SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 11月号 Vol.106

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 11月号 Vol.106

 2013年1月号に続く特集「JASDF Part2」。本誌の自衛隊特集は毎度何割り増しかで気合が入ってるような気がする。今回も充実した内容で見応えアリなんだけど、その前に新製品について。7月号(←前の記事へのリンクです)で海洋堂が1/48で完成品を開発中と報じられていた陸自の「OH-1」が、今度はなんとアオシマから1/72で発売されるとのこと。発売時期や価格はまだ未定だけど今から楽しみだ。

 さて肝心の特集はというと、上記の通り非常に充実している。表紙も巻頭もプラッツの新製品「F-15J」なので(そういえばPart1も「F-15J」だった)、てっきりこれが特集のメインかと思いきや、主役はなんとファントム。1/32×3例、1/48×1例というファントム特集並みの大盤振る舞いだった。激しく汚れた1/32の各機は圧巻。とくに「RF-4E」がかっこよかった。何とも言えないモノモノしいオーラを感じる。
 今回は連載記事でも特集に合わせた機体が取り上げられている。『改造しちゃアカン リターンズ!』では新明和工業の「SU-1」をチョイス。この機体は日本独自の水陸両用の救難飛行艇で、最近インドやインドネシアに売るとか何とか言ってる「SU-2」のお姉さん機にあたる。作例はハセガワ1/72のかなり古いそっ閉じキットを見事に組み上げている。リベットはもとより機体表面のベコベコまで詳細に表現された労作で、特撮っぽい画像もすごい迫力だった。

 前号の対談で言及されていたように、この号では途中写真が「改造しちゃアカン〜」の数コマと『オルタネイティブ モデリング ガレージ』のカーモデルのものしかなくなってしまって、「申し訳ないですが製作の詳細はモデルアートさんをみてください……」(前号p43)って言葉を体現した紙面構成になっている。なので製作のノウハウを知りたい人よりも、自衛隊機のプラモのかっこいい完成品が見たいという人にオススメ。



 - 作例リスト (掲載順) -

『マクダネル ダグラス F-15J イーグル』プラッツ 1/72
『三菱 F-2B』ハセガワ 1/48
『マクダネル ダグラス F-4EJ改 ファントムⅡ』タミヤ 1/32
『三菱 T-2』プラッツ 1/72
「航空自衛隊の華、特別塗装機をコレクションする」トミーテック 1/144 ※塗装済みキットの完成品の紹介記事
『ロッキード T-33A シューティングスター』スペシャルホビー 1/32

「佐藤ナミフィギュア」モデルカステン 1/20 1/35 1/48 ※フィギュアの紹介記事

『三菱 F-1』プラッツ 1/72 ※『第三飛行少女隊』仕様
『マクダネル ダグラス RF-4E ファントムⅡ』タミヤ 1/32「F-4EJ」改造
『マクダネル ダグラス F-4EJ改 ファントムⅡ』タミヤ 1/32「F-4EJ」改造
『マクダネル ダグラス RF-4E ファントムⅡ』ハセガワ 1/48
『X1G 高揚力研究機』エレール 1/72
「航空自衛隊パイロットフィギュア」モデルカステン 1/72 ※フィギュアの紹介記事

連載記事『夢見る翼 第45回』
『ブリストル 175 ブリタニア』ローデン 1/144

連載記事『オルタネイティブ モデリング ガレージ Vol.5』
『1955 Chevrolet Bel Air』モノグラム 1/32改造
『1949 Ford Tudor Custom』リンドバーグ 1/32改造

連載記事『飛ぶ理由 連載第24回』
『空中戦艦 大空飛ぶ代Ⅱ(萎縮バージョン)』フルスクラッチビルド 1/48 ※小林誠によるオリジナルメカ

『日航製 YS-11EA/EB』バンダイ 1/72「YS-11」改造

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『新明和US-1』ハセガワ 1/72

『NOSE ART QUEEN Vol.46』石川恋



 次号の特集は「SA Convention 2015」の結果発表。


 新明和 US-1 レスキューアイボリー』ハセガワ 1/72


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 09月号 Vol.105

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 09月号 Vol.105

 特集は「帝国海軍艦隊航空隊」。久しぶりのレシプロ日本軍機特集ってことで、おなじみの機体がずらっと並んでいる。以前はWWⅡドイツ機とともに頻繁に組まれていた旧軍機特集だが、ここ数年はめっきり頻度が下がって、代わりにジェット機が中心になっている。ドイツ機特集なんていつ以来??ってくらい見かけない。寂しい。
 久々といえば今回、筆塗り塗装術の記事が久々に載ってた。これまでと同様に高難度且つお手軽な技法が、5ページかけて解説されている。最近エアブラシが使いづらくて、塗装直前で放置してるキットが幾つかあるから、マネしてやってみようかと思った。もちろん全部筆だと難しそうだけど「零観」の記事みたいな感じでやればなんとか。

