MODEL Art (モデルアート) 2016年 03月号 No.936

0 Comments
serpent sea
 

 MODEL Art (モデルアート) 2016年 03月号 No.936

 特集は三ヶ月連続の旧軍機特集「よみがえる三式戦闘機 飛燕」、先月の「九七艦攻」も今月の「飛燕」も旧日本軍機の中では特に好きな機体だ。ただ今回の特集は、前号、前々号の特集とはコンセプトが全く異なっていて、昨年8月号の特集「武蔵の真実 2015」に近い。鹿児島の知覧特攻平和館に展示されていた「飛燕」は現在、川崎重工業岐阜工場で修復作業を受けており、それが報道陣に公開されたのが昨年11月、今回の特集はその日本に現存する唯一の機体についての記事がメインとなっている。主な記事は『華麗な機影、故郷へ 飛燕修復プロジェクトリーダー 富田光氏インタビュー』『川崎三式戦闘機 飛燕Ⅱ型改 ディテールファイル@川崎重工業』『飛燕設計主務者 土井武夫の考える飛行機作り』(『モデルアート臨時増刊 飛燕』からの再録)など。
 作例は1/32〜1/72で4例。なかでもRSモデル1/48の『飛燕 キ-61Ⅱ改 試作型』は、修復中の陸軍審査部所属の17号機を再現している。表紙の機体がそれ。実機はもうちょい機首付け根近くが角ばってる(エラが張ってる)ようにも見えるが、やっぱスマートでかっこいい。和製メッサーなんて呼ばれる機体だが、表紙の角度から見た雰囲気は同系統のエンジンを搭載したRe.2005により似ていると思う。従姉妹くらいの関係か。特集では他にやっかいな「まだら迷彩」の再現をテストピースを用いて解説している。作例数は少ないが興味深い特集だった。

「NEW KIT REVIEW」は今月も陸海空バランスのとれたラインナップ。ベルキット1/24『フォルクスワーゲン ポロR WRC』の記事では、レッドブルマークのラリーカーのキットが丁寧にレビューされている。このベルキットという聞きなれないメーカーはベルギーのプラモメーカー。ラリーカーを精力的に展開中とのことで、ツボを押さえたいいキットのようだ。製作記事は途中写真がやや小さいが、キットの製作時にはとても参考になりそう。キット持ってる人にはおすすめ。
「NEW KIT REVIEW」では他にライフィールモデルの1/35「ティーガーⅠ」やエアフィックスの1/48「ハリケーン Mk.Ⅰ」など、有名どころの新キットが紹介されている。エアフィックスといえば先月の感想で「そのうちG.50あたりも出るかも」とか書いたけど、なんと今度は完全新金型で1/72の「フォッカーE.Ⅱ」「B.E.2c」が出るらしい。ちょっと確認したところ、どちらのキットも繊細でものすごく良さそうな感じ。この辺りの作例が載るのも楽しみだ。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『Figures on Tanks! 総集編』
『1/35 戦車兵フィギュア6種(10体) イギリス、ドイツ、ソ連、イスラエル、陸自、日本陸軍』MAオリジナルレジン製フィギュア 1/35 ※レジンキット

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.3』
『日本海軍砲艦 安宅』フルスクラッチ 1/700

特集「よみがえる三式戦闘機 飛燕」
『飛燕 キ-61Ⅱ改 試作型』RSモデル 1/48
『川崎 キ61 三式戦闘機 飛燕Ⅰ型 丙』ハセガワ 1/32
『川崎 キ61 三式戦闘機 飛燕Ⅰ型 丙』ハセガワ 1/48
『陸軍 三式戦闘機 飛燕 二型改(ファストバック型)』ファインモールド 1/72

連載記事『モデリングJASDF 242回』
「Aggressor Archive ~発足から30余年、精鋭部隊の実像を描く~ vol.13」

特別記事
「マツダ・ロードスター」ヴィジョン 1/43 ※完成品モデルカーの紹介記事

連載記事『LED大作戦 VOL.4』
『ランチア ストラトス』京商 1/27 ※ミニッツレーサー
『トヨタ セリカ GT-FOUR WRC』

NEW KIT REVIEW
『フォルクスワーゲン ポロR WRC』ベルキット 1/24
『WWⅡドイツ ティーガーⅠ極初期型 [北アフリカ1943]』ライフィールモデル 1/35
『ソビエト軍 BM-30 スメーチ “9K52-2”』トランペッター 1/35
『ベル P-39Q/N エアコブラ』キティホーク 1/32
『ホーカーハリケーン Mk.Ⅰ』エアフィックス 1/48
『アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト (ヨーロッパ戦線)』タミヤ 1/35
『米国海軍航空母艦 ワスプ&日本海軍潜水艦 伊19』アオシマ 1/700

連載記事『日本機大図鑑 連載第130回』
「F-5号飛行艇 (4)」

連載記事『北澤志朗のネオヒストリックガレージ 連載第68回』
『スズキ・アルト・ターボSX/ワークス RS-X』フジミ 1/24

連載記事『でものはつものうごくもの』
「マツダ RX-7(FD35) イエロー」タカラトミー 1/42



 次号の特集は「ハウツービルド Su-33」と「働くマシンのウェザリング法」(仮題)の二本立て。「働くマシンの〜」の方では例のハセガワ「アスタコNEO」が取り上げられるらしい。楽しみ。あと今月号ではなぜか目次やメーカー名などの誤表記が目についた。内容とはあまり関係ないところだけど。


 飛燕 キ-61Ⅱ改 試作型』RSモデル 1/48

 
関連記事
serpent sea
Posted byserpent sea

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply