SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2016年 05月号 Vol.109

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serpent sea
 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2016年 05月号 Vol.109

 今月の特集は定期的にやってるようで、調べてみたらそんなでもなかった「フランカー」。たまたま旧ソ/ロシア機繋がりの『世界の傑作機』と一緒に買ってきた。各社の1/32~1/72キットが取り上げられていて、フランカー尽くしの一冊になっている。ハセガワの1/72「Su-35」は発売以来各誌に掲載されたキットだが、今回はダークグレーの「セルジュコフカラー」、ダークイエローのギザギザ迷彩のプロトタイプ、複合素材むき出しの無塗装状態というアプローチの異なる3例が巻頭を飾っている。セルジュコフカラーってかなり好きなんだけど、記事によると発表当時あまり(全然)評判が芳しくなかったらしい。「目立つ」ってのは軍用機としてやばいけど、「かっこ悪い」というのは納得いかない。シックでかっこいいのに。この3例はキットの素性を活かした作例になっていて(プロトタイプはかなり手が加えられているけど)、キット製作の動機付けになりそう。

 表紙の機体は今回最大の作例 トランペッターの1/32「Su-27 フランカーB」。現用機の中でもでかい機体ってことで、1/32で全長70cmもあるらしい。ビーグル犬よりでかい。見ての通り繊細で美しい塗装の施された作例で、大サイズながら全く間延びしてないのが素晴らしい。この↑表紙の写真よりも本文の写真の方が写りがいいので、興味がある人は是非。それから『スホーイ Su-37 フランカー コフィン Ver』が目新しかった。ロシア機伝統の真っ白な迷彩色と完全密封式のコクピットがめっちゃSFっぽい。というかSFなんだけど(『エースコンバット3』に登場)、目の無い洞窟魚みたいなぬるっとした雰囲気がかっこよかった。

 今月号ではとうとう連載記事以外の途中写真がなくなった。製作記事もキャプションがメインで、所謂「本文」の所にもエッセイ風の文章が載ってたりする。模型飛行機の完成品のグラビア雑誌って感じになってるので、従来の模型雑誌のような製作記事が見たい人には不向きだと思う(ハセガワ1/72「Su-33」アカデミー1/48「Su-27」などについては、バックナンバーに詳細な製作記事がある)。かっこいい模型の写真が見たいって人にはオススメ。ただグラフィックな雑誌としては細かい構成に少々気になる所があって、キャプションと本文と実機についての記事がごちゃごちゃっと載っているから、読み辛いし見た目があまり美しくない。せっかく作例が綺麗なので、こういう所にも少し気を配って欲しい。



 - 作例リスト (掲載順) -

『スホーイ Su-35S フランカー』ハセガワ 1/72 ※セルジュコフカラー
『スホーイ Su-35 フランカー プロトタイプ』ハセガワ 1/72
『スホーイ Su-35S フランカー』ハセガワ 1/72 ※無塗装(ロールアウト時)
『スホーイ Su-33 フランカーD』キネティック 1/48
『ミコヤン・グレビッチ MiG-29A ファルクラム 9.12』トランペッター 1/72
『殲-15(J-15)』トランペッター 1/72
『スホーイ Su-30MKK フランカーG』トランペッター 1/72
『スホーイ Su-37 フランカー コフィン Ver』アカデミー 1/48「Su-27」改造

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
『Su-30MKK フランカーG』トランペッター 1/72 ※モノクロ記事

連載記事『飛ぶ理由 連載第27回』
『マダム=バルバロッサ+大空とぶ代』フルスクラッチビルド 1/9 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『オルタネイティブ モデリング ガレージ Vol.8』
『ハーレーダビットソン WLA Bobber』モノグラム 1/32改造 ※作例は2例

連載記事『夢見る翼 第48回』
『スホーイ スーパージェット100』ズベズダ 1/144

『スホーイ Su-27 フランカーB』トランペッター 1/32

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『スホーイ Su-30M2 フランカー』アカデミー 1/48

『NOSE ART QUEEN Vol.49』倉持由香



 次号の特集は「ガダルカナル航空戦」が予定されている。



 『Su-35S フランカー』ハセガワ 1/72


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Posted byserpent sea

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