SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2017年 03月号 Vol.114

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2017年 03月号 Vol.114

 祖父は戦時中、ジャワ島で飛行機の整備をしていた。海軍だったことが関係あるのかどうかわからないが、陸軍の戦闘機のプラモを作って見せても全然気に入らないらしく、ふーんって感じだった(なぜかハセガワの1/72「隼」を見せたときのリアクションだけは微妙に良かった)。祖父にとって戦闘機といえば「零戦」一択、「あれは綺麗な飛行機だった」と言ってたのを何度か聞いた覚えがある。当然ごくたまーに買ってくれるプラモも零戦。見るからに作れそうにない1/32メタルパーツ入りとか、そんなのを買ってもらっていた。メタルパーツとかいらないから、せっかくの1/32なら「スピットファイア」が欲しかった。そんな祖父がジャワ島で整備してた飛行機は「九七式二号艦攻」(←固定脚)という結構レアな機体で、当時はプラモにもなってなかったのだが。

 小学生から見ても陸軍機が華やかに見えるのは、ひとえに今回の特集の機体「飛燕」によるところが大きいと思う。マーキングもハデハデありハゲハゲありとバラエティに富んでるし、何よりスマートな機首の形状が異彩を放っている。今見ると錚々たる空冷の旧軍機の中にあって、なんとなーく居心地悪そうに見えなくもないのだが、実にわかりやすくかっこいい。
 というわけで、タミヤ1/48、アオシマ1/72と、最近国産の新キットが続々と発売されている「飛燕」の特集号である。前号の感想でタミヤの1/48メインって書いたけど、1/32〜1/72の新旧キットをチョイスした感じのいい特集になっている。下のリストの通り作例数はごく少ないが、物足りなさは全く感じなかった。完成度の高い各作例をじっくり見せる構成になっている。なかでも『改造しちゃアカン リターンズ!』のレベル1/32の飛燕は、繊細な工作と凄みのあるハゲハゲ塗装ですごいインパクトだった。このレベルの飛燕、実物は中古ショップの棚でしか見たことなかったんだけど、すごい出来のキットだ。あといつもこの雑誌は途中写真が少なくて寂しい的なことをグズグズ書いているが、今回はタミヤのキットをネタに途中写真たっぷり。1/48スケールでⅠ型丁の4面図も収録されている。

 特集以外の記事では唐突に載ってたハセガワ1/32の疾風がすごかった。リベットラインの凹が徹底的に表現されていて、外板がめっちゃ薄く感じられる。まさに実機はこんな感じ! って感じの説得力だった。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集「飛燕」
『川崎 キ61 三式戦闘機 飛燕 Ⅰ型丁』タミヤ 1/48

連載記事『Alternative modeling garage Vol.12 フィギュア編 その1』
『バイカー フィギュア』セミスクラッチビルド 1/32 ※モノクロ記事

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『川崎 キ61 三式戦闘機 飛燕 Ⅰ型丁』レベル 1/32

連載記事『飛ぶ理由 連載第32回』
『大日本帝国前衛武装艦 アンドロメダ AAA-1』フルスクラッチビルド 1/1000 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
『He162A サラマンダー』ブレンガン 1/144 ※モノクロ記事

特集「飛燕」
『川崎 キ61 三式戦闘機 飛燕 Ⅰ型丙』ハセガワ 1/32
『川崎 キ61 三式戦闘機 飛燕 Ⅱ型改 涙滴風防』アオシマ 1/72
『川崎 キ61 三式戦闘機 飛燕 Ⅰ型丁』アオシマ 1/72

『中島 キ84 四式戦闘機 疾風』ハセガワ 1/32

連載記事『夢見る翼 NO.52』
『バニラエア エアバス A320』ハセガワ 1/200

『NOSE ART QUEEN Vol.54 Flight Attendant Special』坂本くるみ 佐野真彩 近藤みやび



 今回の中身とは関係無いけど、裏表紙のハセガワ1/72「二式大型飛行艇」が素晴らしくいい感じ。あとモデルカステンからギャル子ちゃんが出るらしい。次号の特集は「イラン空軍」。


