Gewalt『ガルパン戦車読本 Ausf.C』

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 EXCEL, ワダツミ, I-IV, pineAhead共著『ガルパン戦車読本 Ausf.C』Gewalt発行 2013

 現在続刊中の放蕩オペラハウス/Gewaltの本には『ガルパン戦車読本』『ガルパン軍事読本』『ガールズ&パンツァーに出てくる戦車をガンダムに例えてみた』という三つのラインナップがある。どれも漏れなく面白いのだけれど、個人的に本命はやはり『ガルパン戦車読本』。本書はその最新刊だ。

 表紙は登場チーム中、唯一大洗女子に黒星を付けた聖グロリアーナ女学園の「チャーチルMK.Ⅶ」。こういう感じでキャラと並べると、戦車が相当でっかく見える。知人にガルパンの戦車作るならオススメある? って聞いたところ、迷わず薦められたのがタミヤの「チャーチルMK.Ⅶ」だった。うーむ……。できれば主役機が良かったんだけど。

 中身の方も聖グロリアーナ女学園の車両オンリー。「マチルダ」「チャーチル」、それと出てたっけ? って感じの「クルセイダー」が取り上げられている。印象としては、イギリス人不器用すぎ。手先じゃなくて、メンタル面で。これは航空機に関してもよく似た感じなんだけど、少々問題があっても、手間ひまかけてコツコツと改修を積み重ねて、最後にはそこそこ(時には相当)マトモなものに仕上げてしまう。いってしまえば場当たり的だし、戦ってる真っ最中にじっくり時間をかけて熟成させるのもどうかと思うけど、なんとかなってるからOKらしい。その頑さは、戦車の頭文字「C」縛りなどに如実。頭文字なんて、通し番号さえ付けとけばどーでもよさそうなのに。そういえば兵器じゃないけど、ロータスは「E」縛りだ。……なんかジンクスでもあるんだろうか。

 全体のフォーマットは「Q&Aコーナー」が無くなったくらいで、ほぼ前号までと同様。ページ数はやや少なめ。ただこの号には『黒森峰女学園 vs 聖グロリアーナ女学園はこんな感じだったんじゃないかな私妄想版。』なる見開きの漫画? が載ってて、確かに読む順番はよく分からなかったけど、小さいコマまでぎっちり描かれていてとても見応えがあった。これ次号でも載ってるといいな。

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 それからこの本と一緒に届いたEXCEL, ワダツミ, I-IV共著『ガルパン戦車読本 大洗女子学園編』(ガルパン戦車読本A/B型)は、既刊分2冊の総集編。総集編とは言っても単に2冊くっ付けただけじゃなくて、全面的に手が入れられていて、増量分もかなりのページ数。表紙はラストシューティングだし、既刊分を持っていても買って損な気はしない。持ってなかった人にはすごくおすすめできる一冊になっている。これで既刊の2冊は絶版になるのかな。


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 こっちは既刊分の総集編。↓『ガルパン戦車読本 大洗女子学園編』(ガルパン戦車読本A/B型)
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放蕩オペラハウス『別冊ガルパン戦車読本 ガルパン軍事読本03』

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 ワダツミ, I-IV, pineAhead, GEN共著『別冊ガルパン戦車読本 ガルパン軍事読本03』放蕩オペラハウス刊 2013

『ガルパン戦車読本』の続刊と3冊一緒に届いてたんだけど、潔すぎる表紙詐欺っぷりがおもしろかったので、こっちから取り上げようと思う。見ての通り強烈にかっこいいアンチョビ。こうして見るとデザインの見映えの良さは群を抜いている。不敵な表情が実によく似合う。出オチキャラなのに。

 中身の方は順当に7話+プラウダ戦のエピソードガイドかと思いきや、BD特典のOVA1~3話+本編の7話という斜め上の展開。全く予想してなかったけれど、これはこれで収まりのいい取り合わせだと思う。7話とOVAには無線を通じての描写がメインになりがちなチーム間のコミュニケーションが、ばっちり描かれてるって共通点があるから。
 構成はこれまでと同様で「スク水とは?」みたいな、ミリタリーとはほぼ無関係な話題にも力の入った解説がなされている。前号と比べるとエロっぽい絵が結構多め。

 今回の裏表紙はウサギさんチームの「M3リー」。「勇気を胸に、闘いぬいたうさぎたち。」というコピーが名文過ぎて泣ける。今回本書で紹介されてるOVAでは、日常の上下関係の中に置くと魅力が激増するウサギさんチームの「なんか可愛い生き物が群れてる感」が遺憾なく発揮されていて、BDまだ買ってないよっていうウサギさんチーム贔屓の人にはおすすめです。次号は今度こそプラウダ戦??


