特集なんてのもあった。ドイツ機は最初の頃に夜戦の特集があったきりだが、これは後々に何か予定されてる……と思いたい。またさっきまでブルーサンダー見てたからってわけじゃないけど(奇しくもF16がビルにミサイルをブチ込んでた)、ヘリの特集……は無理だとしても、前にあったハリアーの短期集中連載みたいな感じだったら期待できるかもしれない。

 今回の特集は前号に続いて「F-16」の「発展編」。作例&製作記事のほか、解説記事の「F-16 ファイティングファルコン その開発・誕生と各型変遷」「ディティールフォト集」「塗装とマーキング」といった構成で、前号同様、見応え、読み応えがあった。タミヤとハセガワのキットが複数取り上げられているから、思い立ったらすぐに買いに行けそうなのもいい。
 作例は前号から微増して1/32~1/72スケールの14例(うち7例が1/72)。目を引くのはやはり、えぐい形状のコンフォーマルタンクを備えた機体である。パッと見あまり印象の変わらないサブタイプの中では飛び抜けて特徴的だ。初めて見たのは確か本誌の記事だったと思うが、優等生だったあの子がグレた! みたいな感じで、その変貌ぶりに驚いた覚えがある。実にかっこいい。おかげで作るあてもないのにハセガワの1/72「F-16I」を買ってしまっている。今回の特集の中で唯一手元にあるのがこのキットである。

 連載記事の『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!!』では、NMCというメーカーの「ホーカービーチクラフト U-125A」が取り上げられている。インジェクションキットが出てない機体ってことで、レジンキットである(こちらも現在在庫無しとのこと)。レジンキットというと筋彫りしてたら気泡にカッターが引っかかってガリッとなったり、マスキングで塗料が剥がれたりとあまりいい思い出はないのだが、作例は繊細なディティールとブルーの塗装が美しい素晴らしい仕上がり。また作例&製作記事の他にも、コクピットや各種センサーをはじめ細かいディティールを捉えた実機写真と、基本塗装図が載っていて非常に充実している。かっこいい機体なので、キットが出てないのが惜しい。



 - 作例リスト (掲載順) -

ニューキットセレクション
『ヴォート F4U-1D コルセア』タミヤ 1/32

特集『完全攻略! F-16 ファイティングファルコン 【発展編】F-16C Block30からF-16E/F Block60まで』
『F-16CJ Block50』タミヤ 1/32
『F-16CG Block40』タミヤ 1/48「F-16C/N ”アグレッサー/アドバーサリー”」改造
『F-16CJ Block50』タミヤ 1/48
『F-16CJ Block50』ハセガワ 1/48
『F-16D Block30/40 ブラキート』ハセガワ 1/48
『F-16I Block52ADV スーファ』キネティック 1/48
『F-16E Block60』キネティック 1/48

「ナナニイ・セレクトモデリング」 ※作例は7例
『F-16CJ Block50』ハセガワ 1/72
『F-16I Block52ADV』ハセガワ 1/72
『F-16CJ Block50』タミヤ 1/72
『F-16D Block52ADV』キネティック 1/72
『F-16CG Block40』アカデミー 1/47
『F-16CJ Block50』ドイツレベル 1/72
『F-16CG Block42』ホビーボス 1/72

連載記事「TOMCAT SQUADRON’S VOL.08 VF-24 FIGHTING RENEGADES」

連載記事「綿湯同院 #020 閑話休題」

連載記事『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!! Vol.018 ナナニイで125(ワンツーファイブ)作りたい…から、どこかのメーカーさんに出して欲しい!』
『U-125A 救難捜索機』NMC 1/72 ※レジンキット





イスラエル空軍 F-16I ファイティング ファルコン」ハセガワ 1/72


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『ほんとにあった怖い話〈22〉読者の恐怖体験談集』

ほんとにあった怖い話〈22〉読者の恐怖体験談集』朝日ソノラマ 1993 ハロウィン少女コミック館

 金縛りと予知夢をテーマにした第20巻(21巻は芸能界編)は至極じみーな印象だったが、この22巻のテーマは「妖怪」。カバーのソデのリードには「“幽霊見ちゃった!!” というのはよくある話。でも“妖怪” は、めったに見られない。今回は、得体の知れない奴に出会った体験集。」とある。幽霊見ちゃった!! がよくある話かはさておき、とりあえずめっちゃ期待させられるのだが……、実はこの巻、全くテーマに沿ってないのだ。読了後、カバー外して中身を確認してしまうくらいのレベルで妖怪分が足りない。下の収録リストの※マークの通り、メインは幽霊屋敷もの、それから霊感少女だ。