 作例は下のリストの通り有名機ばかりで、タミヤ1/50「九九艦爆」なんてあまり見かけないものもあるけど、「零戦二一型」が3例(タミヤ1/32×2、ハセガワ1/48×1)と少々偏った印象。今回1/72の作例が「二式大艇」だけなので、そっちにリソースを割いて欲しかった。もう少しすればエアフィックスの97艦攻も出たのに惜しい。
 連載記事の『名機100』はついに連載第100回を迎えた。残念だけどこれで最終回なのだそうだ。ネタは特集にぴったりな上に最終回にも相応しい「零戦二一型」だが、今回もページ数が少な過ぎる(カラー2ページ)。どういう意図があるのかは分からないけど、扱いが雑なように感じてしまった。

 作例以外では「スケールアヴィエーション×モデルアート 両編集長対談」という記事があった。『MODEL Art (モデルアート) 』最新9月号掲載の「F-14」をきっかけに実現した対談らしい。読者からするとあまりピンとこないけれど、こういう雑誌間の交流って相当珍しいことなのだそうだ。SA誌とMA誌と言えば、嘗て「現用飴色」を巡ってうっすら鍔迫り合いをしてたように記憶している。あとそれぞれの別冊本を互いに紹介してるくらいで、紙面に見える形での交流は確かになかったかも(MA誌には以前『先行者』(←中国のロボ)の記事が載ってたこともあった。マガジンキット繋がり)。
 この2誌については、プラモのグラビアと関連エッセイのSA誌と、新製品レビューと関連資料のMA誌って感じで、上手く住み分けができているように思う。対談も和気藹々としてる。SA誌は「F-14」が取り上げられたことに、かなり驚いた&嬉しかったようで、それが紙面からもよく伝わってくる。SA誌「この対談だけで終わるのもったいないよね」→MA誌「じゃあ、まずは合同忘年会から」→SA誌「交流会ですね!」の流れがなんか面白かった。お見合い?

 今月も新製品にぐっとくるアイテムがあった。ハセガワ1/48の「九五式水偵」、造形村1/48の「ホルテン」も気になるところだけど、フリーダム・モデルキットって台湾のメーカーから出る「F-20」、これすごく良さそう。ノーズ2種類、マーキング3種類、ミサイル、ドロップタンク、エッチングパーツが付属。



 - 作例リスト (掲載順) -

『日本航空母艦 赤城』ハセガワ 1/700 ※艦船模型の作例
『三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 二一型』ハセガワ 1/48
『中島 B5N2 九七式三号艦上攻撃機』ハセガワ 1/48
『三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 二一型』タミヤ 1/32 ※表紙の機体
『愛知 D3A1 九九式 艦上爆撃機』タミヤ 1/50
『川西 H8K2 二式大型飛行艇 一二型 第802海軍航空隊所属機』ハセガワ 1/72

連載記事『名機100 第100回 最終回』
『三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機 二一型』タミヤ 1/32

連載記事『夢見る翼 第44回』
『ボーイング B727-100』童友社 1/100「ボーイング B727-200」改造

連載記事『ハイブリットプレーンワークス Vol.21』
『三菱 G4M1 一式陸上攻撃機』タミヤ 1/48改造

連載記事『飛ぶ理由 連載第23回』
『空中戦艦大空とぶ代』フルスクラッチビルド 1/350 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『オルタネイティブ モデリング ガレージ Vol.4』
『1953 Chevy Picup Truck』シグネチャーモデル 1/32改造 ※完成品ミニカーの改造

『グラマン F-14B トムキャット』ファインモールド 1/72「グラマン F-14D トムキャット」改造
『三菱 F1M2 零式水上観測機 一一型』ハセガワ 1/48

