SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 03月号 Vol.102

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 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 03月号 Vol.102

 今回の特集は「公開から23年、今こそ顧みる「紅の豚」の世界」。何回目かのジブリネタの特集だが、表紙はこれまでのなかでベストだと思う。以前は何の雑誌だか分からないデザインになってたりしたが、今回表紙に掲載されたジオラマは格納庫のなかでピッカピカに磨かれた赤い飛行艇。店頭での見映えも抜群だった。このサボイアのジオラマが今号の目玉のひとつだ。
 作例はジオラマというより、シャドーボックスっぽい構成で(途中写真には天板がついたカットもあり)、ものすごく楽しそうな製作の様子が途中写真で紹介されている。主役のファインモールド製サボイアのほかは、すべて手作りなのだそうだ。格納庫のグレーとブラウンに、真っ赤な機体がよく映えて美しい。

 サボイアのほかにはフルスクラッチの1/32「マッキ M.52R」がすごかった。見るからに厄介そうな主翼の管状ラジエーターは3DCG→3Dプリンタで出力という方法で作られている。以前出てたアトリエノアの1/48キットでは、管状ラジエーターは凹凸のある特殊なシールで上手く表現されていて、これがベストな方法かなーなんて思ってたんだけど、3Dプリンタで翼丸ごと作成というのは新鮮。紙面で見る限りとても美しく仕上がっている。反対に機首のスリットはプラ板の切り貼りで造形されているが、主翼のラジエーターと比べてもまったく遜色のない仕上がり。
 それから今回も素晴らしい「フェリックストウ F.2A」の作例が掲載されている。前号の表紙を飾ったローデンの1/72キットに続いて、今度はウイングナットウイングスの1/32、でっかいキットだ。自重が1kgを越えてるらしい。博物館にでも展示されてそうな雰囲気の作例で見応えがあった。

 下のリストの通り、今回はやや作例が少なめなんだけど、上記のほかにも感じのいい作例が多く物足りなさは感じなかった。古典機やクラシックなレーサー機が好きな人はきっと楽しめると思う。買ってひとしきり眺めただけになってた「マッキ M.5」の作例が載ってたのも嬉しかった。



 - 作例リスト (掲載順) -

『サボイア S.21F "後期型"』ファインモールド 1/48 ※ジオラマ作品
『カーチス R3C-0 非公式水上機』ファインモールド 1/48
『マッキ M.5』フライ 1/48 ※カラーリング違いで4例
『サボイア S.21 試作戦闘飛行艇』ファインモールド 1/48 ※ジオラマ作品
『フェリックストウ F.2A 前期型』ウイングナットウイングス 1/32
『マッキ M.52R』フルスクラッチビルド 1/32
『マッキ MC.72』セマー 1/48

連載記事『名機100 第97回』
『ラテコエール 28-3』S.B.Sモデル 1/72 ※レジンキット

連載記事『飛ぶ理由 連載第20回』
『空中海賊船 バルバロッサ』フルスクラッチビルド 1/87 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『夢見る翼 第41回』
『三菱 リージョナルジェット MRJ90』ファインモールド 1/200

連載記事『オルタネイティブ モデリング ガレージ Vol.1』
『ノースアメリカン P-51D マスタング』タミヤ 1/32 ※ジオラマ作品

連載記事『ハイブリッド プレーン ワークス Vol.18』
『サボイア S.21F改』ファインモールド 1/48「サボイア S.21F "後期型"」改造

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『ダボハゼ』フルスクラッチビルド 1/72

『NOSE ART QUEEN Vol.42』黒木桃子



 次号の特集は「A-10」。久々のジェット機。


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Posted byserpent sea

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