飛行機模型スペシャル No.13

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serpent sea
 

飛行機模型スペシャル No.13』モデルアート社 2016

 めっちゃかっこいい表紙のトムキャットの影響か、近所の本屋じゃ早々と売り切れてしまって、日曜日に普段は買いに行かない遠くの本屋(ポイントの付かないとこ)でようやく買う事ができた。RF-4特集の本誌の方も今月はすでに売り切れ。この辺の機体はやっぱ人気あるなあ。

 今回の特集は「グラマン ファイターズ 猫科の戦闘機の系譜」ってことで、イエローウイングの「FF-1」からトムキャットまで、新旧のグラマン社製の戦闘機が一通り取り上げられている。基本一つの機種につき一つの作例で、スケールは1/48~1/72、あまり模型誌で作例を見かけないものもある。
 これまでの特集とは趣きを変えて、一つの航空会社の過去から現在までを幅広く展望する今回の特集、個人的にはレシプロでもジェットでもカッコよければなんでもOKなので、色々な機体が見られるのは良かったのだけれど、反面どうしても雑然とした印象を受けた。「系譜」ってことは歴史の流れをどう見せるかが重要になってくるわけで、その辺りの配慮がやや希薄だったように思う。作例は一応時代順に並んでいるし、解説記事では歴史的な事柄にもしっかりと言及されている。機種に絞った特集ならそれらをポンポンと並べるだけでも、整然とした構成が可能だろう。しかし今回は「系譜」の特集、作例と解説記事との有機的な関連付けがより求められるから、それらをただ並べただけではやはり物足りない。歴史関連の雑誌みたいな感じで最初に年表を載せたり、時代ごとに色分けしたアイコンを配置するだけでも、整理されてかなり見やすくなると思う。長い歴史を俯瞰して分かりやすくまとめるのは本当に難しい。読者が(当該記事が)年表上のどの位置にいるのかを、常に分かりやすく示す事が重要になってくる。あと構成といえば、特集記事の作例の写真がやや小さいように感じた。せっかく紙面が大きいので、作例も大きな写真で見たい。

 連載記事の『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!!』では、ハセガワの1/48「F-2A」が取り上げられている。本誌のRF-4に続いて美しい洋上迷彩の機体である。実はこの迷彩色ってまだ塗った事がないのだが、たて続けにかっこいい作例や実機写真を見てるので無性に塗ってみたくなった。塗料も洋上迷彩セットなんて便利なものも出てるし、キットだけはずっと前に買ってあるので(1/72のF-2です)。記事は作例の他に、途中写真、塗装図、豊富な実機写真という非常に充実したもの。毎回このレベルの記事になっていることに驚かされる。



 - 作例リスト (掲載順) -

特別記事
『デ・ハビラント モスキート』タミヤ 1/32

特集記事『グラマン ファイターズ 猫科の戦闘機の系譜』
『FF-1 艦上複葉複座戦闘機』スペシャルホビー 1/72
『F2F-1 艦上複葉戦闘機』ARMAホビー 1/48
『F3F-1 フライングバレル』アキュレイトミニチュア 1/48
『F4F-4 ワイルドキャット』エアフィックス 1/72
『XF5F-1 スカイロケット』ミニクラフト 1/48
『F6F-3 ヘルキャット』ハセガワ 1/48
『F7F-2N タイガーキャット』AMT/アーテル 1/48
『F8F-2 ベアキャット』ホビークラフトカナダ 1/48
『F9F-5 パンサー』ハセガワ/モノグラム 1/48
『F9F-8 クーガー』キティホーク 1/48
『XF10F-1 ジャガー』プラネットモデル 1/72
『F11F-1 タイガー』ハセガワ 1/72 ※作例は2例
『F-14A トムキャット』ハセガワ 1/48

ニューキットセレクション
『コンベア F-106A デルタダート』モンモデル 1/72
『ダグラス C-54D(R5D-3) スカイマスター』ドイツレベル 1/72

連載記事
「TOMCAT SQUADRON’S VOL.01 VF-1 WOLFPACK」

連載記事『綿湯同院 #013』
『F2G スーパーコルセア “Miss Port Columbus”』アキュレイトミニチュア 1/48

連載記事『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!! Vol.011 この戦術迷彩はやっぱりカッコイイ!』
『三菱 F-2A』ハセガワ 1/48





 『三菱 F-2A』ハセガワ 1/48


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Posted byserpent sea

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