Category香山滋 1/1

香山滋『オラン・ペンデク後日譚』

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 香山滋『オラン・ペンデク後日譚』(『香山滋全集〈1〉海鰻荘奇談』三一書房 1993 所収) 著者のデビュー作『オラン・ペンデクの復讐』(←前の記事へのリンクです)の後日談にあたる本作は、前回殺害された「宮川博士」の娘で、博士を殺害した「オラン・ペンデク」の妻「宮川旗江」がヒロインをつとめる奇妙な海洋小説だ。劇中では前話から6年経っている。 旗江は恩師から帆船信天翁(アルバトロス)号を借り受けスマトラを目指して...

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香山滋『ゴジラの逆襲』

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  香山滋『ゴジラの逆襲』(『香山滋全集〈14〉魔空要塞』三一書房 1996 所収) 魚群探見中にエンジンの不調で不時着した同僚の小林を救助するため、岩戸島に向かったパイロットの月岡は、そこで格闘するゴジラ&トゲトゲの付いた亀のような怪獣を目撃する。二人の報告によって「アンギラス」と命名された新怪獣、そして二頭目のゴジラに対する対抗策が検討されたが「オキシジェン・デストロイヤー」なき今、人類には成すすべがな...

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香山滋『ゴジラ』

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  香山滋『ゴジラ』(『香山滋全集〈14〉魔空要塞』三一書房 1996 所収) CSの日本映画専門チャンネルで、ゴジラ生誕60年&7月のハリウッド版公開記念として「総力特集・ゴジラ」(※1)がはじまった。毎月「5」のつく日にHDリマスター版を2本ずつ、全30作を1年かけて放送するらしい。ナイス企画だ。この前は『ゴジラ』(1954)と、アンギラスの出てくる『ゴジラの逆襲』(1955)をやってた。個人的には『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の...

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香山滋『オラン・ペンデクの復讐』

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 香山滋『オラン・ペンデクの復讐』(『香山滋全集〈1〉海鰻荘奇談』三一書房 1993 所収)「オラン・ペンデク」「オラン・ペッテ」という、二つの未知の人類を発見した宮川博士が、その発表の壇上で突然ミイラ化して死亡する。彼はその存在を証明するために未知の人類を殺害し、採取した鰓や皮膚を自らに移植していたのだった。……というのがストーリーの端緒。本作は未知の人類「オラン・ペンデク」による復讐劇である。 宮川博士...

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香山滋『月ぞ悪魔』

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 香山滋『月ぞ悪魔』(『香山滋全集〈3〉月ぞ悪魔』三一書房 1994 所収) 前々回の『こびとの呪』の記事で、江戸時代に書かれた浅井了意の『伽婢子』から、「人面瘡」についての引用をしたが、この話は中国、唐代に書かれた奇譚集『酉陽雑俎』(ゆうようざっそ)からの翻案だった。感想を書くときはできるだけ検索には頼らないようにしてるので、辿り着くのに時間がかかってしまった。 参考にしたのは駒田信二著『中国怪奇物語 妖怪...

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