 とはいえ、全然ダメダメかというと、そうでもない。似たようなモチーフが多いのに退屈な感じがしないのは、それぞれのエピソードが色々な意味でバラエティに富んでいるからだろう。異様な幽霊が次々とあらわれる金縛りもの「第一話 呪縛の夜」、幼い頃から特殊な能力に目覚めた霊感少女もの「第二話 折れた護符」は、実話怪談らしい支離滅裂な怪奇現象を暗いトーンで描いた好編。体験者の身長や体勢をしっかり踏まえた上で、その視点からの怪異を的確に表現している。とくに第二話は少ないページ数ながら構成も巧みで、効果的な回想シーンがごく自然に挿入される。妖怪不足のガッカリ感は拭いがたいが、この2編を読めるだけで充分にモトがとれた気分になる。それにしてもなんでテーマを幽霊屋敷か霊感少女にしなかったかなぁ。



『呪縛の夜 他』画・時任竹是 ’92『ほんとにあった怖い話』11月号、’93年1月号 掲載
 「第一話 呪縛の夜」投稿者・群馬県 匿名希望さん ※金縛り
 「第二話 折れた護符」投稿者・東京都 上田美津子さん ※霊感少女

『第三話 真夜中の侵入者』投稿者・東京都 坂本敦子さん 画・塚田さとみ ’92『ほんとにあった怖い話』9月号 掲載 ※予知夢

『第四話 霊夢住宅』投稿者・千葉県 神保杏子さん 画・丸傳次郎 ’92『ほんとにあった怖い話』9月号 掲載 ※幽霊屋敷

『夢の探し物 他』画・神谷和巳 ’92『ほんとにあった怖い話』9月号、’92『ハロウィン』9月号 掲載
 「第五話 夢の探し物」投稿者・山形県 平由美さん ※不思議な夢
 「第六話 白昼夢の街」投稿者・静岡県 匿名希望さん ※異世界

『第七話 K住宅怪奇談』投稿者・青森県 匿名希望さん 画・谷ゆたか ’92『ハロウィン』10月号 掲載 ※幽霊屋敷

『恐怖の訪客 他』画・山口夏実 ’92『ほんとにあった怖い話』11月号、’92『ハロウィン』11月号 掲載
 「第八話 恐怖の訪客」投稿者・奈良県 たまちゃん ※幽霊屋敷
 「第九話 私って霊感少女?」投稿者・北海道 KEY-KEYさん ※霊感少女

『誕生日がこわい 他』画・茶々丸 ’92『ほんとにあった怖い話』11月号、’93年1月号 掲載
 「第十話 誕生日がこわい」投稿者・宮城県 高橋和美さん ※霊感少女・妖精
 「第十一話 霊からの警告」投稿者・大阪府 由宇さん ※金縛り



『ほんとにあった怖い話〈22〉読者の恐怖体験談集』
 朝日ソノラマ 1993 ハロウィン少女コミック館
 著者:神谷和巳 他

 ISBN-13:978-4-2579-8254-8
 ISBN-10:4-2579-8254-3


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岩満重孝『百魚歳時記』

 岩満重孝『百魚歳時記』 中央公論社 1980 中公文庫

 前に第3巻(←前の記事へのリンクです)の感想を書いた『百魚歳時記』の第1巻。一項目につきおよそ800字、見開き2ページという構成で、魚介類にまつわるイラスト付きのエッセイが130編収録されている。さすがにネタ切れ気味だったのかマイナーなものが中心だった第3巻と比べて、この第1巻には「コイ」「キンメダイ」「フナ」「ニシン」「カツオ」「ウナギ」等々メジャーどころが並んでいる。七割くらいは知ってる魚介類で、その中の多くを食べたことがあった。本書の各項目にはそれぞれその魚介類にまつわるちょっとしたエピソードや、面白い特徴、異名、詩歌の他、食べられるものについては美味しい食べ方が記されている。その「食べられるもの」がとにかく多い。ほとんど食べられるんじゃないかって感じ。しかもゲテモノ的に無理やり食べる「食べられる」じゃなくて、それなりの伝統のある調理法が複数紹介されている。あらためて魚介類に対する日本人の食欲の旺盛さと探究心に驚かされた。