日本陸軍 川崎 三式戦闘機 飛燕 Ⅰ型丁」タミヤ 1/48


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2017年 01月号 Vol.113

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2017年 01月号 Vol.113

 今月号の特集は「SA Convention 2016 Announcement」、SAコンの結果発表だ。お題は「F-14」。下のリストを見ると結構作例が多いようにも見えるけど、連載記事を除くとほとんどは応募作品で、今回作例自体はごく少ない。ほぼ上位入賞作品の写真集みたいな感じになっている。応募総数124点の中で頂点を極めたのはハセガワ1/48「F-14A」、表紙に載ってる機体だ。ぱっと見、ケレン味のないクリーンな感じの作品だが、よくよく見ると各部に手が入れられ、機体全面には筆塗りによる微妙なウェザリングが施されている。やっぱりハイビジの機体はかっこいい。
 他にも超精密な(ハッチオープン)レベルの1/144「F-14A」、あまりしっかりした完成品を見かけないハセガワの「たまごひこーき」などが特に印象に残ったが、人気機種だけに気合の入った作品が多かったように思う。タミヤ1/48の発売ともう少しタイミングが合っていれば、応募作品はさらに増えたに違いない。主要な入賞作の他はモノクロのページに切手サイズの画像で紹介されている。

 連載記事はいつもながら見応えのあるものだった。『夢見る翼』の作例はローデンの1/144『ダグラス DC-7C』。味わい深いJALの機体。ダグラスの最後のレシプロ旅客機である。前に書いた気もするが、ローデンのこのシリーズはパッケージのイラストが面白いので、作るかどうかはさておきついジャケ買いしてしまう。今回の作例では別売&自作デカールが用いられている。モノグラム分の多い『改造しちゃアカン リターンズ!』では、今回もモノグラム の1/48「F-105G サンダーチーフ」をチョイス。機体の形状自体はキットのまま、徹底的にディティールアップが施されており、凄みのある塗装と相まって非常に見応えのある作例となっている。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集「SA Convention 2016 Announcement」
『グラマン F-14A トムキャット ファイナルカウントダウンVer.』ハセガワ 1/48
『グラマン F-14D トムキャット』ホビーボス 1/72
『グラマン F-14A トムキャット』ホビーボス 1/48 ※ジオラマ作品
『グラマン F-14B トムキャット』タミヤ 1/32「F-14A」改造
『グラマン F-14A トムキャット イラン空軍』ハセガワ 1/72
『グラマン F-14AN Nekomata』モノグラム 1/48「F-14D」改造
『ヴォート V-507』ハセガワ 1/48「F-14D」改造
『グラマン F-14D トムキャット Black pearl Bunny』ハセガワ 1/48
『グラマン F-14A トムキャット VF-154 BLACK KNIGHTS』レベル 1/144
『たまごひこーき F-14』ハセガワ ノンスケール改造
『たまごひこーき F-14』ハセガワ ノンスケール改造

「MINAMI-CON 2016」

『中島 J1N1-Sa 月光 11型甲』タミヤ 1/48 ※ジオラマ作品

連載記事『夢見る翼 NO.51』
『ダグラス DC-7C』ローデン 1/144

連載記事『飛ぶ理由 連載第31回』
『ヴァンシップrealtà』フルスクラッチビルド 1/6 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
『F-14D Super Tomcat』レベル 1/144 ※モノクロ記事

連載記事『Alternative modeling garage Vol.11』
『ハーレーダビッドソン WR』セミスクラッチビルド 1/32

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『リパブリック F-105G サンダーチーフ』モノグラム 1/48

特集「SA Convention 2016 Announcement タミヤ1/48 F-14Aトムキャット部門」
『グラマン F-14A トムキャット』タミヤ 1/48
『グラマン F-14A トムキャット』タミヤ 1/48 ※NASA仕様機
『グラマン F-14A トムキャット』タミヤ 1/48改造 ※試作初号機

特集「SA Convention 2016 Announcement Exhibition」
『米国海軍 原子力空母 CVN-68 ニミッツ』ピットロード 1/700
『F-14J改 航空自衛隊 第3飛行隊』タミヤ 1/32「F-14A」改造

『NOSE ART QUEEN Vol.53』永尾まりや



 次号の特集は電撃発表されたタミヤの1/48キットをメインにした「川崎 三式戦闘機 飛燕」。最近タミヤすごいな。


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