Archive2012年09月 1/1

ARIA (アリア) 2012年 11月号 いなだ詩穂著, 小野不由美原作『悪夢の棲む家 ゴーストハント』連載第2回

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  いなだ詩穂著, 小野不由美原作『悪夢の棲む家 ゴーストハント』連載第2回 待望の連載第2回。いよいよSPRの面々(といっても現時点では三人)が問題の「家」に赴き、調査が開始される。麻衣が無愛想な男性陣二人と相談者の間に立って、緩衝材としての役割を果たしているのがよく分かる。以前からそういう役回りではあったけど、よりスタイルとして確立されている感じ。またこれまでの経験を踏まえて、自分なりの霊魂観を確立しつ...

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常光徹『学校の怪談 K峠のうわさ』

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  常光徹『学校の怪談 K峠のうわさ』講談社 2009 講談社文庫 本書は講談社KK文庫『学校の怪談』~『学校の怪談8』を加筆、再構成したもの。「百物語の世界」50話、「学校の七不思議」7話の、全57話が収録されている。「百物語の世界」が50話なのは、この本の続巻にあたる『学校の怪談 百円のビデオ』に収録された50話と、合わせて100話になるという趣向。 もともと低年齢層に向けて書かれた本なので、あっという間に読み終わっ...

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MODEL Art (モデルアート) 2012年 11月号 No.856

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  MODEL Art (モデルアート) 2012年 11月号 No.856 今回の特集は9月号に続いて「日本海軍 空母総覧 (後編) 小型空母編」見るからに地味な特集だけど、なんとかなりそうな細部の工作から、エッチング製の甲板の製作まで、かなり力が入ってる感じで、キットガイドも実用性が高そう。門外漢から見るとフジミの「龍驤」がクラシックな雰囲気でかっこよかった。小さい九六式艦戦も可愛らしい。空母はグレーの面積が多いから、艦載機...

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手塚治虫『ボンバ!』

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  手塚治虫『手塚治虫漫画全集 MT93 ボンバ!』講談社 1979 毎日がつまらない。学校では男性教師に目を付けられて理不尽にいびられる。戦時中、大陸で慰安婦をやっていた母親は、ぶくぶく太って寝てばかりだ。自堕落で当然のようにデリカシーのカケラもない。そのでかい尻に敷かれた父親は、自分のグチと酒に溺れた貧相な男。こんな両親の間に産まれた自分に、明るい未来が待ってるわけがない……って感じの奴が主人公。「ボンバ」...

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いけ『ねこむすめ道草日記〈2〉』

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  いけ『ねこむすめ道草日記〈2〉』徳間書店 2009 リュウコミックス 相変わらずのほのぼのぶり。前巻に引き続き、知り合った人間の子供たちと親睦を深めようとする黒菜だが、この手の話になると俄然存在感を発揮するのが「女郎蜘蛛」。その怖ろしい習性も含めて女子力の高い妖怪で、腹の底は窺いしれないが、なにかと黒菜にちょっかいを出してくる。 また、今後も折りに触れて顔を出す「雪女」の伊吹と、その従者の真白が初登...

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平山夢明『「超」怖い話 Δ(デルタ)』

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  平山夢明編著, 加藤一編集共著『「超」怖い話 Δ(デルタ)』竹書房 2004 竹書房文庫 この「超」怖い話シリーズは2006年にTVドラマ化されている。連続ドラマ成分を多量に追加されたTVドラマは、後半に行くに従い「実話怪談」の再現よりも、それを収集して歩く人の業や狂気に焦点を当てていて、原作とはかなり趣を異にしている。とはいえ連続TVドラマ史上屈指の恐怖(グロ)描写や、主人公を演じる菅田俊の狂いっぷり等々、非常に見...