「魚介類」ってことで本書には魚の他にもカニやエビ、貝、イカなどの頭足類も取り上げられている。なかでも貝は魚に次いで多い。自分はこの時期、月に二、三度は「カキ」を食べる。だいたい牡蠣フライと牡蠣汁を交互に。牡蠣汁は味噌汁(赤味噌の)に短冊に切った大根と、スーパーで買ってきた牡蠣を順番に入れて煮るだけという簡単なものだが、牡蠣の出汁が出てめっちゃうまい。一人暮らしの人にもおすすめ。この本では生牡蠣にレモン汁が最高としているが、自分は軽くアミで焙った方が好み。経験上、生牡蠣の方がたくさん食べられるけど。
 貝の話というと、形状が女性器を連想させるってことで、その手の話に偏ることが多く、本書にも控えめながらそれらしい記述がチラホラ見える。例えば「ハマグリ」の項目には「蛤は初手赤貝は夜中なり」という有名な古川柳が引用されている。残念ながら蜃気楼については言及されていない。

 それから「テナガエビ」。うちの実家の近くの川ではテナガエビが捕れた。梅雨があけると懐中電灯とエビ捕り網(一片が10cmくらいの四角い網)を持って、よくエビ捕りに連れて行ってもらった。テトラポットや岩の上に乗って、その隙間から水中の手長エビを懐中電灯で照らしつつ、長い竹の柄のついた網で慎重にすくう。20匹くらい捕れたら、帰って早速油で揚げてもらって、塩を少しだけつけて食べる。香ばしくてこれがまたうまい。本書には「焼いて醤油をつけ、もう一度焙って食べる。これが一番」(p.71)とあり、これもうまそう。久々にテナガエビ食べたくなった。移動中に読むのにもってこいの本。



『百魚歳時記』
 中央公論社 1980 中公文庫
 著者:岩満重孝

 ISBN-13:978-4-1220-0704-8
 ISBN-10:4-1220-0704-6


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 01月号 Vol.119

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 01月号 Vol.119

 毎年恒例のコンぺの応募作品、受賞作品をずらっと並べた一冊。表紙の機体は金賞のハセガワ1/48「彩雲」。コンペのお題が「日本海軍機」ってことで、ハードなウェザリングとリベットが目立つ応募作の中にあって、落ち着いた仕上がりが目を引く作品。塗装の剥落などのウェザリングは機体の美しさを損なわないように控えめに、リベット表現も紙面上でよく見ると見える程度に施されている。繊細で美しい機体を作ることに傾注した素晴らしい作品だと思う。あとこの作品のページを眺めていて気付いたのは、各画像ごとで機体の色味が全然違っていて、まるで異なった作品のように見えること。おそらくライティングの違いと画像処理によるものと思われるのだが、こうなると実物の色味がどんな感じなのか気になってくる。
 受賞作品にはこの彩雲の他にもタミヤの1/48改造「月光11型前期生産型」、ラクーンモデル1/48「天雷」、フルスクラッチ(!!)1/48「八九式一号艦攻」など興味深い作品が選ぼれている。たまごひこーきも2作品取り上げられていて、日本海軍の重い雰囲気をやわらげている。

 この特集時のお約束で今回作例はごく少ないが、連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』のハセガワ1/72『ロッキード UP-3C オライオン』は凄かった。地味なのに凄かった。考えただけでめんどくさくなるような作業を嬉々として(多分)積み重ね、最大限キットを生かしつつ実機の魅力を表現している。シーリング材に見立てた細いプラ材を貼りこまれた筋彫りや、超デリケートな外板の凹ラインなど、「やってなくてもエエけど、やつてあるともっと嬉しい」とある通りの作品になっている。必見。カラー8ページのうち2ページが途中写真に当てられている。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集「SA Convention 2017 テーマ“日本海軍機”」
「川西 N1K1-Ja 局地戦闘機 紫電11型甲」レベル 1/32
「中島 C6N1 艦上偵察機 彩雲」ハセガワ 1/48
「三菱 A6M5c 零式艦上戦闘機 52型丙」バンダイ 1/32
「三菱 A6M5 零式艦上戦闘機 52型」タミヤ 1/32
「中島 B5N2 九七式一号艦上攻撃機」ハセガワ 1/48 ※ジオラマ作品
「三菱 G3M3 九六式陸上攻撃機 23型」ハセガワ 1/72
「たまご式艦上攻撃機」ハセガワ ノンスケール「たまごひこーき 零戦」改造
「レッドブルたまごひこーき零戦」ハセガワ ノンスケール「たまごひこーき 零戦」改造
「SAコンベンション全応募作品」※応募総数135点、モノクロ記事

