Gewalt『ガルパン戦車読本』

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 EXCEL, ワダツミ, I-IV共著『ガルパン戦車読本』Gewalt発行 2012

 TVアニメ『ガールズ&パンツァー』の同人誌。
 表紙は見ての通りプラモデルのボックスアートみたいですごくかっこいい。飾っておきたいくらい。こういうの見ると、戦車にぴったりのフィギュアが欲しくなる。ハッチから少しだけ見えてる麻子の頭部くらいなら、意外に作れそうな気がするけどどうなんだろ。

 本文はモノクロ34ページ。メインの記事は大洗女子に所属する最初の5台の車輌に関する豆知識が、文章とキャラを絡めた綺麗なイラストで分かりやすく解説されている。色々な砲弾を使い分けてるとか、戦車の知識ゼロの状態で、ぼーっと作品を見ているだけじゃまず気にならないし、気にならないから調べもしないようなことがさらっと書かれている。そういうことをしっかりと踏まえたうえで、アニメは作られているらしい。知らなくても全然楽しいけど、知ればもっと作品が楽しめるってやつの見本みたいなものだ。現時点ではチャーチルの砲塔から火が出てたかどうかの覚えが全くないので、後から見返してみようと思う。

 ほかにも転輪やハッチについてなど、色々と興味深い記事が多かったけど、やはりバレー部の連中が置かれている惨状が印象的だった。こっちはぼーっと見ているだけでもなんとなく分かるけど、具体的に書かれるとますます酷い。アスベストで内張りとか、酷いどころじゃない。車輌の拡張性もなさそうだから、この先どうにかするには乗り換えか、根性しかない感じ。小さいからマトになりにくいのが唯一の救いだろうか。知らなくても全然切ないけど、知ればもっと切ないってやつの見本みたいなものだ。

 それからQ&Aコーナー「おしえて鈴木さん」では、31の質問に対して、アニメの考証・スーパーバイザーの鈴木貴昭が懇切丁寧に答えていて、こっちも読み応えがあった。華は天才で、桃ちゃんはメンタルが弱いと。

 そんなわけで手元にあるとアニメがより一層楽しく見れる本だと思う。新規参入した車輛もあるし、他の学校の戦車も魅力的なので、第二弾以降も期待したい。


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Posted byserpent sea

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