Archive2012年12月 1/1

平山夢明『「超」怖い話 ベストセレクション〈3〉懺骸』

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  平山夢明『「超」怖い話 ベストセレクション〈3〉懺骸』竹書房 2013 竹書房文庫「屍臭」「腐肉」に続く著者3冊目のベストセレクション。本書には2003年の『「超」怖い話 Α(アー)』から2008年の『「超」怖い話 K(カッパ)』までの10冊から選ばれた70話に、書き下ろしの5話を合わせた全75話が収録されている。このレーベルの本はすべて所持しているので、どんな話が選ばれてるのかという楽しみもあるけど、主な目当てはもちろん...

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『今昔物語集 巻第二十七 本朝 付霊鬼』より「第四」「第三十」着物の妖怪と枕元の小人について

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『今昔物語集 巻第二十七 本朝 付霊鬼 冷泉院東洞院僧都殿霊語第四』『今昔物語集 巻第二十七 本朝 付霊鬼 幼児為護枕上蒔米付血語第三十』(山田孝雄, 山田忠雄, 山田秀雄, 山田俊雄校注『日本古典文学大系〈25〉今昔物語集 四』岩波書店 1962 所収) 全31巻(8、18、21巻は欠)で構成される『今昔物語集』のなかでも、鬼、妖怪、幽霊、狐などの説話がずらっと並んだこの「巻第二十七 本朝 付霊鬼」(※1)は、おばけ全般を愛好する読者...

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MODEL Art (モデルアート) 2013年 02月号 No.862

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  MODEL Art (モデルアート) 2013年 02月号 No.862 特集は「拡大する外洋海軍 中国海軍艦艇2013」。一体どれくらいの人が待ってました! って感じなのかは分からないけれど、1/350の艦艇をずらっと並べた、かなり力の入った特集になっている。近所の本屋調べで恐縮なんだけど、実際に出足もまずまずな感じ。やっぱりタイムリーだったのかな。 中国の艦艇というと、正直ロシアから中古で買った空母の「遼寧」と、尖閣諸島付近の...

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美内すずえ『白い影法師』

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 美内すずえ『白い影法師』(『白い影法師』講談社 1976 講談社コミックスミミ 所収) 長きにわたって女子小学生を恐怖のどん底に叩き込んできた傑作オカルト少女マンガ。今の小学生がもともと誰のものかも分からないような、くたくたになったコミック本を回し読みしてるかどうかは分からないけど(してないならちょっと寂しい)、現場に投入されさえすれば今でも間違いなく第一線で通用する作品だ。この本のもとの持ち主である妹(←...

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鈴堂雲雀, 戸神重明, 鳥飼誠『恐怖箱 空蝉』

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  鈴堂雲雀, 戸神重明, 鳥飼誠共著, 加藤一監修『恐怖箱 空蝉』竹書房 2012 竹書房文庫 以前読んだ『恐怖箱 赤蜻蛉』がこのレーベルとしてはやや変化球気味だったのに対して、本書はまさに「正調恐怖箱」って感じで、幽霊と呪いがたっぷり。全24話という収録話数からも分かるように、長めの話が多くて読み応えがあった。ただし人体が激しく損壊したり、とんでもない姿の幽霊が出たりはしないので、そういうの好きな人にはちょっ...

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シモン・ニューコム『暗黒星』

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 シモン・ニューコム(Simon Newcomb)著, 黒岩涙香訳『暗黒星』("The End of the World" 横田順彌編『日本SF古典集成〈1〉』早川書房 1977 ハヤカワ文庫 所収) 今日2012年12月21日は、マヤ文明の予言によると人類が滅亡する日だったのだそうだ。だからってわけでもないけれど、今から百年ほど前に書かれたガチ終末SFの本作を読み返してみた。 著者のシモン・ニューコム(サイモン・ニューカム)はアメリカの天文学者で、原題は『Th...

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いけ『ねこむすめ道草日記〈5〉』

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  いけ『ねこむすめ道草日記〈5〉』徳間書店 2010 リュウコミックス これまでとはなんとなく感触の違う第5巻。全5話+番外編を収録。そのうち三つのエピソードは連続した話になっている。 まずはその連続する三つのエピソード(第27話~第29話)について。今回は黒菜と獅子丸がペアで行動する。この取り合わせは結構新鮮だった。衣装もかわいいし。新たに登場する「メリーさん」「塵塚怪王」などのキャラも、意外性のあるデザイ...

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ジャン・ド・ベルグ『イマージュ』

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 ジャン・ド・ベルグ(Jean de Berg)著, 行方未知訳『イマージュ』(“L'Image”)富士見書房 1985 富士見ロマン文庫 -107- 61-1 金子國義の装丁で有名な富士見ロマン文庫だけど、本書のカバーは佐藤和宏という人によるもの。すみれ色のマーブル模様に裸婦と薔薇を配した、本編の内容にぴったりなものになっている。挿絵も同人の作で、ハンス・ベルメールの銅版画の雰囲気。 この作品の原書は1956年にフランスで発行されている。で...

