Archive2015年06月 1/1

W・W・ジェイコブズ『猿の手』

  W・W・ジェイコブズ(William Wymark Jacobs)著, 平井呈一訳『猿の手』("The Monkey's Paw" ブラックウッド他著, 平井呈一訳『怪奇小説傑作集〈1〉』東京創元社 1969 創元推理文庫 所収) 主人公の老夫婦とその一人息子は、あるとき知人からインドの行者が作った「猿の手」のミイラを譲り受けた。どんな願いでも三つまで叶えてくれるという。「家のローンの残り200ポンド欲しい!」夫は軽いノリで願いをかけたが、なにも起こらな...

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MODEL Art (モデルアート) 2015年 08月号 No.922

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  MODEL Art (モデルアート) 2015年 08月号 No.922 今年3月に海底の「武蔵」が見つかって以来、結構な数の出版物が出た。普段、船の雑誌は店頭でぴらぴらっと中身を確認する程度で、潜水艦特集のときくらいしか買ってなかったのだが、今回の武蔵に関してはムック本などを含めて何冊か買っている。 実はこれまで、ちょっと太って見えるという単純な理由から、大和型の船には興味を持てずにいた。スマートで速そうな艦影が好みな...

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伊藤潤二『うずまき 第17話 脱出』

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 伊藤潤二『うずまき 第17話 脱出』(『うずまき』小学館 2000 ビッグ コミックス ワイド 所収) 桐絵の弟、満男の退場回。 満男が完全にヒトマイマイ化する前に町を出なければ……ってことで脱出を決意する桐絵たち一行。トンネルや海からの脱出はできないから、仕方なく険しい山道を行く。山道から一望した町は破壊し尽くされ、すっかり更地のようになっている。破壊を免れているのは件の長屋ばかりで、その増築があちこちではじ...

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小隅黎『宇宙怪物(ベム)図鑑 復刻版』について

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 今月の初めにアナウンスがあったので、もう予約した! って人もいると思うけど、遅ればせながら紹介。「復刊ドットコム」からジャガーバックスの『宇宙怪物(ベム)図鑑』(1980年11月 立風書房発行版)の復刊が決定した。なんでも「奇跡的に発見された原本」から完全復刻されるらしい。ジャガーバックスの本はうちにも何冊かあるけど、この本は某古書店のケースにすごい値段で並んでるのを見て以来、もう手に入らないだろうなーって...

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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 07月号 Vol.104

  SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 07月号 Vol.104 やっと届いた! いつも買ってる本屋ではすでに売り切れになっていたので、ローソンでお取り寄せをしてみた。MG本誌の方はまだまだ店頭に残ってたのだけど、もともと入荷数が全然違ってるから、きっとMG買った人が一緒に買って行ったのだろう。 今回はまた出たよって感じのマガジンキットで、「グラマン F-14D トムキャット 武装パーツ」が付いてくる。付録...

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『ほんとにあった怖い話〈7〉読者の恐怖体験談集』

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『ほんとにあった怖い話〈7〉読者の恐怖体験談集』朝日ソノラマ 1989 ハロウィン少女コミック館 突然作画レベルが爆上げした第6巻に続いて、通常のストーリーを運ぶには困難なレベルの作画が特徴的な第7巻。幸いこの本に収録されているのは通常のストーリーを持たない実話怪談ばかりなので、特徴的な作画はかえって不気味な雰囲気を盛り上げるのに一役も二役も買っている。また非常に整ったエピソードも収録されているから、まさ...

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作者不詳『禁断の果実』

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  作者不詳, 足利光彦訳『禁断の果実』("Forbidden Fruit") 作者不詳, 足利光彦訳『続・禁断の果実』("More Forbidden Fruit" 富士見書房 1981 富士見ロマン文庫 -50- 1-10 所収) 物心ついたときから女性に並々ならぬ関心を持っていたパーシーは、美しい叔母のガーティとさんざんエッチな遊びに耽ったあげく、12歳のある夜ついに大人の仲間入りをする。そのあと子守り娘のメアリにも手を付け、彼女から彼の母親のセリーナとそ...

