Gewalt『ガルパン戦車読本 Ausf.B』

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 EXCEL, ワダツミ, I-IV共著『ガルパン戦車読本 Ausf.B』Gewalt発行 2013

 すっかり遅くなってしまった。明日(今日)は6時半に起床予定なので結構やばい。遅くなったのは今日(昨日)、この本とその別冊が届いたからだ。待望の『ガルパン戦車読本 Ausf.B』、見ての通りまたしても表紙がかっこいい(上の画像の右下の小さいのは特典のテレカ)。手にしただけで厚くなってるのが分かるけど、あわや隔月刊ってくらいのペースで新刊を出すのは大変じゃないかと思う。しかも中身はより濃くなってるし。

 今回紹介されているのは、大洗女子学園の追加車輌の「B1bis」「三式中戦車チヌ」「ポルシェティーガー」、それからバレー部の「八九式」を尻目にカスタムされた「IV号戦車D型長砲身 独自改良型」「38式駆逐戦車ヘッツァー」の計5輌。文章とキャラを絡めたイラストという前回と同様のフォーマットで、それぞれの車輌について分かりやすく解説されている。またシュルツェン、パンツァージャケットについてなど、小ネタの解説も充実していて読み応えがある。なんかますます濃くなった? って感じるのは、追加車輌がよりマイナーなのと、カスタム関連の記事からの印象だろう。

「ポルシェティーガー」のダメダメぶりはアニメ本編でもばっちり描かれていたけど、こうやって解説されるとポルシェ博士に「趣味でやれよ!」っていいたくなるような代物だった。やる気を感じさせる砲塔の前のめり具合といい、見た目はかっこいいのに実にもったいない。それから風紀委員チームの「B1bis」、そど子たちが、おそらくバレー部に次ぐ劣悪な環境下に置かれていることが判明する。さすがフランス製だけのことはあって、自動車同様かなりクセのある車輌のようだ。それを三人で操ってるなんて、風紀委員チームマジ優秀。

 アニメの考証・スーパーバイザーの鈴木貴昭によるQ&Aコーナー「教えて鈴木さん!!」も前回に引き続き収録されている。ヘボい戦車でのモチベーションの維持についての問いに対する、「後で知って「マジか」となる位の気分」(p.29)って答えには思わず笑ってしまった。風紀委員チームは間違いなくそんな感じだ。そのほか「特別寄稿」として、すっかり設定の出来上がってるオリジナルのチームが収録されている。こっちも楽しく読むことができた。

 前回の感想で、手元にあるとアニメがより一層楽しく見れる本って書いたけれど、今回さらにその印象は強くなった。これだけの情報を面白く、分かりやすくまとめるためには、表層には現れない膨大な知識とそれに対する理解が必要で、それを表現するためのイラストにも、高度なものが求められていると思う。この本はそれらの要件を軽々と(そう見える)クリアして、とても完成度の高いものとなっている。別冊の『別冊ガルパン戦車読本 ガールズ&パンツァーに出てくる戦車をガンダムに例えてみた Vol.1』の感想も、近々書こうと思う。

 ところでバレー部の「八九式」、レギュレーション的に無理な改造はできそうにないから、いっそ色々外して軽量化するってのはどうだろうか。せめて逃げ足くらいは速くしてやりたい……。


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Posted byserpent sea

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