「いっぱい作るとエラいぞコン2017 結果発表!!」※応募総数135点、モノクロ記事

連載記事『パイロット姿のキミのフィギュアを作らせて 第1回』
『立花サキ』※3Dスキャンでパイロットのフィギュアを作る企画、モノクロ記事

特集「SA Convention 2017 テーマ“日本海軍機”」※続き
「三菱 A6M5 零式艦上戦闘機 52型」ハセガワ 1/48
「中島 J1N1-S 夜間戦闘機 月光11型前期生産型」タミヤ 1/48改造
「中島 J5N1 18試局地戦闘機 天雷」ラクーンモデル 1/48 ※ジオラマ作品
「二式双発単座戦闘機21型」ハセガワ 1/72改造
「三菱 B2M1 八九式一号艦上攻撃機」フルスクラッチ 1/48
「愛知 B7A2 艦上攻撃機 流星改」ハセガワ 1/48
「試作新型電波探知機搭載 中距離爆撃機」フルスクラッチ 1/35
「SAコンベンション入賞作品」

『スケビ的女の子とヒコーキ模型のすすめ。『女流飛行士マリア・マンテガッツァの冒険 第4巻』発売記念スペシャルコラボ』
「デハビランド DH9 アンビュランス」ローデン 1/48

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
『フルアクション 彗星12型』エフトイズ 1/72 ※モノクロ記事

連載記事『Alternative modeling garage Vol.17 フィギュア編 完成編』
『オリジナルフィギュア10体』フルスクラッチビルド 1/32 ※モノクロ記事

連載記事『飛ぶ理由 連載第37回』
『大日本帝国空中戦艦 大和(最終決戦仕様)』バンダイ 1/1000改造
『月読命』フルスクラッチビルド 1/1000 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『夢見る翼 連載第56回』
『ボーイング 777-300ER』ミニクラフト 1/144改造

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『ロッキード UP-3C オライオン “第51航空隊 2016”』ハセガワ 1/72

特集「SA Convention 2017 テーマ“日本海軍機” Exhibition」
『大日本帝国海軍 水上機母艦 秋津洲』アオシマ 1/700 ※水上機母艦の作例

『NOSE ART QUEEN Vol.59』近藤みやび



 次号の特集は久々の「ユンカース Ju87 スツーカ」!! これは嬉しい。


 

海上自衛隊 UP-3C オライオン 第51航空隊 2016」ハセガワ 1/72


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MODEL Art (モデルアート) 2018年 03月号 No.984

 MODEL Art (モデルアート) 2018年 03月号 No.984

 表紙のえぐい迷彩の機体が目を引くファントムの特集号だが、その前に巻頭の連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記』について。今回取り上げられているのはハセガワの1/700「氷川丸」。キットは過去に何度か取りあげられているし、ハセガワから1/350が出た時には特別記事があった。自分は実際に見たり触ったりした船や飛行機や車輌を偏って買ってしまう癖があるので(車選びはプラモやミニカーになってるかが超重要だったりする)、この氷川丸も両スケールともに複数買って部分的に仮組みしたきりになってるんだけど、実際に見てきたアレってこのスケールだとこんな感じになるんだーとか思いながらキットを眺めるのは面白い。自分のスケール感を無理やり矯正される楽しさがある。
 作例の氷川丸は白と黒の塗装が綺麗な日本郵船の氷川丸と、日本海軍特設病院船の氷川丸の2例。軍事用のグレーの艦船の中に置けばさぞかし映えることと思う。商船のキットもっと欲しい。

