Archive2013年12月 1/1

荻田安静『宿直草』山の変な生き物について

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  荻田安静編著『宿直草』より「猟人、名もしれぬものをとる事」(高田衛編・校注『江戸怪談集〈上〉』岩波書店 1989 岩波文庫 所収) 以前『耳嚢』(←前の記事へのリンクです)に載ってる変な生き物について書いたけど、古来あんな感じの得体のしれない生物が、ポケモンみたいにちょくちょく姿をあらわしていたらしい。今回は『宿直草』のなかにでてくる謎の生き物について。『宿直草』は江戸時代の前期(1677年)に編纂された怪談集...

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MODEL Art (モデルアート) 2014年 02月号 No.886

  MODEL Art (モデルアート) 2014年 02月号 No.886 今年最後のモデルアート。特集は「艦これ」からの新規参入組をターゲットにした『連合艦隊 造船技術向上講座』。戦艦のキットはまともに作ったことがないので紙面を見た限りの印象だけど、かなり実用的な特集になってるように思う。全然初心者というより、塗装まで含めて一応完成させられて、今度はもう少し手を入れてみたいって人向けな感じ。 特集では五つのキットを例に色...

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クライヴ・バーカー『丘に、町が』

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  クライヴ・バーカー(Clive Barker)著, 宮脇孝雄訳『丘に、町が』("In the Hills,the Cities,"『ミッドナイト・ミートトレイン 真夜中の人肉列車』集英社 1987 集英社文庫 血の本〈1〉所収) フォルクスワーゲンで旅行中のゲイのカップルが、たまたま訪れたユーゴスラヴィアの田舎の町でとんでもない事件に巻き込まれた。二人が訪れた町とその近隣の姉妹町は、10年に一度ごとにある特殊な方法で戦闘を行っているという。住人が...

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H・P・ラヴクラフト『宇宙からの色』

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  H・P・ラヴクラフト(Howard Phillips Lovecraft)著, 大瀧啓裕訳『宇宙からの色』("The Colour of Space"『ラヴクラフト全集〈4〉』東京創元社 1985 創元推理文庫 所収) 前にも書いたけど創元推理文庫版の全集のなかでもとくに好きなのが、この作品が収録されている第4巻で、SF色の強い作品を中心にまとめられている。そういえばオムニバス映画『クリープショー』(1982)のなかの一編が、この話をもとにしてたような気がするが...

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『今昔物語集 巻第二十七 本朝 付霊鬼』より「第二十一」気味の悪い箱の話

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『今昔物語集 巻第二十七 本朝 付霊鬼 美濃國紀遠助、値女霊遂死語 第廾一』(山田孝雄, 山田忠雄, 山田秀雄, 山田俊雄校注『日本古典文学大系〈25〉今昔物語集 四』岩波書店 1962 所収) ネット発(というか2ch発)の有名怪談というと、まず最初に「コトリバコ」(←詳しくはwiki等参照)って人も多いのではないだろうか。「コトリバコ」は一つの箱と、それを代々保管してきたある一族にまつわる強烈な呪いの話だ。真偽のほどはさて置き...

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夢野久作『笑う唖女』

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 夢野久作『笑う唖女』(『夢野久作全集〈3〉』 中島河太郎, 谷川健一編 三一書房 1969 所収) 村の青年医師の婚礼の宴のさなか、孕んだキチガイ女の花子があらわれた。言葉にもならない奇声を発してわめき散らし、青年医師にすがりついて離れようとしない。モルヒネを打ってどうにか引きはがすと、納屋に寝かしつけた。 実は去年の八月、性欲を抑えきれなくなった青年医師は、森のなかで出会った花子を犯していたのだった。彼女...

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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2014年 01月号 Vol.95

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  SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2014年 01月号 Vol.95 定番のロシア機特集号。巻頭の方にはスホーイやミグが、後ろの方には最近なにかと注目されてる中国の殲撃が載っている。「殲撃」←これ、読みが分からなくて適当に「せんげき」って読んでたけど、中国語っぽく読むと「ジエンジィ」って感じになるらしい。 今月号は下のリストのように作例少なめ。その代わりアカデミーの1/48「フランカー」の途中写真がカラ...

