Category小説・海外 1/9

ジョン・W・キャンベル『影が行く』

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 ジョン・W・キャンベル(John Wood Campbell Jr.)著, 矢野徹訳『影が行く』(“Who Goes There?” ジョン・W・キャンベル著, 矢野徹, 川村哲郎訳『影が行く』早川書房 1967 ハヤカワ・SF・シリーズ 3161 所収) 南極の厚い氷の下に巨大な物体の存在が確認された。それはおよそ二千万年ほど前に宇宙から飛来し、墜落した宇宙船だと推測された。発見したのは南極の基地から派遣された遠征隊。発掘時に用いた爆薬によって宇宙船は失われ...

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H・P・ラヴクラフト『ダニッチの怪』

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  H・P・ラヴクラフト(Howard Phillips Lovecraft)著, 大瀧啓裕訳『ダニッチの怪』(“The Dunwich Horror”『ラヴクラフト全集〈5〉』東京創元社 1987 創元推理文庫 所収) マサチューセッツ州、ダニッチという村落で未曾有の怪事件が発生した。発端は1913年、「ラヴィニア・ウェイトリー」という身体に障害のあるアルビノの女が、一人息子「ウィルバー・ウェイトリー」を出産した時点にさかのぼる。父親は不明。ウェイトリー家は...

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A・ブラックウッド『秘書奇譚』

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  アルジャーノン・ブラックウッド(Algernon Blackwood)著, 平井呈一訳『秘書奇譚』(“Strange Adventure of a Private” ブラックウッド他著, 平井呈一訳『怪奇小説傑作集〈1〉』東京創元社 1969 創元推理文庫 所収) 主人公はニューヨークのとある会社社長の秘書「ジム・ショートハウス」。あるとき彼は社長から密命を受ける。社長の友人でかつての共同経営者だった男、「ジョエル・ガーヴィー」のもとへ重要な書類を届け、再び...

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H・P・ラヴクラフト『彼方より』

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  H・P・ラヴクラフト(Howard Phillips Lovecraft)著, 大瀧啓裕訳『彼方より』(“From Beyond”『ラヴクラフト全集〈4〉』東京創元社 1985 創元推理文庫 所収) 先日の『冷気』に続いて『ラヴクラフト全集〈4〉』から、これまたマッド・サイエンティストもの。『宇宙からの色』→『眠りの壁の彼方』→「アーサー・ジャーミン」→『冷気』→『彼方より』→『ピックマンのモデル』→『狂気の山脈にて』という順で収録されている。何気にす...

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H・P・ラヴクラフト『冷気』

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  H・P・ラヴクラフト(Howard Phillips Lovecraft)著, 大瀧啓裕訳『冷気』(“Cool Air”『ラヴクラフト全集〈4〉』東京創元社 1985 創元推理文庫 所収) 舞台はニューヨークの安アパート。主人公は心臓の治療を頼んだことをきっかけに、真上の部屋に住む「ムニョス博士」と親しくなった。博士は一流の医療技術を身につけているにも関わらず、自室に引きこもって研究に専念している風変わりな男だ。博士によると人間の意思や意識は...

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G・K・チェスタートン『竜とカクレンボ』

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 G・K・チェスタートン(G.K.Chesterton)著, 佐藤高子訳『竜とカクレンボ』(“The Dragon at Hide-and-Seek” チェスタートン・他著, 佐藤高子, 渡辺南都子訳『ビバ! ドラゴン ファンタジイ傑作集〈2〉』早川書房 1981 ハヤカワ文庫 FT28 所収 ) 本格推理小説の巨匠によるドラゴンスレイヤーもの。G・K・チェスタトンの本は創元推理文庫の『ブラウン神父の童心』一冊きりしか読んでないので、巨匠の巨匠たる所以を説明することはで...

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ジブ・I・ミハエスク『夢』

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 ジブ・I・ミハエスク(Gib I Mihăescu)著, 住谷春也訳『夢』(“Visul” 沼野充義編『東欧怪談集』河出書房新社 1995 河出文庫 所収) 主人公の「カロンファル」は資産家である。世間では「ドクター」と呼ばれている。愛妻「ナタリア」も裕福な男爵の令嬢だったが、国境の向こうに置き去りになったまま行方が知れない。ドクターの心の拠り所は、たった一枚残された妻の写真である。彼はくる夜もくる夜も美しい妻の写真を眺め、ベロベ...

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ブライアン・マクノートン『食屍姫メリフィリア』

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  ブライアン・マクノートン(Brian McNaughton), 夏来健次訳『食屍姫メリフィリア』(“Meryphillia” ワインバーグ&グリーンバーグ(Robert E. Weinberg and Martin H. Greenberg)編著, 夏来健次, 尾之上浩司訳『ラヴクラフトの遺産』("Lovecraft's Legacy")東京創元社 2000 創元推理文庫 所収)「その墓地において、メリフィリアは最も例外的な食屍鬼(グール)だった。彼女を美女と呼ぶ者がいたわけではなかったものの、しかしほか...

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