『羅漢寺登山 耶馬溪観光 記念繪葉書』「鬼の子供のミイラ」のポストカード

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『羅漢寺登山 耶馬溪観光 記念繪葉書』「鬼の子供のミイラ」のポストカード

 前回、山口直樹編著『【決定版】妖怪ミイラ完全FILE』(←前の記事へのリンクです)の感想の中で、大分県中津市本耶馬渓町の「羅漢寺」にかつて保管されていた「鬼の子供のミイラ」について、「昭和18年の火災で焼失しており、現在では絵葉書の写真が残されている」と書いた。その「絵葉書」が手元にあるので、前回の記事の補足って感じで紹介。

 羅漢寺は歴史のある曹洞宗の寺院で、現地の写真を見てみると本堂や山門が、山の中腹の岸壁に食い込むように建立されていて、こういう表現が適切かどうかは分からないが、非常にかっこいいお寺だと思う。1943年の火災で焼失してしまったため、現在見られる本堂は1969年に再建されたものだ。

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 絵葉書は縦構図4枚、横構図6枚の10枚セットで、こんな感じのタトウ(紙の包み)に入っている。紅葉の名所らしいデザイン。

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 絵葉書にはそれぞれ以下のようなタイトルが付けられている。(縦)(横)は構図。
「耶馬渓羅漢寺 寳物圖浮壇金観世音」(縦)「耶馬渓羅漢寺 山門及ビ石橋」(縦)「耶馬渓羅漢寺 開山松」(縦)「耶馬渓羅漢寺 石橋石門」(縦)「耶馬渓羅漢寺 全景」(横)「耶馬渓羅漢寺 陵雲閣ヨリ鐘樓及ビ無漏窟ヲ望ム」(横)「耶馬渓羅漢寺・五百羅漢石像」(横)「耶馬渓羅漢寺 登山口ヨリ飛來峰ヲ望ム」(横)「耶馬渓羅漢寺 高源水下蟠龍洞」(横)「耶馬渓羅漢寺 寳物鬼子」(横)

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「耶馬渓羅漢寺 寳物鬼子」というタイトル以外の説明は一切無い。もともとその由来を記した巻物があったらしいが、ミイラとともに火災で失われている。惜しい。

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 ミイラの葉書のアップ。こうして見てみると、餓鬼そのものって感じの、実に迫力のある顔貌をしている。他の部位も迫真性に富んでいて、見飽きない形状だ。焼けてしまったのが本当に惜しい。でも、モノクロでも写真が残っただけラッキーなのかな……。

 ところでこの絵葉書のセットは以前古書店で購入したもので、確か1000円くらいだったと思う。これ欲しいって人もあまりいないだろうけど、各オークションをこまめにチェックすれば、意外と安く(500円~1500円くらいで)入手することができると思う。


  山口直樹編著『【決定版】妖怪ミイラ完全FILE』学研パブリッシング 2010 ムーSPECIAL


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Posted byserpent sea

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