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尾崎みつお『女吸血鬼マリーネ』

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 尾崎みつお『女吸血鬼マリーネ』ひばり書房 1986 ヒット・コミックス 104 ヒロインは平野恵子、15歳になったばかりのボーイッシュな中学3年生だ。両親を早く失い、医師の兄と二人で暮らしている。ここ清丘市へ越してきて1年が過ぎたが、最近兄の様子がおかしい。毎夜どこかへ出かけていくのだ。行き先を聞いても教えてくれない。気がかりなのは、あれほど陽気だった兄がすっかり無口になってしまったこと。しかも日に日に痩せ衰...

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『暴行魔ゴリラー』

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 『暴行魔ゴリラー』 この作品は国内DVDとしてはわりと珍しく、片面2層のDVDに別の作品と一緒に収録されている。もう一本は傑作オカルト映画『マニトウ』(1978)で知られるウィリアム・ガードラーの『アサイラム・オブ・サタン』(1971)で、それを目当てに購入。本作の方は、まあ恋愛映画とかじゃないからいいかなって程度の認識で、内容から何から全然知らなかったのだが、予期せず楽しい映画でラッキーだった。 映画や小説にマ...

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H・G・ウエルズ『エピオルニス島』/『蛾』

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  H・G・ウエルズ(Herbert George Wells)著, 橋本槙矩訳『エピオルニス島』("Aepyornis Island") H・G・ウエルズ(Herbert George Wells)著, 鈴木万里訳『蛾』("The Moth" 橋本槙矩, 鈴木万里訳『モロー博士の島 他九篇』岩波書店 1993 岩波文庫 所収)『エピオルニス島』("Aepyornis Island") エピオルニスを最初に発見したのは自分だと言い張る男が、その経緯を語りはじめた。彼が見つけたのは化石化していない完全な4個の卵だ...

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木村心一 『これはゾンビですか?〈6〉はい、どちらも嫁です』

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  木村心一 『これはゾンビですか?〈6〉はい、どちらも嫁です』富士見書房 2010 富士見ファンタジア文庫 シリーズ初の短篇集。収録されているのは雑誌などに掲載された「第一話 水着の価値プライスレス」「第二話 いいえ、私は乙女座の女」「第三話 それは流れ星ですか?」「第四話 ようこそ危険地帯へ!」「第五話 ヌルヌルは正義」「第六話 一年で一番床を叩かれる日」の6話。各話のあいだをちょっとしたコントで繋いでいて、こ...

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H・P・ラヴクラフト『インスマウスの影』

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  H・P・ラヴクラフト(Howard Phillips Lovecraft)著, 大西尹明訳『インスマウスの影』("The Shadow Over Innsmouth"『ラヴクラフト全集〈1〉』東京創元社 1974 創元推理文庫 所収) 創元推理文庫版全集の第1巻の一番最初に収録されている、著者H.P.ラヴクラフトの代表作。クトゥルフ神話の中核を成す作品の一つとして知られる、暗黒のぶらり途中下車の旅だ。この作品が収録された『The Shadow Over Innsmouth』は、著者が存命中...

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ARIA (アリア) 2015年 07月号 いなだ詩穂著, 小野不由美原作『悪夢の棲む家 ゴーストハント』連載第16回

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  いなだ詩穂著, 小野不由美原作『悪夢の棲む家 ゴーストハント』連載第16回 明かりの落ちた屋内。停電は隣の笹倉一家の仕業らしい。屋外に出ようにもドアが開かない。窓も封鎖されている。閉じこめられてしまったのだ。これも停電と同様、笹倉一家によるものだろう。闇に閉ざされた一軒家のなかで、笹倉一家の襲撃に備えてバリケードを作るSPRの面々。もしかするとすでに屋内に侵入しているかもしれない。麻衣たち女性陣は二階...

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