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放蕩オペラハウス『別冊ガルパン戦車読本 ガルパン軍事読本02』

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 ワダツミ, I-IV, pineAhead, GEN共著『別冊ガルパン戦車読本 ガルパン軍事読本02』放蕩オペラハウス刊 2013

 結構前に届いてたんだけど、紹介するタイミングを逃してしまってたので、遅ればせながら簡単な感想を。

 第1号に収録されていたのはアニメ1~4話だったけど、この第2号に収録されているのは5~6話の2話分。サンダース戦に絞ったエピソードガイドになっている。内容は「Q&Aコーナー」がなくなったものの前号と同様の仕様。劇中にちらっと出てくるアイテムから、ドカンと出てくるアイテムまでをつぶさに取り上げて、関連のあるようなないような蘊蓄を開陳している(←もちろん褒めてます)。
 サンダース戦ってことでシャーマン関連が多めかなと思いきや、なにげにバレー部&八九式の記事やイラストが多くて、さすが屈指のネタチーム、愛されてる。裏表紙もアヒルさんチームの八九式で、こうして見ると古参兵っぽい威厳があって実にかっこいい。秋山殿じゃないけどリベットがいい味出してる。あとこの絵じゃ見えないけど、後ろにくっついたソリもグー。

 コメントに添えられている硬軟様々なスタイルのイラストは、締切ギリギリで増量したらしい。どの辺が増量分なのかは分からないけど、今回はかっこいいめのイラストが多いように思う。かっこいいと言えば、本文でも触れられてるマルセイユ。昔この人の写真を『モデルアート』かなんかで初めて見た時は、そのイケメン振りにほんと驚いた。笑ってしまうほどハイスペック。漫画の登場人物のようだ。

 ところで前に「最低でもあと2冊の刊行が予定されているようだ」って書いたけど、今回収録されてるのは2話。これから後半に向けて更に盛り上がることを考慮すると、あとどのくらい出るのか予想できなくなってしまった。アニメ7話には色々仕込まれてそうだし、その次はプラウダ戦。ネタには困らなそう。


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放蕩オペラハウス『別冊ガルパン戦車読本 ガルパン軍事読本01』

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 ワダツミ, I-IV, pineAhead, ILMA Express共著『別冊ガルパン戦車読本 ガルパン軍事読本01』放蕩オペラハウス刊 2013

 昨日帰宅したら、この本と前に頼んでおいたプラモデル(戦車じゃないです)が同時に届いてた。ちょっと前に届いたfigmaのヘンリエッタもそうだったんだけど、すっかり忘れたころに届くのって結構嬉しい。

 さて待望の新刊、どこかで見たようなレイアウト、ロゴの表紙で、その様式はしっかり裏表紙にまで及んでいる。大洗女子ミリタリーミニチュアシリーズのD型には、初回特典としてあんこうチーム全員のフィギュアが付いてくるそうで、すごいサービスぶり。ヤフオクで高騰するさまが目に浮かぶようだ。

 劇中に登場する戦車をメインに解説していた既刊分の三冊(多分)と比べると、本書の編集方針はかなり異なっている。文章と多くのイラストを用いた解説には変わりないのだが、アニメ各話に散りばめられた細かなミリタリーネタ(学園艦、店舗の名称、劇中に登場する各種書籍などなど)と、アニメの世界観や設定についての解説という、よりアニメ本編に沿った内容になっている。「ミリタリーに全く疎い人でも、これを読めばとりあえず大丈夫!? 普通に生きていく分には必要のない、あれやこれやを徹底解説!!」と表紙にある通りの内容だ。
 また所々に「教えて鈴木さん!!」として、アニメの考証・スーパーバイザーの鈴木貴昭によるQ&Aコーナーも載っている。各車輌があのとんでもないところに隠されていた理由が明らかになる(個人的な妄想だそうです)。