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伊藤潤二『漂着物』

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 伊藤潤二『漂着物』(伊藤潤二『伊藤潤二恐怖マンガCOLLECTION〈7〉なめくじ少女』朝日ソノラマ 1998 所収)嵐の次の日の早朝に、一度は海端に出て見ずにはおられぬという気持ちだけは、どこの島にもまだ一様に残っている。是は無意識の伝承というべきものであろう(柳田国男『海上の道』岩波書店 1978 岩波文庫 p.22)モササウルスの死体が誰の注意もひかないで腐っていくことのできる無人の海岸が、世界には何千キロとなく存在する...

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牧野富太郎『植物知識』

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  牧野富太郎『植物知識』講談社 1981 講談社学術文庫 ── 日本の「ユリ」と中国の「百合」は全然別もの。諸説あるが名前の由来は定かでない。開花した「ヒマワリ」は太陽に向かって動かない。アメリカ原産。「ヒガンバナ」の異名には「シビトバナ」「ジゴクバナ」「ユウレイバナ」「ヤクビョウバナ」などひどいのが多い。「バナナ」の実は、じつは葉っぱ。「イチゴ」の実は、じつは茎 ── などなど、100ページほどの本だけど、一...

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つのだじろう『霊劇画 真夜中のラヴ・レター〈3〉』

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 つのだじろう『霊劇画 真夜中のラヴ・レター〈3〉』主婦と生活社 1983 SJコミックそれは現実にあるのだ!! その実例をいま日本で体験、紹介できるのはわたしだけであろう!(p.6) 拳を握りしめた著者が、ポルターガイストの存在を力説するところからはじまる第3巻。収録された「第10章」~「第14章」全5話のうち「第10章 ポルターガイスト」が全ページ数のほぼ1/3を占める。 - 各話の霊障と雑感 -「第10章 ポルターガイスト」リア...

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いけ『ねこむすめ道草日記〈1〉』

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  いけ『ねこむすめ道草日記〈1〉』徳間書店 2008 リュウコミックス 黒菜がかわいい。人間体も猫体も、どっちもかわいらしい。個人的な好みでいえば、巻末のおまけ企画の後姿の黒菜(ワンピースにしっぽ穴がある!? )くらいの頭身がベストだと思う。三頭身くらいかな。劇中、引き気味の小さいコマでよく使われる頭身だ。女郎蜘蛛や独楽と獅子丸姉弟など、黒菜以外のキャラもやたらかわいい。 この第1巻には本作のプロトタイプで...

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W・H・ホジスン『夜の声』

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  W・H・ホジスン(William Hope Hodgson)著, 井辻朱美訳『夜の声』("The Voice in the Night") 東京創元社 1985 創元推理文庫 短編怪奇小説集。著書はもと船員という経歴の持ち主で、収録されている8作のうち7作が海洋を舞台にしている。東宝映画『マタンゴ』(1963)の原作としても知られる表題作『夜の声』("The Voice in the Night")は、夜の海上で二人の男がただ話し合うだけ、というシンプルなシチュエーションの作品だが、...

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諸星大二郎『栞と紙魚子の百物語』

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  諸星大二郎『栞と紙魚子の百物語』朝日新聞社出版局 2008 眠れぬ夜の奇妙な話コミックス シリーズ屈指の萌えキャラにして、肌色担当の弁天様登場。 脱ぎっぷりのよさとか、著者独特のタッチで描かれた肉体のえもいわれぬエロさとか、実は相当天然なところとか、ぐっとくるポイントを数えあげればキリがないけれど、やはりその神様らしさと俗っぽさが渾然一体となった「口調」が、弁天様のたまらない魅力になってると思う。 ...

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松村進吉『「超」怖い話 Τ(タウ)』

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  松村進吉『「超」怖い話 Τ(タウ)』竹書房 2011 竹書房文庫 全31話を収録した実話怪談集。ほかにも数冊著者の作品を読んだけど、どれも粒揃いでおもしろかった。後腐れなさすぎて少々もの足りない気がしないでもないが、著者と語られる出来事との距離感が絶妙で、突っ込みすぎない分読後感がいい。今回特に印象に残ったのは次の7編。「ある要因」原因不明の体調不良で仕事に支障が出はじめた体験者。睡眠中の彼の身に起こった...

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