読書メモ(怪奇系多め/ネタバレあり)

Category竹書房文庫・「超」怖い話 1/2

久田樹生『「超」怖い話 怪神』

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  久田樹生『「超」怖い話 怪神』竹書房 2014 竹書房文庫 HO-218 罰当たりキャラが頻繁に登場する実話怪談には、因果応報の法則に則った話が多い。神社仏閣や墓地を心霊スポットとして突撃、酷い目にあった、なんて話はその最たるものである。この本はそんな因果応報をテーマにまとめられている。タイトルには「神」とあるけど、神仏にまつわる話の他にも、幽霊、狐狸妖怪の話、なんだかよく分からないものを見た、聞いた、感じ...

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渡辺正和『「超」怖い話 鬼市』

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  渡辺正和『「超」怖い話 鬼市』竹書房 2013 竹書房文庫 HO-163 凄みのある表紙のイラストに負けず劣らず、中身も充実した一冊だった。目立った特徴としては、各エピソードが関連のあるモチーフやシチュエーションごとにゆるくまとめられている点だ。この構成は似た傾向の話が連続しても退屈させないという著者の自信の表われだろう。あと器物の怪談が多いのも特徴。全27編収録。印象的な話が多かったが、気になったエピソード...

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深澤夜『「超」怖い話 鬼胎』

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  深澤夜『「超」怖い話 鬼胎』竹書房 2014 竹書房文庫 HO-215「き‐たい【鬼胎】 1. おそれ。心配すること。「―を抱く」 2. 子宮内の胎児をおおう胎盤絨毛膜の異常増殖によって起る病。子宮内容は小嚢状の塊となって、葡萄状となり、胎児は全くその姿を消す。奇胎。胞状鬼胎。葡萄状鬼胎。」 不気味、奇妙、奇怪、少々風変わりな実話怪談集。長めの話、18話が収録されている。特徴的なのは幽霊がほとんど出てこないところで、...

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加藤一『「超」怖い話 申』

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  加藤一編著, 久田樹生, 渡辺正和, 深澤夜共著『「超」怖い話 申』竹書房 2016 竹書房文庫 HO-263 この本の感想は今年初めに書いたつもりでいたのだが、記事がどこにも見当たらなくてびっくりしてしまった。書くには確かに書いたはずで、書き終えてから付箋もはがしたし、後からもう一度読み直したりしている。アップロードし忘れたのか、アップロード時に何かミスをしたのか。我ながら忘れ物はやや多いが、物忘れはしない奴だ...

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松村進吉『「超」怖い話 乙(きのと)』

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  松村進吉『「超」怖い話 乙(きのと)』竹書房 2015 竹書房文庫 この夏に出た「十干」(←甲・乙・丙・丁〜の十干)シリーズの最新刊。印象としては不思議系のメルヘンっぽい話が多く、幽霊がドンと出てくるような話は少ない。「超」が付くほどには怖くはないけど、どのエピソードもよく整っているし、ノスタルジックで味わい深い一冊となっている。全31話収録。なかでも印象に残ったのは↓「きょうだい」姉が結婚した一人の男のた...

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加藤一『「超」怖い話 未』

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  加藤一編著, 久田樹生, 渡辺正和, 深澤夜共著『「超」怖い話 未』竹書房 2015 竹書房文庫 毎年一冊ずつ刊行されるらしい干支シリーズの新刊「未」が出た。去年の「午」に続く新シリーズ二冊目の本だ。竹書房の「「超」怖い話」と「恐怖箱」は一通り買ってるんだけど、本書に限らずこれらのシリーズの怪談には、困ったことに(喜ばしいことに)再読のたびに随分印象が変わる話がある。この本も一読した限りではケレン味のない「...

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松村進吉『「超」怖い話 P(ロー)』

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  松村進吉『「超」怖い話 P(ロー)』竹書房 2010 竹書房文庫 四年ほど前に発売されたシリーズ二十七冊めの本。竹書房版に限っては発売時に読んで、忘れたころに読み返して(読み返す頻度高いです)、また読み返してから感想書いてるんだけど、読み返すたびに不思議と印象がどんどん変わる。すごくインパクトを受けたはずなのに、再読するとそれほどでもなかったり、最初はぱっとしないなぁって感じだったのが、底光りするような怖...

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松村進吉『「超」怖い話 Ξ(クシー)』

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  松村進吉編著, 久田樹生共著『「超」怖い話 Ξ(クシー)』竹書房 2009 竹書房文庫 先日は20年以上も前の本について書いたので、今日は同じシリーズでももうちょっと最近の本を取りあげようと思う。とはいえこの本も、出てからすでに5年も経ってるのだけれど……。 本書は勁文社版から数えて25冊め、著者はじめての編著担当本だ。ほどよい長さの、粒揃いのエピソードが40話収録されている。「まえがき」も「あとがき」もないこと...

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