 この第1号に収録されてるのはアニメ1〜4話のエピソードガイド。ということは最低でもあと二冊の刊行が予定されているようだ。既刊の「ガルパン戦車読本」と併せて読めば、アニメをより楽しく見れること間違いなし。


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放蕩オペラハウス『別冊ガルパン戦車読本 ガールズ&パンツァーに出てくる戦車をガンダムに例えてみた Vol.1』



 ワダツミ, I-IV共著『別冊ガルパン戦車読本 ガールズ&パンツァーに出てくる戦車をガンダムに例えてみた Vol.1』放蕩オペラハウス刊 2013

 今回は一昨日に続いてTVアニメ『ガールズ&パンツァー』に登場する戦車を解説した同人誌、『ガルパン戦車読本』の別冊である本書の感想を書こうと思う。内容はタイトルそのまんまで、戦車をTVアニメ『機動戦士ガンダム』に出てくるロボット「モビルスーツ(以下MS)」に例えてみようというもの。確かにアニメに登場するMSは、メカながらしっかりとキャラクター性が確立されているので、そこに戦車に当てはめれば、各車輌の持つマニアックな差異をニュアンスとして捉えやすくなりそうだ。もちろん戦車かMSのどっちかに関して多少の知識が必要にはなってくるが、ガンダムを見たことがあれば大丈夫。きっと楽しく読めると思う。

 誰でも一度は考えたことがあるに違いない、好きなMS心のベストテン。これまで不動の1位は「ORX-005 ギャプラン」だった。そのあと「RX-178 ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)」「PMX-000 メッサーラ」って感じで続く。見たり聞いたりプラモの新製品が出たりすると、結構順位に変動があるんだけど、この辺まではほぼ固定化されている。渋い通好みの機体や、ヒーローっぽいケレン味のある機体よりも、見るからに悪役な高性能機の方が好みなのだ。そんなだから「RB-79 ボール(以下「ボール」)」については、これまでに感じたことを思い返そうとしても、まるで思い出せない。アニメ自体見たのは相当昔なんだけど、「ボール」ってパイロット乗ってたっけ? 程度の認識である。敵MSに蹴り飛ばされてたような印象はあるが、夢でも見たのかもしれない。とは言えぱっとしないところばかりかっていうと、そうでもなくて、なんといってもデザインが発するSFっぽさ(だけ)は飛び抜けている。とくに深海潜水艇っぽいマニュピレーターのデザインはかっこいい。機体の出自をうかがわせるナイスデザインだ。「MSN-02 ジオング」の整備兵の理屈からすると、すべてのMSは最終的には「ボール」を指向するはずだったんだけど、残念なことに(喜ばしいことに)実際にはそうはならず、むしろ真逆に進化していったのだった……。

 ……話が逸れてしまった。そう、「ボール」だった。
 なんで「ボール」かというと、本書では前記の通り戦車をMSに例えているのだが、不幸にも「ボール」に例えられてしまったのが、兼ねてからの懸案だった大洗女子学園アヒルさんチームこと、バレー部チームの操る「八九式中戦車」だったからだ。より正確に言うと「ボール」ではなく、「キャノンが付いてないボール」。もはやMSというより『2001年宇宙の旅』(1968)の「スペース・ポッド」か、でかい「ハロ」に近い。いや同サイズならきっと「ハロ」の方が強い。それよか生身のドズル・ザビの方が強いんじゃないか……って感じで、本書を一読すれば、これまであまりピンときてなかった各戦車の性能差を、切ないまでに感じることができる。

 本書は全48ページ、フルカラーの綺麗な本で、見開きの左側にMS、右側に戦車とあられもない姿のキャラクターという構成(キャラのいないページもアリ)、20輌の戦車がMSに例えられている。表紙を見て分かるように、MS、戦車ともに躍動感のあるイラストが採用されていて、図としての見やすさを要求される本誌『ガルパン戦車読本』のイラストとはまたひと味違う、迫力のあるものとなっている。今まさに活躍してるところ! って感じ(やられてるのもいるけど)。

 最近アニメの第11話、12話の放送日時も決まり、BD第2巻も無事発送がはじまった様子。ライトノベル、コミックの新刊の発売も近い。プラモデルは「転輪」を作ることを考えて、踏み止まってるけど、なんか遠からず買ってしまいそうな気がする。まだまだ当分物入りだけど、そんなアニメがあるというのはやっぱり楽しい。本書も「Vol.1」となっているところから、続巻が予定されているようだ。本誌ともども楽しみに続巻を待ちたい。