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『愛知 E13A 零式水上偵察機 一一型 偵察第302飛行隊所属機』ニチモ 1/48

『NOSE ART QUEEN Vol.45』小瀬田麻由



 次号の特集は「航空自衛隊 Part2」。


 1/48 F-20A タイガーシャーク


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 07月号 Vol.104

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 07月号 Vol.104

 やっと届いた! いつも買ってる本屋ではすでに売り切れになっていたので、ローソンでお取り寄せをしてみた。MG本誌の方はまだまだ店頭に残ってたのだけど、もともと入荷数が全然違ってるから、きっとMG買った人が一緒に買って行ったのだろう。

 今回はまた出たよって感じのマガジンキットで、「グラマン F-14D トムキャット 武装パーツ」が付いてくる。付録の分価格が高くなってるのもこれまでの通り(マガジンキットについては以前書いたので割愛)。個人的には珍しいデカールとかが付いてくる方が嬉しいけど、ディティールアップパーツやアクセサリー類はあまり使う予定がなくても(泣)気が向けば買ってるので、本の値段を差し引いて千円強でこれならまぁいいかなって感じだった。ただMGの方も合わせて買うとなると、1/72キットにしてはかなり高額なってしまうから、毎号買ってる小中学生には厳しいと思う。自分もその年頃に購読してたので。

 特集はMG本誌に付いてくるファインモールド製のキットを用いた「グラマン F-14D トムキャット」。特集の作例は表紙に載ってるでろでろに汚れた機体、ストレート組み、つるっつるのブラックバニー(←かっこいい)の3機で、ほかに今回の付録の武装パーツ関連の記事、パイロットフィギュアが載っている。さすがに武装パーツ中心の特集になっていて、MG買ってこないと話にならないって感じの特集じゃなくてよかった。

 今回は連載記事の作例が揃ってかっこよくて、武装パーツにはあまり興味が無くても、とくに大きめの機体が好きな人には楽しめる内容になっていると思う。『夢見る翼』の作例は地上姿勢で機首がやばい形になってる『ボーイング SST スーパーソニックリッパー』。めっちゃ未来っぽい。でかい(45cmくらい)。サンダーバードに出てきそうなかっこいい機体だ。連載100回目前の『名機100』では、エアフィックスの『ダグラス C-47 スカイトレイン』が取り上げられている。スキーを履いたDC-3の軍用機版。銀ピカの機体に赤い尾翼がよく映えている。フロートの付いた試作機もあったとか。そしてちょっと引いてしまうくらいすごかったのが、『改造しちゃアカン リターンズ!』のウイングナットウイングス1/32『AEG G.Ⅳ 前期型』だ。もう工芸品?? って感じの味わい。境界のぼやけたローゼンジパターンは独特の手法で塗り分けられている。細かくパイピングされたエンジンまわりやフィギュアの雰囲気も素晴らしかった。今回はページ多めだったんだけど、もっと見たいのであと2ページくらい欲しい。

 それから新製品に気になるアイテムがあった。海洋堂が1/48で「OH-1」を開発中とのこと。完成品で発売されるらしい。あとモノクロのページにエアフィックスの九七艦攻のテストショットが載ってた。見るからに精密な感じで今から発売が楽しみ。

2015062001.jpg

 随分前に明野で見た「OH-1」↑ 正面から見ると驚くほど機体が細かった。編隊が低空で前進→静止→後退する一連の挙動に歓声が上がってました。ちびっ子が「バックしたぁー!!」とか叫んでた。完成品もいいけど、やっぱキットが欲しいなあ。



 - 作例リスト (掲載順) -

『フェアチャイルド・リパブリック A-10C サンダーボルトⅡ』トランぺッター 1/32改造
『グラマン F-14D トムキャット』ファインモールド 1/72 ※表紙の機体
『グラマン F-14D トムキャット』ファインモールド 1/72 ※ストレート組み
『1/72 トムキャット 米海軍パイロットセット A』モデルカステン 1/72 ※パイロットフィギュアの作例
『グラマン F-14D トムキャット』ファインモールド 1/72 ※ブラックバニー

