Categoryブラックウッド (A) 1/1

A・ブラックウッド『秘書奇譚』

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  アルジャーノン・ブラックウッド(Algernon Blackwood)著, 平井呈一訳『秘書奇譚』(“Strange Adventure of a Private” ブラックウッド他著, 平井呈一訳『怪奇小説傑作集〈1〉』東京創元社 1969 創元推理文庫 所収) 主人公はニューヨークのとある会社社長の秘書「ジム・ショートハウス」。あるとき彼は社長から密命を受ける。社長の友人でかつての共同経営者だった男、「ジョエル・ガーヴィー」のもとへ重要な書類を届け、再び...

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A・ブラックウッド『打ち明け話』

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 アルジャノン・ブラックウッド(Algernon Blackwood)著, 中西秀雄訳『打ち明け話』(“Confession”『ブラックウッド怪談集』講談社 1978 講談社文庫 所収) トラックの後ろを走っていると、たまにこっちに気付いてないんじゃないかと思うことがある。とくに左斜め後ろを走っているとき。ゆるーっと幅寄せしてきて、慌てて元の車線に戻る。そんな挙動をする。昨日の朝はびっくりするほどの霧だった。視界2メートルくらいか。なのでい...

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A・ブラックウッド『メディシン湖の狼』

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 アルジャノン・ブラックウッド(Algernon Blackwood)『メディシン湖の狼』("Running Wolf" 岡達子編訳『イギリス怪奇幻想集』社会思想社 1993 現代教養文庫 1623 所収) 知人から絶好の釣りスポットを教えられた主人公のハイドは、休暇を利用してカナダの広大な森林地帯に向かった。目的地はメディシン湖。「野営地は東側に選びたまえ」という知人の忠告に従って、キャンプを湖の東岸に設けたが、どう見ても魚影は西岸に濃い。そ...

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A・ブラックウッド『ドナウ河のヤナギ原』

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 アルジャノン・ブラックウッド(Algernon Blackwood)著, 中西秀雄訳『ドナウ河のヤナギ原』("The Willows"『ブラックウッド怪談集』講談社 1978 講談社文庫 所収) ドイツ南部、シュヴァルツヴァルトの源流から、ドナウ河を延々とカヌーで下ってきた主人公とその友人は、オーストリアを後にし、ブダペストの手前の沼沢地の小島で数日のあいだキャンプを張ることにした。そこは見渡す限り一面、ヤナギが海原のように低く茂る沼沢地...

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A・ブラックウッド『空き家』

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 A・ブラックウッド(Algernon Blackwood)著, 伊藤欣二訳『空き家』("The Empty House" 由良君美編『イギリス怪談集』河出書房新社 1990 河出文庫 所収) 自分はこれまでに二度、町で噂のローカルな幽霊屋敷に行ったことがある。一度めは小学生のころ、友達に誘われて二人で隣町の空き家に行った。もちろん嫌々だ。 目当ての空き家は堤防のそばにある和風の立派な建物だった。玄関は道路に面しているので、道路とは反対側の庭に回...

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A・ブラックウッド『移植』

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 アルジャナン・ブラックウッド(Algernon Blackwood)著, 紀田順一郎訳『移植』("The Transfer"『ブラックウッド傑作選』東京創元社 1978 創元推理文庫 所収) 主要登場人物三人がみんな異能者、超能力者という設定で、常人には感知できない異能バトルが展開される。……こんな風に書くとライトノベルのあらすじみたいだけれど、実際にはSFサイキックバトル的な派手さは全く無く、語り手が妙齢の女性ということもあって、情感豊かな...

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A・ブラックウッド『いにしえの魔術』

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 アルジャナン・ブラックウッド(Algernon Blackwood)著, 紀田順一郎訳『いにしえの魔術』("Ancient Sorceries"『ブラックウッド傑作選』東京創元社 1978 創元推理文庫 所収)『いにしえの魔術』は江戸川乱歩が評論集『幻影城』のなかで「この作は後に記す「柳」と共にブラックウッドの傑作中の傑作であろう」(※)と激賞したことをきっかけに、わが国でも広く知られるようになったらしい。 現在この作品を収録した本としては、この...

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