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Gewalt『ガルパン戦車読本 Ausf.B』



 EXCEL, ワダツミ, I-IV共著『ガルパン戦車読本 Ausf.B』Gewalt発行 2013

 すっかり遅くなってしまった。明日(今日)は6時半に起床予定なので結構やばい。遅くなったのは今日(昨日)、この本とその別冊が届いたからだ。待望の『ガルパン戦車読本 Ausf.B』、見ての通りまたしても表紙がかっこいい(上の画像の右下の小さいのは特典のテレカ)。手にしただけで厚くなってるのが分かるけど、あわや隔月刊ってくらいのペースで新刊を出すのは大変じゃないかと思う。しかも中身はより濃くなってるし。

 今回紹介されているのは、大洗女子学園の追加車輌の「B1bis」「三式中戦車チヌ」「ポルシェティーガー」、それからバレー部の「八九式」を尻目にカスタムされた「IV号戦車D型長砲身 独自改良型」「38式駆逐戦車ヘッツァー」の計5輌。文章とキャラを絡めたイラストという前回と同様のフォーマットで、それぞれの車輌について分かりやすく解説されている。またシュルツェン、パンツァージャケットについてなど、小ネタの解説も充実していて読み応えがある。なんかますます濃くなった? って感じるのは、追加車輌がよりマイナーなのと、カスタム関連の記事からの印象だろう。

「ポルシェティーガー」のダメダメぶりはアニメ本編でもばっちり描かれていたけど、こうやって解説されるとポルシェ博士に「趣味でやれよ!」っていいたくなるような代物だった。やる気を感じさせる砲塔の前のめり具合といい、見た目はかっこいいのに実にもったいない。それから風紀委員チームの「B1bis」、そど子たちが、おそらくバレー部に次ぐ劣悪な環境下に置かれていることが判明する。さすがフランス製だけのことはあって、自動車同様かなりクセのある車輌のようだ。それを三人で操ってるなんて、風紀委員チームマジ優秀。

 アニメの考証・スーパーバイザーの鈴木貴昭によるQ&Aコーナー「教えて鈴木さん!!」も前回に引き続き収録されている。ヘボい戦車でのモチベーションの維持についての問いに対する、「後で知って「マジか」となる位の気分」(p.29)って答えには思わず笑ってしまった。風紀委員チームは間違いなくそんな感じだ。そのほか「特別寄稿」として、すっかり設定の出来上がってるオリジナルのチームが収録されている。こっちも楽しく読むことができた。

 前回の感想で、手元にあるとアニメがより一層楽しく見れる本って書いたけれど、今回さらにその印象は強くなった。これだけの情報を面白く、分かりやすくまとめるためには、表層には現れない膨大な知識とそれに対する理解が必要で、それを表現するためのイラストにも、高度なものが求められていると思う。この本はそれらの要件を軽々と(そう見える)クリアして、とても完成度の高いものとなっている。別冊の『別冊ガルパン戦車読本 ガールズ&パンツァーに出てくる戦車をガンダムに例えてみた Vol.1』の感想も、近々書こうと思う。

 ところでバレー部の「八九式」、レギュレーション的に無理な改造はできそうにないから、いっそ色々外して軽量化するってのはどうだろうか。せめて逃げ足くらいは速くしてやりたい……。


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『ガールズ&パンツァー 設定資料集』



『ガールズ&パンツァー 設定資料集』ムービック(movic) 2012

 以前感想を書いた『ガルパン戦車読本』は、アニメ本編に携わる人のインタビューが載ってたり、その内容の充実ぶりからうっかり勘違いしそうになるけど、同人誌という扱いだった。本書はTVアニメ『ガールズ&パンツァー』のオフィシャル設定資料集。
 表紙はすごく綺麗なカラーだけど、本文はモノクロのみの片面印刷で80ページ、各キャラクター(女の子のみ)の全身や表情などの線画が収められている。これまでにムービックから出た他のアニメの設定資料集と同様の構成。
 実際のアニメの制作に用いられた設定資料をまとめたものなので、一見味気ない。いかにも資料って感じ。コレクションとしての価値はさて置き、イラスト描いたりフィギュア作ったりでもしない限り、本としてはどうよ? って気がするかもしれない。しかしじっくり見てみると意外にもおもしろいのだ(←実はアニメ『こいこい7』あたりから、気に入ったアニメのものだけは買うようにしてる)。