 さて今回の特集は「やっぱりF-4ファントム」。作例はハセガワと造形村の1/48のキットが4例。メインは表紙に載ってるハセガワ1/48で、カラー4ページにわたって複雑なピクセル柄の塗装手順を解説している。PCで作図してからマスキングシートを自作してるんだけど、この超ややこしいパターンの迷彩を塗装で表現するというのだから怖ろしい。掲載されている実機写真と比較すると、印刷の影響からか作例はやや鮮やか過ぎるようにも見えるが、手間をかけただけのことのある素晴らしい仕上がり。特集の作例はこの機体のような特殊な迷彩や、でろでろに汚れた米軍機などそれぞれ異なった仕上げをされている。多くの国で採用され、様々な環境で使用されてきたF-4ならではって感じ。今回確実に載ってるって予想してたエアフィックスの1/72「ブリティッシュファントム」は残念ながら未掲載。キット状態で紹介されている。

 連載記事の「FOLLOW YOUR HEART」では、メビウスの「ディスカバリー号」がついに完成。通常通りのカラー2ページなのがほんと惜しいが、それでもキットの物凄さ、作例の手堅い作りが伝わってくる。それにしてもこれ買っといた方がいいかな。まったく作れる気がしないんだけど。他にも連載記事の「MA版 これだけは作ろう」の1/48「タイガーⅠ」、「NEW KIT REVIEW」の1/72「F-106A デルタダート」1/48「スーパーマリン ウォーラス Mk.Ⅰ」など見応えのある作例、欲しいキットが複数載ってた。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.26』
『日本郵船 氷川丸』ハセガワ 1/700
『日本海軍特設病院船 氷川丸』

特集「やっぱりF-4ファントム」
『F-4EJ ファントムⅡ “飛行開発実験団60周年記念”』ハセガワ 1/48
『F-4EJ改 408号機 2013年戦競仕様』造形村「F-4C ファントムⅡ」+ハセガワ「F-4EJ改 スーパーファントム/ワンピース キャノピー」1/48
『ブリティッシュファントム FGR.Mk2 “No.56スコードロン”』ハセガワ 1/48
『F-4S ファントムⅡ』造形村 1/48

情報「World Modelers News No.8 ジョニー・チャクさんにインタビュー」
「ドイツ重駆逐戦車 エレファント」タミヤ 1/35
「イギリス陸軍主力戦車 チャレンジャー」タミヤ 1/35

連載記事『カルビン先生のフィギュア教室 中級編 第1回』
『肌の赤味と金髪』

連載記事『モデリングJASDF 264回 ギアアップ最中のT-4を作る(1)』
『川崎 T-4 航空自衛隊』ハセガワ 1/48改造

連載記事『MA版 これだけは作ろう 第11回 1/48 タイガーⅠバリエーションを作る(2)(塗装・完成編)』
『タイガーⅠ中期型初期生産タイプ 第503重戦車大隊 第1中隊 100号車』タミヤ 1/48「ドイツ重戦車 タイガーⅠ後期生産型」+AFVクラブ「タイガーⅠ重戦車 前期型)」 ※ニコイチ改造
『タイガーⅠ中期型後期生産タイプ 第505重戦車大隊 第3中隊 313号車』タミヤ 1/48「ドイツ重戦車 タイガーⅠ後期生産型」+「ドイツ重戦車 タイガーⅠ初期生産型」 ※ニコイチ改造

NEW KIT REVIEW
『メルセデス AMG GT3』タミヤ 1/24
『BMW M6 GT3 2016 スパ24時間レース ウイナー』プラッツ/nunu 1/24
『海上自衛隊護衛艦 きりしま “ハイパーディテール”』ハセガワ 1/700
『アメリカ空軍 F-106A デルタダート』トランペッター 1/72
『スーパーマリン ウォーラス Mk.Ⅰ』エアフィックス 1/48
『ロシア 2S19ムスタS 152mm自走榴弾砲』ズベズダ 1/35
『イギリス対戦車自走砲 アーチャー』タミヤ 1/35 ※ジオラマ作品

連載記事『日本機大図鑑 連載第154回』
「九六艦戦の転覆時保護支柱」

連載記事『北澤志朗のネオヒストリックガレージ 連載第92回』
『ニッサン Y31 セドリックV20ツインカムターボ グランツーリスモSV’87』アオシマ 1/24

