Archive2018年06月 1/1

川島のりかず『呪いの針地獄』

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 川島のりかず『呪いの針地獄』ひばり書房 1985 ヒット・コミックス 怪談シリーズ 97 怪死事件がたて続きに発生した。被害者は無数の縫い針を全身に突き立てられ、ハリネズミのような姿で死亡していた。調査の結果、すべての針が体内から体表に向けて刺さっていることが判明した。常識ではありえない事態に捜査は行き詰まるが、事件の原因はひと月ほど前にひっそりと生じていた。 少女の名は「菊子」。小学校5年生である。おか...

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MODEL Art (モデルアート) 2018年 08月号 No.994

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 MODEL Art (モデルアート) 2018年 08月号 No.994 ハウツー系の特集には、リファレンスとして長らく重宝する特集と、新製品の紹介に終始して物足りなく感じる特集がある。購読してる立場からすると毎回充実してるに越したことはないけど、年間6回もやってればさすがに毎回というのは難しそうだ。 今回の特集「下地を制して塗装を制する」は喜ばしいことに前者、作例こそ2例と少ないものの、知りたかったことがズバリ載ってて、...

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横溝正史『富籤紳士』/『生首事件』/『幽霊嬢』

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 横溝正史『富籤紳士』 横溝正史『生首事件』 横溝正史『幽霊嬢(ミス・ゆうれい)』(『芙蓉屋敷の秘密』角川書店 1978 角川文庫 所収)『富籤紳士』 気付けば「並河三郎」一人を残して家はもぬけの殻になっていた。知人の「朝木妻吉」とその恋人とが同棲する家に居候しはじめて、三ヶ月ほど経った頃の出来事である。取り残された並河に助け舟を出したのは、隣接する「結婚媒介所高砂屋」のおかみさんだった。以前から高砂屋のお...

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いけ『ねこむすめ道草日記〈17〉』

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  いけ『ねこむすめ道草日記〈17〉』徳間書店 2018 リュウコミックス 今年も「ねこむすめ」の新刊が出た。第1巻が出てから今年で10年目、そしてこの巻でついに第100話を迎えた。めでたい! 本の中で直接触れられてはないが、ずいぶん前に目指せ100話! とか言ってた著者もきっと嬉しかったことと思う。 そんなわけで、今回は発売前からめでたい感じの感想を書こうと思ってたんだけど、好事魔多しとはよく言ったもので、このめで...

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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 07月号 Vol.122

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 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 07月号 Vol.122 今回の特集は「F-35 LightningⅡ」。「F-35」だけで特集持つのだろうか、黒い機体をただ淡々と並べても紙面映えしないだろうなー、なんて不安をよそに予想以上に見応えのある特集になっていた。個性の出しづらそうな塗装も製作者ごとに工夫が凝らされていて、黒い機体をただ淡々~って感じでは全然なかった。 F-35は空自がF-4の後継機としてA型を導入し、いず...

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久田樹生『「超」怖い話 怪神』

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  久田樹生『「超」怖い話 怪神』竹書房 2014 竹書房文庫 HO-218 罰当たりキャラが頻繁に登場する実話怪談には、因果応報の法則に則った話が多い。神社仏閣や墓地を心霊スポットとして突撃、酷い目にあった、なんて話はその最たるものである。この本はそんな因果応報をテーマにまとめられている。タイトルには「神」とあるけど、神仏にまつわる話の他にも、幽霊、狐狸妖怪の話、なんだかよく分からないものを見た、聞いた、感じ...

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幸田露伴『蘆声』

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  幸田露伴『蘆声』(『幻談・観画談 他三篇』岩波書店 1990 岩波文庫 所収) 三十年ほど前の出来事である。当時の自分は気ままな暮らしをしており、毎日のように中川べりへ出かけては釣り糸を垂らしていた。ちょうど秋の彼岸の少し前ごろのことだと覚えている。その日も午後から中川べりの西袋へ出向いた。と見ると、いつも自分の座るところに、十二、三歳の貧しい身なりの少年が釣り糸を垂れている。自分は場所を譲ってくれない...

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遠藤周作『蜘蛛』

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  遠藤周作『蜘蛛』(『怪奇小説集』講談社 1973 講談社文庫 所収) 霧雨の夜、主人公の私(著者)は叔父に請われて、四谷の料亭で催される怪談会に出向いた。私が料亭に到着した時には、すでに何人かの会員が順に持ちネタを披露しはじめていた。会員の多くは年配らしかった。皆素人なので当然語りは上手くない。ネタ自体どこが怖いのかサッパリである。ふと見ると、一人若い男がいる。青白い、端正な顔立ちの青年だ。そんな彼が不...

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『ジャックと悪魔の国』

 『ジャックと悪魔の国』 舞台は今から千年前のイギリス、コーンオール王国。悪の魔術師「ペンドラゴン」が使役する巨人「コーモラン」によって、王女「イレーン」が連れ去られた。その様子をたまたま目撃したのが農夫の「ジャック」。彼はたくみに巨人を倒しイレーンを救出、その功績により騎士の称号を与えられる。そしてノルマンディーの修道院に赴くイレーンの警護に同行するが、洋上で魔女軍団の猛攻を受け彼女を連れ去られ...

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山口敏太郎『恐怖・呪い姫 ~実話狂気怪談』

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  山口敏太郎『恐怖・呪い姫 ~実話狂気怪談』TOブックス(ティー・オーエンタテインメント) 2013 TO文庫 UFO・口裂け女・妖怪ミイラを散りばめた怪しげな表紙と、タイトルに釣られて購入。一読、まさに「釣られた! 」って内容だった。この本に収録されているのは一般的な実話怪談ではない。話中に何らかの超常現象が起きるエピソードは全22話中ほんの5~6話。それじゃあとの話はというと、実話怪談ならぬ狂人漫談といった趣き。...

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