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光石介太郎『霧の夜』

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 光石介太郎『霧の夜』(鮎川哲也編『怪奇探偵小説集〈続〉』双葉社 1976 所収) 夕闇がせまり魑魅魍魎が跋扈する「逢魔時」。これはもともと薄闇に即座に順応することができない、人の目の構造に由来する概念だといわれている。「霧」もまたそんな夕闇と似たような効果を持っている。様々なジャンルの作品のなかで、霧はこの世ならざる雰囲気を盛りあげ、ときに人を異界へと誘うアイテムとして多用されている。夜霧ともなればなお...

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