連載記事『FOLLOW YOUR HEART 第43回 ディスカバリー号「完成編」』
■『ディスカバリー号』メビウス 1/144

連載記事『ジオラマ大作戦 NO.21 秋の公園の水辺を新発売の素材で作る (3) 最終回』
「マスターボックス」「ミニアート」などの1/35フィギュア・ストラクチャーを用いたジオラマ作品 ※完成



 次号の特集は「メッサーシュミット Bf109/戦艦 大和(仮題)」。期待大! ……って書きたいところなんだけど、おそらく「タミヤのメッサーシュミット Bf109/ピットロードの戦艦 大和」特集になりそう。


 2001年宇宙の旅 ディスカバリー号」メビウス 1/144

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雨がっぱ少女群『麻衣の虫ぐらし〈1〉』

 

 雨がっぱ少女群『麻衣の虫ぐらし〈1〉』竹書房 2017 バンブーコミックス

「桜乃麻衣」20歳、入社一年目でリストラされ現在無職。貯金もなく、明日をも知れぬ身の上である。頼みの綱は地中海料理「ボルボレータ」での週末のアルバイトと、友人の「清水菜々子(菜々ちゃん)」の畑の手伝いだ。菜々ちゃんの畑はもともと彼女のお爺ちゃんのものだったが、お爺ちゃんが体調を壊して以来、彼女が一人で管理している。麻衣にとって菜々ちゃんは生活に必要不可欠な存在であり、けなげに働く愛らしい妹である。菜々ちゃんにとっての麻衣もまた、自らの寂しい日々を支えてくれる頼もしい姉のような存在だった。そんな二人に、何くれとなくちょっかいをかけてくる友人がいる。老舗旅館の娘「須藤来夏」である。環境保護に熱心な彼女は、ふとしたきっかけから二人と知り合った。身の回りに生息する様々な昆虫に翻弄されながら、彼女たちは関係を深めていく。

 表紙のイラストと、どうやら美少女&昆虫ものらしいってことで購入。帯に「断筆宣言から9年」とか書いてある。実はこの特徴的なペンネーム、どっかで見たなーって思ってたんだけど、帯の内側の広告見て思い出した。というか本持ってた。それは『怖い心理テスト あなたの中のサイコパス』ってタイトルの本で、コミックじゃなくて挿絵っぽい絵を描いてる。協力はTVや実話怪談本でおなじみの西浦和也。今回感想を書くにあたって検索してみたら、著者はアダルトコミックの業界では相当評価の高い人だそうで、確かに本作にも陰に陽にエロっぽい描写が散見される。この絵でエロマンガだと、ちょっと重いんじゃないかなって気もするが(とにかく絵が上手いので)、著作リストにはめっちゃ面白そうなタイトルが並んでいる。ぜひ買ってみようと思う。

 本作で描かれる主人公たちの日常は、タイトルやカバーの「彼女たちの軽やかな日々」というリードから予想される「美少女たちのほのぼの暮らし」からかけ離れたシビアな日常である。幸福三割、不幸七割って感じで実にリアル。さらに後の方にいくほど不幸度が増していく。数話読んだところで、なんか思ってたのと違う! って思った。同時にめっちゃ絵が上手い! とも。
 作品の舞台は地方都市の郊外にある農園で、トマトやブロッコリー、柿なんかも生産している。これまた美少女キャラが百合百合しく戯れるにはあまり似つかわしくないリアルな農園である。ただ「その辺の畑」「その辺の堤防」「その辺の林」をごく自然に描き出す表現力はすごい。季節ごとの空気の移り変わりまでひしひしと感じられる。
 各話で登場する昆虫も「ナミテントウ」「チャノミガ」「クロナガアリ」等々いたって地味である。益虫もいるが農業メインなだけに、害虫多めの印象。著者は季節の移ろいと、それとともにある人と昆虫との関わりを丁寧に描いていく。人も昆虫も同じ循環する自然の中にあり、その生命は同様にはかない。そんな感じのことが言外に示されていて、おかげで画面には常に寂寞とした雰囲気が漂っている(もちろん女の子たちは常に可愛い)。続刊が楽しみな一冊。



『麻衣の虫ぐらし〈1〉』
 竹書房 2017 バンブーコミックス
 著者:雨がっぱ少女群

 ISBN-13:978-4-8019-6090-9
 ISBN-10:4-8019-6090-1


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