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美内すずえ『黒百合の系図』

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  美内すずえ『黒百合の系図』(『ホラーコミック傑作選 第3集 人形の墓 〜美内すずえ作品集〜』角川書店 1994 角川ホラー文庫 H601-3 所収) 1977年、雑誌『月刊 LaLa』に短期連載されたオカルト伝奇ロマン。ある一族に代々振りかかる強烈な呪いの原因を究明し、それを解決しようとがんばる女の子の話だ。しっかりと幽霊も出る。多少入り組んだストーリーなので、さわりのところだけ少し↓ 主人公「安希子」の母親が陸橋から落下...

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H・G・ウエルズ『モロー博士の島』

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  H・G・ウエルズ(Herbert George Wells)著, 橋本槙矩訳『モロー博士の島』("The Island of Dr. Moreau" 橋本槙矩, 鈴木万里訳『モロー博士の島 他九篇』岩波書店 1993 岩波文庫 所収) 超有名な作品。色々な翻訳で各社から出ているし、『獣人島』(1933)『ドクター・モローの島』(1977)『D.N.A./ドクター・モローの島』(1996)と、三度も映画化されている。最初の『獣人島』は見たことがないんだけど、『ドクター・モローの島』と...

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古賀新一『女とかげ』

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 古賀新一『女とかげ』ひばり書房 1985 ヒット・コミックス 43 オカルト・シリーズ 古賀新一『恐怖の女とかげ』ひばり書房 1987 ヒット・コミックス 144 オカルト・シリーズ 怪奇漫画の殿堂、ひばり書房の一冊。表題作の『女とかげ』を含む4編が収録されている。のちに書名、表題作が『恐怖の女とかげ』に変更されているが、カバーのデザインが微妙に変わっただけで、中身、カバーイラストには手を加えられていない。 まず最初...

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宇留島進『日本の怪獣・幻獣を探せ!』

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 宇留島進『日本の怪獣・幻獣を探せ! 未確認生物遭遇事件の真相』廣済堂出版 1993 廣済堂文庫 ヒューマン・セレクト ツチノコ単体本を除くと本書のような日本産UMA限定の本って、わりと珍しいのではないだろうか。表紙をぴろっとめくったところの著者の略歴には「国際隠棲動物学会」「日本フォーティアン協会」所属とあって、こりゃ結構いいかもって期待が膨らむ。 本文は全部で六つの章に分かれているが、それぞれの章に共通す...

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伊藤潤二『うずまき 第6話 巻髪』

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 伊藤潤二『うずまき 第6話 巻髪』(『うずまき』小学館 2000 ビッグ コミックス ワイド 所収) 最近黒渦町では「目立ちたがり屋」が増えているらしい。目立つために屋上でアクロバットをやった生徒が死亡する、なんて事件まで起きている。そんな矢先、桐絵の髪の毛に異変が生じた。渦を巻いた長い髪の毛がでっかいゼンマイ(←山菜の)のように立ちあがって、周囲を威嚇しはじめたのだ。無論ものすごく目立つ。カットしようにも髪の...

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加藤一『恐怖箱 怪泊』

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  加藤一編著, 深澤夜, つくね乱蔵, ねこや堂, 戸神重明, 高田公太, 神沼三平太, 三雲央, 鳥飼誠, 渡部正和, 久田樹生, 鈴堂雲雀, 雨宮淳司共著『恐怖箱 怪泊』竹書房 2013 竹書房文庫 子供のころ隣町で藁人形が見つかったことがある。週刊誌とかで取り上げられたらしく、ちょっとした騒ぎになった。現場は人家から離れた吹きさらしの堤防の上で、雑木が適当に生えてるばかりで街灯も何もない寂しい場所だった。さっそく数人の...

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横溝正史『睡れる花嫁』

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  横溝正史『睡れる花嫁』(『人面瘡』角川書店 1996 角川文庫 金田一耕助ファイル6 所収) タイトルからはエログロっとした「変格探偵小説」ぽい内容を連想してしまうけれど、実際には事件に関わる人物や捜査陣を中心に描いた、ちゃんとした(?)ミステリー小説だった。 かつて死亡した妻を手元に置いて弄んでいた男の「アトリエ」と呼ばれる屋敷から、文金高島田を結った若い女の死体が発見される。犯人は出所した「アトリエ」の...

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