飛行機模型スペシャル No.24

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serpent sea
 

『MODEL Art (モデルアート) 増刊 飛行機模型スペシャル No.24 2018年 11月号』モデルアート社 2018

 遅くなってしまったが『飛行機模型スペシャル No.24』の感想。今回の特集は『第二次大戦の艦上攻撃機/雷撃機』、1/48・1/72スケールの日米英国機が並ぶ充実した特集になっている。好きな機体、キットを持ってる機体が複数含まれた個人的に満足度の高い特集だったのだが、まずは連載記事の『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!!』について。
 この連載記事についてはこれまでも何度か書いてきたが、能天気なタイトルのイメージとは異なり、その内容はライターの深い知識と実機取材に裏打ちされて毎回非常に濃い。やってることはまさに見たい! 撮りたい!! 作りたい!!!なんだけど、記事と作例と実機写真&実機解説が模型雑誌の記事としてはこれ以上ないバランスを保っている。
 今回取り上げられたキットはピットロード/グレートウォールホビーの1/48「F-15J」、このキットを肴に機体特有のウェザリングが解説される。飛行機の模型のウェザリングについては、これまでも各誌でテクニックやツールの紹介から、ときに製作者のポリシー的なものが語られたりしてきたが、「この機体のこの部位はこの理由でこう汚れる」というシンプルなテーマを今回ほど真摯に追求し、作例に反映させるような記事は見たことがなかった。飛行機の模型は細かいサブタイプの分類や塗装とマーキングの検証こそなされてきたが、ことウェザリングに関しては長らく概念的で、AFVの模型と比べて大きく遅れをとってきたと思う。この連載記事では豊富な実機写真(汚れの写真)を検証し、結果を見事に作例にフィードバックさせている。F-15はそんな好きでもない機体なのだが、今回の美しく彩色された(汚された)作例はすごくかっこよく見えた。今回と同様のテーマで、他の機種も取り上げて欲しい。ヘリのウェザリングとか。
 というわけで実際にキットを作る人はもとより、自分のようにキットを眺めているだけの人にも楽しめる必見の記事です。

 さて特集記事は、前述のように非常に充実している。1/48スケール7例、1/72スケール6例の新旧のキットが取り上げられている。1/72にはAZモデルやスペシャルホビーなどの少々やっかいそうなキットも含まれる。自分は旧軍機の中でも九七艦攻が好きなので、両スケールの作例が載ってたのが嬉しかった。エアフィックスのキットは珍しく仮組みまでしてる。各記事はいつも通りの豊富な途中写真を用いたもので、製作時には大いに参考になると思う。インストや接合に難点が多い簡易インジェクションキットはとくに。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集記事『第二次大戦の艦上攻撃機/雷撃機』
『愛知 B7A2 艦上攻撃機 流星改』ハセガワ 1/48
『中島 B6N2 艦上攻撃機 天山 一二型』ハセガワ 1/48
『中島 B5N2 九七式三号 艦上攻撃機』ハセガワ 1/48
『中島 B5N2 九七式三号 艦上攻撃機』エアフィックス 1/72
『愛知 B7A2 艦上攻撃機 流星改』ソード 1/72
『TBD-1 デバステーター』グレートウォールホビー 1/48
『TBD-1 デバステーター』AZモデル 1/72
『TBM-3 アベンジャー』アキュレイトミニチュア 1/48
『TBF/TBM-1C アベンジャー』ハセガワ 1/72
『フェアリー ソードフィッシュ Mk.Ⅱ』タミヤ 1/48
『フェアリー ソードフィッシュ Mk.Ⅰ』エアフィックス 1/72
『フェアリー アルバコア Mk.Ⅱ』トランペッター 1/48
『フェアリー バラクーダ Mk.Ⅱ』スペシャルホビー 1/72

連載記事「TOMCAT SQUADRON’S VOL.12 VF-33 STARFIGHTERS」

短期特別連載「YS-11Aの塗装とマーキング (2)海上保安庁仕様機の外面塗装」

連載記事『綿湯同院 #024』
「1日限りの展示会 顛末記」

連載記事『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!! Vol.021 15のウェザリングを楽しみたい!』
『F-15J 航空自衛隊』ピットロード(GWH) 1/48


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Posted byserpent sea

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