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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2013年 01月号 Vol.89

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  SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2013年 01月号 Vol.89 紅白の表紙がお正月らしい久々の航空自衛隊特集。表紙はタミヤの1/32『マクダネル ダグラス F-15J イーグル』で、つい先日尖閣にスクランブル発進したばかりという話題性からか、それとも表紙のおめでたい雰囲気が良かったのか、14日の夜にはもう2冊しか残ってなかった。すごい。いつもは7〜8冊は残ってるのに。 かっこいい機体ばかりでわりとまじに全部好...

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並木伸一郎『ムー特別編集 世界UMA(未知生物)大百科』

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 並木伸一郎監修『ムー特別編集 世界UMA(未知生物)大百科』学習研究社 1988 部屋をあさって見つけたUMA関連本。雑誌『ムー』本誌と同じB6サイズで、カラー23ページ。数多くの図版を収録していて、古い本だけど内容は充実している。・カラーUMA現地レポート1 早稲田大学コンゴ探検隊が1か月にわたって調査! アフリカ、テレ湖には恐竜(モケーレ・ムベンベ)がいる!?※かつて結構な盛り上がりを見せたテレ湖の恐竜。この早稲田の探検...

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押切蓮介『ツバキ〈1〉』

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  押切蓮介『ツバキ〈1〉』講談社 2011 シリウスKC 出版社が変わってタイトルが片仮名になったけれど、本書は前に感想文を書いたぶんか社刊『椿鬼〈1〉』の続編にあたる。キャラクターも世界観も同一のもので、経緯は分からないが、続編というより仕切り直しって感じなのかもしれない。下記の短編5話が収録されている。「鬼となりて蛇を討つ」「夜叉の滝」「一輪花 前編」「一輪花 後編」「咲 ―サキ―」 3話めと4話めは前後編の...

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江戸川乱歩『鉄塔の怪人』

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 江戸川乱歩『鉄塔の怪人』(『江戸川乱歩推理文庫〈35〉鉄塔の怪人/海底の魔術師』講談社 1988 所収) ある大富豪が鉄塔王国の使者を名乗る男から、1千万円か子供か、どちらかを差し出せという無茶な脅迫を受ける。1千万なら鉄塔王国の維持管理費に用い、子供なら組織の構成員として育成するらしい。 鉄塔王国とは木曽の山中の城塞を根城にした犯罪集団で、構成員は全員リアルなカブトムシの着ぐるみを着ているという。何度かの...

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鳥飼誠, 怪聞亭, つきしろ眠『恐怖箱 赤蜻蛉』

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  鳥飼誠, 怪聞亭, つきしろ眠共著, 加藤一監修『恐怖箱 赤蜻蛉』竹書房 2009 竹書房文庫 おなじみ竹書房の実話怪談集。でも内容はおなじみって感じでもない。心霊、祟りのイメージが強い「恐怖箱レーベル」にしては、奇談をメインに収録した本書はかなり異質な雰囲気。短めの話、全50話が収録されている。「白い車の男、黒い車の女」黒いクラシックカーに乗って現れる美しい黒衣の女が、事故現場の大破した車両を、嬉々として...

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『POLICE SPINNER (ポリススピナー) 』フジミ 1/43 完成品

『POLICE SPINNER(ポリススピナー)』フジミ 1/43 完成品 延期の末の発売未定から一転、急遽販売になった『POLICE SPINNER(ポリススピナー)』。こりゃ中止かなーなどと思ってただけに、嬉しいというより驚いてしまった。いや、しかしめでたい。なのでざっと紹介してみます。 スピナー本体は1/43ミニカーでおなじみの、こんな感じのケースに入ってる。第一印象は「黒!」って感じだった。イメージしてたよりボディカラーがかなり暗...

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ARIA (アリア) 2013年 01月号 いなだ詩穂著, 小野不由美原作『悪夢の棲む家 ゴーストハント』連載第3回

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  いなだ詩穂著, 小野不由美原作『悪夢の棲む家 ゴーストハント』連載第3回 連載第3回。前回、前々回と比べるとページ数が多いように感じたので、確かめてみたら逆に少し減ってた。きっと内容が詰まってるから多く感じられたのだろう。 調査は引き続き滞りなく進んでいる。まずは例によって住人に対する「暗示実験」。今回の実験の描写は、これまでのものに比べてかなり濃厚で、目立った現象のないパートの雰囲気をホラーマン...

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山岸凉子『あやかしの館』

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 山岸凉子『あやかしの館』(『山岸凉子全集〈17〉ゆうれい談』角川書店 1986 あすかコミックス・スペシャル 所収)『日出処の天子』(1981)と同時期に発表された、著者の心霊系の作品のうちの一本。『汐の声』などのハードな幽霊譚に比べると派手さ控えめ、トーン明るめながら、自分の身近にも起こりそうな恐怖表現が冴える好短編である。ストーリーはシンプルなホーンテッド・ハウスもので、霊能者や祈祷師が出てきて活躍するよう...

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