並木伸一郎『ムー特別編集 世界UMA(未知生物)大百科』

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 並木伸一郎監修『ムー特別編集 世界UMA(未知生物)大百科』学習研究社 1988

 部屋をあさって見つけたUMA関連本。雑誌『ムー』本誌と同じB6サイズで、カラー23ページ。数多くの図版を収録していて、古い本だけど内容は充実している。



・カラーUMA現地レポート1 早稲田大学コンゴ探検隊が1か月にわたって調査! アフリカ、テレ湖には恐竜(モケーレ・ムベンベ)がいる!?
※かつて結構な盛り上がりを見せたテレ湖の恐竜。この早稲田の探検部による調査もTVなどで取りあげられていた。カラーページをたっぷり使って調査の様子をレポートしているが、とくになにかが写ってるというわけでもなく、記念アルバムっぽい雰囲気。

・カラーUMA現地レポート2 幻のツチノコを求めて…!!
※カラー8ページ。『ムー』編集部による山形での調査と、奈良の目撃談を中心に、全国各地の目撃談、各地に見られる「ツチノコの骨」などを手際よく紹介。力の入った記事。

・森林にうごめく謎の獣人
※「カラー写真がとらえた世界の獣人」には、カラー4ページに「雪男」「ビッグフット」の画像と、各地で採取された足跡や足形を掲載。

 ・ビッグフットフィルムを分析する!
※パターソン・フィルムについて。分析の結果やはり本物の可能性が高いとのこと。
 ・ビッグフット
※2匹のビッグフットに襲われた親子の体験談。正体の最有力説は「大型猿人の生き残り」
 ・野人(イエレン)
※いくつかの目撃証言と、採取された毛髪や足跡について。『捜神記』などにも触れられていて読み応えがある。正体の最有力説は「ギガントピテクスが進化した」
 ・イエティ(雪男)
※1986年の3月に撮られた世界初の「イエティ」の写真について。正体の最有力説は「ギガントピテクスの生き残り」
 ・ヨーウィ
※オーストラリアの獣人。正体の最有力説は「メガントロプスか」
 ・ヒバゴン・ヤマゴン/他
※「ヒバゴン」「ヤマゴン」の他、「アルマス」「モノス」「インドネシア獣人」「アイスマン」「オリバー」が紹介されている。オリバーはあの「オリバー君」。フェイクだったこともしっかり書かれている。

・湖に潜む巨大水棲獣
※「カラー写真がとらえた水棲獣」として、カラー2ページに「ネッシー」「チャンプ」などの画像が掲載されている。

 ・ニュー・ネッシーの正体を探る
※「ニュー・ネッシー」事件の概要。正体は依然不明とのこと。
 ・ネッシー
※ジェット推進研究所で分析された例の写真に関する記事。正体の最有力説は直球で「プレシオサウルス」
 ・チャンプ
※あの有名な写真が撮影された状況と考察。正体の最有力説はまたしても「プレシオサウルス」
 ・オゴポゴ
※1974年の接触事件の詳細。正体の最有力説は「ゼウグロドン」
 ・モケーレ・ムベンベ
※1980年に撮影された写真について。正体の最有力説は「アパトサウルスの小型種」
 ・シーサーペント
※1985年のサンフランシスコ湾での目撃談。アザラシを追いかけてたってやつ。一つに絞るのはどうかと思うけど、正体の最有力説は「モササウルス」
 ・モーゴウル
※イギリス南西部、ファルマス湾近辺で目撃された水棲獣。正体の最有力説は「太古の巨大水棲獣」
 ・タキタロウ
※正体の最有力説は「古代魚の末裔か」
 ・モラーグ/他
※「モラーグ」「イッシー」「モッシー」「クッシー」「ホワイトリバーモンスター」「タウポモンスター」「チェシー」「リーン・モンスター」「マニポゴ」を簡単に紹介。モッシーは富士五湖の一つ、本栖湖で目撃された水棲獣、その正体は巨大ウナギではないかと言われている。

・UMAの正体を探る!
※世界各地で目撃されるUMAの正体についての考察。ここではネッシー、「モケーレ・ムベンベ」の正体は、未知の哺乳類ではないかとしている。

・不思議動物がいっぱい!
※「翼ネコ」「鹿のツノを持つウサギ」「アメリカのカンガルー」などについて。

・伝説の "幻獣" は実在する!?
※『ムー』らしい二色刷りのページ。日本各地の「河童」「人魚」「龍」「鬼」「牛鬼」のミイラの他、「鵺」(鵼)、「雷獣」などの妖怪と、「伝説の幻獣[西洋編]」として「バジリスク」や「ケンタウロス」「ユニコーン」などを紹介している。

・絶滅動物が生きていた!!
※「シーラカンス」や「イリオモテヤマネコ」を枕に、「テラトルニスコンドル」「マンモス」「タスマニアタイガー」「翼竜」「モア」「ジャイアントカンガルー」「デスモスチルス」「ニホンオオカミ」のイラスト付き目撃談。

・世界のUMA研究家・研究書
※「研究者編」にはベルナール・ユーベルマン、ロイ・マッカルを筆頭に11名、「研究誌編」には『インフォー・ジャーナル』『フォーティアン・タイム ズ』など国内外のUMA関連の雑誌や機関誌9誌、「文献編」にはスチュアート・キャンベル著『THE LOCH NESS MONSTER』など9冊が紹介されている。



 特記のない場合はモノクロページ。「森林にうごめく謎の獣人」「湖に潜む巨大水棲獣」では、それぞれのUMAの記事に、想像図、地図、各種画像や、目撃者による図が掲載され、さらに「目撃の歴史」「その正体を探る」という項目を設けるなど、大きめの紙面を上手くいかした丁寧な構成がなされている。また「世界のUMA研究家・研究書」に書かれた情報は、当時のUMA好きの小中学生にとっては、とても貴重なものだったのではないだろうか。

 絶版になってる本だけど、ぜんぜん見かけないというわけでもないので、雑誌『ムー』のバックナンバーを扱っている古書店やオークションで見つけられれば、かなり安く、それこそ数百円から高くても千円くらいで入手することができるはず。眺めているだけでも楽しい本なのでおすすめ。


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Posted byserpent sea

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