いけ『ねこむすめ道草日記〈18〉』

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 いけ『ねこむすめ道草日記〈18〉』徳間書店 2019 リュウコミックス

 先月、めでたく刊行された最新刊。雑誌がwebに移行してもこうして単行本をしっかり出してくれるのは有難い。
 で、この18巻の中身はというと、前巻で予告されてた通りの「話も作画もまったりほのぼの進行」。……いつもと一緒だ。というか何もなさ具合は初期の巻に戻ったかのような何もなさ。新たに登場する主要な妖怪キャラは「雷様」くらいで、あとは黒菜を中心に、レギュラー妖怪の面々や再登場した妖怪が活躍する。

 収録されているのは「第107話 お化け猫と鬼ごっこして道草」から「第113話 深夜のゴミ出しで道草」までの7編。サブタイからして心機一転って感じの「第109話 猫娘の日記で道草」以降が「COMICリュウWEB」発表分となっている。これまでの雑誌掲載分と比べても全くクオリティが変わらないのが嬉しい。その「第109話」は連載12年めにして、ついに黒菜が日記を書こうとする話。といっても劇中で明らかにされるように、これまでにも何度か書こうとして挫折しているらしいのだが。
 収録された中で最も好ましかったエピソードは「第110話 夕立の雨宿りで道草」で、黒菜がやんちゃな年下の男の子「まー君」と二人、どこかの家の軒下で雨宿りをする。無邪気でお子様な黒菜とそれよりも年下の男の子の二人組だから、『釣りキチ三平』の雨宿り回のような甘酸っぱい話にこそならないが、いつもより何割り増しかでお姉さんな黒菜は新鮮。またこのエピソードが雷様の初登場回でもある。

 うちにある漫画は単巻か、そうでなくても短めの作品が多いのだが、この道草日記は18巻。一緒に買ってる『セントールの悩み』(これも18巻が出ました)とともに、かなり付き合いの長い作品となっている。気軽に再読できるし、ぼや〜っと読むのに最適な作品なので、今後もまったりほのぼの続けていってほしい。



『ねこむすめ道草日記〈18〉』
 徳間書店 2019 リュウコミックス
 著者:いけ

 ISBN-13:978-4-1995-0671-0
 ISBN-10:4-1995-0671-3
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Posted byserpent sea

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