Archive2013年09月 1/1

エルウッド・D・バウマン『怪物 ネッシーを見た!?』

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 エルウッド・D・バウマン(Elwooc D. Baumann)著 長谷川善和訳・監修『怪物 ネッシーを見た!?』("THE LOCH NESS MONSTER")日本交通公社出版事務局 1976 1976年に出版された本。著者はカナダ出身の元教師で、本書が刊行された時点ではスコットランド在住、ネス湖現象調査局会員。翻訳、監修は国立科学博物館古生物研究室・主任研究官(当時)で理学博士の長谷川善和。手堅い感じの本だ。著者は基本的にネッシー肯定派らしいが、本書...

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ARIA (アリア) 2013年 11月号 いなだ詩穂著, 小野不由美原作『悪夢の棲む家 ゴーストハント』連載第8回

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  いなだ詩穂著, 小野不由美原作『悪夢の棲む家 ゴーストハント』連載第8回 いきなり『進撃の巨人』のスピンオフが始まってびっくりした11月号、そのせいか発売日の午後の時点で残り1冊になっていた(近所の本屋調べ)。次号からは予約しとかないとヤバいかも知れない。恐るべし『進撃の巨人』。ちなみにストーリー原案はニトロプラスの砂阿久雁。『進撃の巨人』とニトロプラスって相性がよさそう。カラーページが綺麗でした。 ...

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MODEL Art (モデルアート) 2013年 11月号 No.880

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  MODEL Art (モデルアート) 2013年 11月号 No.880 今月号の特集は「大戦機の塗装とウェザリングテクニック」。『MODEL Art』の飛行機の作例は、どちらかというと小綺麗に仕上げられているイメージがあるけど、別冊も含めてウェザリング関連の記事はわりと多い。メインは表紙にもでっかく載ってるタミヤの新製品1/32「F4U-1 コルセア」。いかにもウェザリング映えしそうな精密なディティールのキットだ。今回の特集ではこの「コ...

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木原浩勝, 中山市朗『新耳袋 第一夜』

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  木原浩勝, 中山市朗共著『新耳袋 現代百物語 第一夜』角川書店 2002 角川文庫『新耳袋』各巻にはそれぞれ99話が収録されている。一晩に何冊も読む人には全く関係のない話だが、百物語にするのは止めとこうって配慮らしい(扶桑社版ではきっちり100話収録されていた)。1話に割かれるページ数は少なめで、シリーズものっぽく数話にまたがる場合もあるけど、1ページに満たない話も少なくない。 巻によって傾向は異なるものの、印...

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Gewalt『ガルパン戦車読本 Ausf.C』

 EXCEL, ワダツミ, I-IV, pineAhead共著『ガルパン戦車読本 Ausf.C』Gewalt発行 2013 現在続刊中の放蕩オペラハウス/Gewaltの本には『ガルパン戦車読本』『ガルパン軍事読本』『ガールズ&パンツァーに出てくる戦車をガンダムに例えてみた』という三つのラインナップがある。どれも漏れなく面白いのだけれど、個人的に本命はやはり『ガルパン戦車読本』。本書はその最新刊だ。 表紙は登場チーム中、唯一大洗女子に黒星を付けた...

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『諸国百物語 巻之四』より「十二」蟹大好きな女の子について

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 『諸国百物語 巻之四』より「十二 長谷川長左衛門が娘、蟹を寵愛せし事」(高田衛編・校注『江戸怪談集〈下〉』岩波書店 1989 岩波文庫 所収)『十二 長谷川長左衛門が娘、蟹を寵愛せし事』 伊予の松山に長谷川長左衛門という人がいた。彼には一人娘があった。彼女はとても美しく、心優しく、歌を詠み、詩を作り、お経をすべて暗唱するほど信心深く、慈悲の心の深い娘だった。あるとき手水桶のなかに小さな蟹がいるのを捕らえると...

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日影丈吉『月夜蟹』

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 日影丈吉『月夜蟹』(『恐怖博物誌』出版芸術社 1994 ふしぎ文学館 所収) 昨日に続いて日影丈吉作品。この作品にも『猫の泉』と同様にA・ブラックウッドの『いにしえの魔術』の影響が濃厚に感じられる。といっても似たような町を舞台にした美しいオマージュ作品としての『猫の泉』と比べて、本作は『いにしえの魔術』を咀嚼し、新たな世界観を構築している点で大きく異なっている。 蟹に敵対する生き物といえば、迷わず「サル」...