 まずメインの線画のほかに、ちょこちょこ書き込まれている注意書きに注目したい。例えば「ウサギさんチーム」の丸山紗希のページの「少しねこぜ」など。このほんのちょっとの記述から、キャラクターを表現する上でどこが重要視されているのかを汲み取れるのが楽しい。またメインの線画を補足するように描かれた細部のデザイン画や、参考図も見所のひとつ。こんなものまでってのがあったりする。なかでもごちゃごちゃした服装をしてる「カバさんチーム」のページには、マフラー(?)の巻き方や胸当ての装着法など参考図が多い。
 もちろん各キャラクターのメインの線画や表情は一番の鑑賞ポイント。微妙な線の違いで、各キャラターごとの体形、肉付きが見事に表現されている。また本書のおりょうのように、こんな表情もするんだってカットがあると嬉しい。とくにこの作品の場合は登場人物が多くて、大勢でいるシーンも多いから、アニメでは見落としてしまってる表情があるかもしれない。

 少し残念だったのは「あんこうチーム」の私服の設定画と、各キャラクターの身長比較図が載っていなかったこと。キャラクターの身長差をみると、なぜかぐっとくるので比較図は欲しかった。この本、かなり売れているみたいなので、そのあたりを網羅した第二弾を出してくれないかな。もちろんその際には、BDの映像特典で披露されてた水着の設定も漏れなく収録して欲しい。


 さっきmovicのサイトを見てみたら、2月の中旬に再版予定とのこと↓「ムービック(movic)」の通販サイトです。
 http://www.movic.jp/index.php?ctrl=sheet&code=21740

 前に書いた記事↓Gewalt『ガルパン戦車読本』
 http://serpentsea.blog.fc2.com/blog-entry-68.html


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Gewalt『ガルパン戦車読本』



 EXCEL, ワダツミ, I-IV共著『ガルパン戦車読本』Gewalt発行 2012

 TVアニメ『ガールズ&パンツァー』の同人誌。
 表紙は見ての通りプラモデルのボックスアートみたいですごくかっこいい。飾っておきたいくらい。こういうの見ると、戦車にぴったりのフィギュアが欲しくなる。ハッチから少しだけ見えてる麻子の頭部くらいなら、意外に作れそうな気がするけどどうなんだろ。

 本文はモノクロ34ページ。メインの記事は大洗女子に所属する最初の5台の車輌に関する豆知識が、文章とキャラを絡めた綺麗なイラストで分かりやすく解説されている。色々な砲弾を使い分けてるとか、戦車の知識ゼロの状態で、ぼーっと作品を見ているだけじゃまず気にならないし、気にならないから調べもしないようなことがさらっと書かれている。そういうことをしっかりと踏まえたうえで、アニメは作られているらしい。知らなくても全然楽しいけど、知ればもっと作品が楽しめるってやつの見本みたいなものだ。現時点ではチャーチルの砲塔から火が出てたかどうかの覚えが全くないので、後から見返してみようと思う。

 ほかにも転輪やハッチについてなど、色々と興味深い記事が多かったけど、やはりバレー部の連中が置かれている惨状が印象的だった。こっちはぼーっと見ているだけでもなんとなく分かるけど、具体的に書かれるとますます酷い。アスベストで内張りとか、酷いどころじゃない。車輌の拡張性もなさそうだから、この先どうにかするには乗り換えか、根性しかない感じ。小さいからマトになりにくいのが唯一の救いだろうか。知らなくても全然切ないけど、知ればもっと切ないってやつの見本みたいなものだ。

 それからQ&Aコーナー「おしえて鈴木さん」では、31の質問に対して、アニメの考証・スーパーバイザーの鈴木貴昭が懇切丁寧に答えていて、こっちも読み応えがあった。華は天才で、桃ちゃんはメンタルが弱いと。

 そんなわけで手元にあるとアニメがより一層楽しく見れる本だと思う。新規参入した車輛もあるし、他の学校の戦車も魅力的なので、第二弾以降も期待したい。


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