Archive2016年04月 1/1

大阪圭吉『とむらい機関車』

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  大阪圭吉『とむらい機関車』(『とむらい機関車』国書刊行会 1992 探偵クラブ 所収) この作品、収録されている本の帯にはでっかく「本格派復活」なんて書いてあって、おどろおどろしいタイトルとの違和感にまず興味を持ったのだけれど、推理小説らしい骨格に怪奇趣味が濃厚に塗されたとても面白い作品だった。提示される謎は、ブタの連続轢死事件。「葬式(とむらい)機関車」と呼ばれる車輌があった。形式、番号はD50・444号。...

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MODEL Art (モデルアート) 2016年 06月号 No.942

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  MODEL Art (モデルアート) 2016年 06月号 No.942 ハセガワ1/450の「信濃」が表紙の6月号、今月も物欲を刺激するバラエティに富んだキットが紹介されている。特集は「創意工夫とディティールアップで楽しむ 艦船模型2016」。昨年8月号の「武蔵」以来、久々の艦船特集だ。作例は1/350、1/450、1/700スケールのキットが7例+1/72の艦載機という標準的な数で、プラ材を使った細かなディティールアップや海面ベースの製作が丁寧に...

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飛行機模型スペシャル No.13

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 『飛行機模型スペシャル No.13』モデルアート社 2016 めっちゃかっこいい表紙のトムキャットの影響か、近所の本屋じゃ早々と売り切れてしまって、日曜日に普段は買いに行かない遠くの本屋(ポイントの付かないとこ)でようやく買う事ができた。RF-4特集の本誌の方も今月はすでに売り切れ。この辺の機体はやっぱ人気あるなあ。 今回の特集は「グラマン ファイターズ 猫科の戦闘機の系譜」ってことで、イエローウイングの「FF-1」...

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スティーブン・キング『地下室の悪夢』

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  スティーブン・キング(Stephen Edwin King)著, 高畠文夫訳『地下室の悪夢』(“Graveyard Shift”『ナイトシフト〈Ⅰ〉深夜勤務』扶桑社 1988 扶桑社ミステリー 所収) 内容はタイトル通りの地下室の悪夢。厭世感をひしひしと漂わせた大学生の「ホール」は、大学には通わずにヒッチハイクをしつつ職を転々としている。最近では深夜の繊維工場で一人、繊維ほぐし機を担当している。待遇はちっとも良くはなかったが、意外にも彼はこ...

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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2016年 05月号 Vol.109

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  SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2016年 05月号 Vol.109 今月の特集は定期的にやってるようで、調べてみたらそんなでもなかった「フランカー」。たまたま旧ソ/ロシア機繋がりの『世界の傑作機』と一緒に買ってきた。各社の1/32~1/72キットが取り上げられていて、フランカー尽くしの一冊になっている。ハセガワの1/72「Su-35」は発売以来各誌に掲載されたキットだが、今回はダークグレーの「セルジュコフカラー」...

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伊藤潤二『うずまき 最終話 遺跡』

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 伊藤潤二『うずまき 最終話 遺跡』(『うずまき』小学館 2000 ビッグ コミックス ワイド 所収) 桐絵と秀一はトンボ池に開いた縦穴の石造りの螺旋階段を下り始めた。底が見えないほど穴は深い。途中、桐絵が階段に取り残された住人に襲われ、それを庇った秀一が落下してしまう。その後を追って、桐絵は果てしなく続く階段を急ぎ足で下りていく。やがて遥か下方に小さな光が見え始めた。 縦穴の底には大空洞が広がっていた。巨大...

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秋道智彌『アユと日本人』

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 秋道智彌『アユと日本人』丸善 1992 丸善ライブラリー 061 以前知人に手作りの毛鉤を見せてもらったことがある。カラフルな鳥の羽毛と糸と釣り針で作られた羽虫のような形状の毛鉤が、いい感じの木箱の中にずらっと並んでいた。家族に邪魔されないように、眠る前にコツコツ作ってるのだそうだ。どっちかというと体育会系で、そんな細々した作業なんてやりそうにない人だったから意外に思った。確かその時、アユ釣りに使う黄色い...

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『ほんとにあった怖い話〈13〉読者の恐怖体験談集』

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『ほんとにあった怖い話〈13〉読者の恐怖体験談集』朝日ソノラマ 1991 ハロウィン少女コミック館 わりと粒の揃った印象の第13巻。中でも『幻燈の下で 他』は絵の上手さも怪異の表現も群を抜いている。ごった煮的なアンソロジーには、たまにこういう作品が混じっているのでほんと侮れない。「第一話 幻燈の下で」は兵士っぽい幽霊の出る幽霊屋敷と、祖父の死を知らせる光の玉の話。「第二話 踊り場の住人」は学校の怪談の踊り場に...

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『火山湖の大怪獣』

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 『火山湖の大怪獣』 映画の感想が続いてしまうが、さっき見終わったとこなので忘れないうちに。まず最初にこの作品にはジャケット↑に描かれているタイプの獣脚類っぽい恐竜は登場しない。出てくるのはプレシオサウルスのような首長竜のみである。 舞台は「クレーター・レイク」という湖。その周辺住民の散漫な生活と、キャンパーや家畜をつまみ食いする首長竜の生態が全く別々に描かれている。周辺住民と首長竜の活動が本格的...

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『虐殺の週末』

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 『虐殺の週末』 昨日アニマックスでコナンの見たことないエピソードをやってたから、楽しみに帰ってきたら予約録画を失敗してた。録れてたのは最初の30分。再放送も少し先っぽいので、夕飯を食べつつ、まとめて買ってまだ見てなかったDVD『虐殺の週末』を見た。愛読してたスクリーンネオブックスの『THE HORROR MOVIES』で紹介されてたので、タイトルだけ知ってた作品だ。 タイトルバックはどこかの森の中を逃げ惑う白いワンピ...

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L・E・スミス『船を見ぬ島』

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  L・E・スミス(Lady Eleanor Smith)著, 宇野利泰訳『船を見ぬ島』(“No Ships Pass” ジョン・コリアー他著, 中村能三, 宇野利泰訳『怪奇小説傑作集〈2〉』東京創元社 1969 創元推理文庫 所収)『怪談イズデッド』というアホな漫画に、「ひくひく」というウサギの地縛霊が出てくる。ウサギ大好きでひくひくの死を嘆き悲しむ小学4年生の女子、マナちゃんに執着してウサギ小屋の地縛霊と化した。ところがマナちゃんはひくひくの死の...

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ARIA (アリア) 2016年 05月号 いなだ詩穂著, 小野不由美原作『悪夢の棲む家 ゴーストハント』連載第20回

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  いなだ詩穂著, 小野不由美原作『悪夢の棲む家 ゴーストハント』連載第20回 侵入したラスボスと思しき怨霊に九字を放つぼーさん。生前の外形を留めた影のような姿が、数ページかけて暗闇に溶けていく。終わったらしい。残留していた元の家族の霊もやがて消えていくだろう。SPRの面々に安堵の色が浮かぶ。依頼者の家族はまだ少し不安げだ。そんな中ナルはジーンと対話をしていた。ジーンはやけに眠くなってきたと言う。存在のた...

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