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日影丈吉『猫の泉』

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 日影丈吉『猫の泉』(『恐怖博物誌』出版芸術社 1994 ふしぎ文学館 所収) 南フランスに滞在していた日本人写真家の「私」は、不思議な町の話を耳にする。それは「ヨン」という谷間の辺鄙な町だった。住民はチベット猫とともに自給自足の生活を営んでいるという。興味を覚えた私は道すがら聞き込んだあやふやな情報を頼りに、中世の町並みを残す小さな集落に辿り着いた。 この300年の間にヨンの町を訪れた外の人間はごくわずかで...

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根岸鎮衛『耳嚢』海と縁の下の変な生き物について

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 根岸鎮衛『耳嚢 巻之三 海上にいくじといふものゝ事』(根岸鎮衛著 長谷川強校注『耳嚢 上』岩波書店 1991 岩波文庫 所収) 根岸鎮衛『耳嚢 巻之七 彦坂家椽下怪物之事』(根岸鎮衛著 長谷川強校注『耳嚢 中』岩波書店 1991 岩波文庫 所収) 一昨日の補足。『耳嚢』には著者が耳にした江戸時代の中期から後期にかけての、怪談、奇譚、おまじない、犯罪に関する話、滑稽譚、民間療法などの、町の噂、世間話がぎっしりと詰まっている...

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末広恭雄『魚と伝説』

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 末広恭雄『魚と伝説』新潮社 1964 この本は「淡水魚の伝説」「海魚の伝説」「水産動物の伝説」「怪異」という四つの章から構成されていて、38種類の魚介類や水生動物にまつわる伝説と考察が収録されている。なかには1種類について複数の伝説が取り上げられてるものもあるので、総話数としては70話以上。魚介類限定でこれだけの数の伝説や民話が集められているというのは、結構珍しいのではないだろうか。目当てはもちろん「怪異...

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横溝正史『人面瘡』

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  横溝正史『人面瘡』(『人面瘡』角川書店 1996 角川文庫 金田一耕助ファイル6 所収) 美しい女性の脇の下の、野球のボールサイズのぷよぷよの腫物。このフレーズにピンと来たら、きっとこの作品を楽しめることと思う↓それは世にも薄気味悪い腫物だった。土左衛門のようにぶよぶよとして、眉毛のあるべきところに眉毛がないのが、ある種の悪い病気をわずらっている人間のようである。目のかたちはありながら、眼球のあるべきとこ...

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安村敏信『肉筆幽霊画の世界』

 安村敏信『肉筆幽霊画の世界』新人物往来社 2013 中途半端にタイミングを外してしまってるような気がしないでもないが、これはこの夏に買った本の中でもかなり気に入った一冊。うちの直近の本屋は大手チェーンのわりにがんばって独自色を出していて、ここ数年夏になると、自由研究のコーナーの横にこぢんまりとした怪談コーナーが設けられる。竹書房やハルキ文庫の怪談本と一緒に、倉庫から出してきたのか、ほかの支店から持っ...

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諸星大二郎『栞と紙魚子 殺戮詩集』

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  諸星大二郎『栞と紙魚子 殺戮詩集』朝日新聞社出版局 2007 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス シリーズ第3巻。いよいよ漂泊の狂詩人、きとらさんが登場する。で、登場早々、現時点での最新刊である6巻のきとらさんと比較しても、まったくブレのない清々しい活躍を見せる。かつて恋人を殺害、バラバラにして、精神病院に収容されていたのだが、1年ほど前に退院すると、段先生を追って胃の頭町にやってきたらしい。現在は「ムルムル...

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放蕩オペラハウス『別冊ガルパン戦車読本 ガルパン軍事読本03』

 ワダツミ, I-IV, pineAhead, GEN共著『別冊ガルパン戦車読本 ガルパン軍事読本03』放蕩オペラハウス刊 2013『ガルパン戦車読本』の続刊と3冊一緒に届いてたんだけど、潔すぎる表紙詐欺っぷりがおもしろかったので、こっちから取り上げようと思う。見ての通り強烈にかっこいいアンチョビ。こうして見るとデザインの見映えの良さは群を抜いている。不敵な表情が実によく似合う。出オチキャラなのに。 中身の方は順当に7話+プラウ...

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伊藤潤二『うずまき 第3話 傷跡』

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 伊藤潤二『うずまき 第3話 傷跡』(『うずまき』小学館 2000 ビッグ コミックス ワイド 所収)「うずまきマニア」で一通り世界観や人間関係が説明されたところで、早速著者らしい話がきた。スペクタクルな話ももちろん面白いけど、個人的にはこの話のように個人にフォーカスしたエピソードの方がより好ましい。黒谷さんかわいいし。 その黒谷さんがこのエピソードの主役。桐絵のクラスメートで、最初に仲良くなった友人だとか。シ...

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