連載記事『夢見る翼 第43回』
『ボーイング SST スーパーソニックリッパー』レベル 1/200

連載記事『名機100 第99回』
『ダグラス C-47 スカイトレイン』エアフィックス 1/72

連載記事『ハイブリットプレーンワークス Vol.20』
『リパブリック P-47D サンダーボルト』アカデミー 1/48改造

連載記事『飛ぶ理由 連載第22回』
『バウンドドッグ』フルスクラッチビルド 1/12 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『AEG G.Ⅳ 前期型』ウイングナットウイングス 1/32

連載記事『オルタネイティブ モデリング ガレージ Vol.3』
『1953 Chevy Picup Truck』シグネチャーモデル 1/32改造 ※完成品ミニカーの改造

『イリューシン IL-2 シュトルモビク』タミヤ 1/48 ※ベース付き作例

『NOSE ART QUEEN Vol.44』水谷望愛



 次号は艦これファンにもおなじみ「第一航空戦隊」。かれこれ一年ぶりの日本機特集だ。


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 05月号 Vol.103

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 05月号 Vol.103

 発売日から数日遅れでやっと本屋に行くことができたのだが、今月号はなかなか売れ行きがいいらしくて、もう2冊しか残ってなかった。危なかった。思った以上に人気あるのかなA-10。

 今月号の特集は表紙のゴツい攻撃機「A-10 サンダーボルトⅡ」。激しいウェザリングが似合う機体ってことで、作例も1/32~1/72の各スケールで濃いめのが並んでる。表紙の「A-10C」はトランぺッターの1/32キット。少し変わった方法で塗装が施されていて、単色の塗装にも関わらず単調さを感じさせない仕上がり。A→Cの換装のほか各部にも丁寧に手が入れられている。

 後半にはエアフィックス、タミヤ(イタレリ)、ハセガワ、アカデミー、4社の1/72キットを作り比べた楽しい記事が載っている。こういう記事大好き。ハセガワのA-10はまだエアブラシを持ってなかったころに作ったことがあった。いつもは失敗したとか汚くなったとか書いてるけど、タミヤのアクリルカラーで塗ったA-10は、当時にしては超珍しく上手く作れた(塗れた)キットだった。最近はあまり使ってないけど、タミヤのアクリルカラーの緑っぽい色はなぜか妙に塗りやすくて、フジミのBf101やハセガワのP-40など目につく緑の機体を何機か作った(日本機は剥がれが上手く描けなくて敬遠してた)。懐かしい。
 作り比べの記事の次に載ってたのがフルハッチオープンの1/72「A-10C」、ハセガワのキットだ。ハッチ全開ってことは、当然具を用意する必要があるわけで、作例ではアフターパーツを一切使用せず、プラパン、プラパイプetcでごちゃごちゃしたメカをすべて自作している。とても1/72には見えない精密且つ手間の掛かった作例だった。

 連載記事もサンダーボルト。『改造しちゃアカン リターンズ!』のモノグラムの1/48「A-10A」は、表面の凸モールドを生かした濃厚な仕上げで、A-10と聞いてイメージするのはまさにコレ! って感じの作例。ゴテゴテしていてすごく重そう。かなり古いキットらしいけど、全然そんな風には見えない。暗い色味の機体に明るい色の武装がよく映えている。
 今回の特集では同一機種の新旧色々なスケールのキットが取り上げられているのが嬉しかった。久しぶりにA-10作ってみようかなって気分ににる。



 - 作例リスト (掲載順) -

『フェアチャイルド・リパブリック A-10C サンダーボルトⅡ』トランぺッター 1/32改造
『フェアチャイルド・リパブリック A-10A サンダーボルトⅡ』イタレリ 1/48
『フェアチャイルド・リパブリック A-10N/AW サンダーボルトⅡ』ホビーボス 1/48
『フェアチャイルド・リパブリック A-10A サンダーボルトⅡ』タミヤ 1/48 ※『エリア88』登場機体

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『フェアチャイルド・リパブリック A-10A サンダーボルトⅡ』モノグラム 1/48

連載記事『夢見る翼 第42回』
『ボーイング B720』ローデン 1/144

連載記事『オルタネイティブ モデリング ガレージ Vol.2』
『ノースアメリカン P-51D マスタング』タミヤ 1/32

連載記事『名機100 第98回』
『リパブリック P-47D サンダーボルト』キネティック 1/24

連載記事『飛ぶ理由 連載第21回』
『コンコード・ボンバー』フルスクラッチビルド 1/144 ※小林誠によるオリジナルメカ

『フェアチャイルド・リパブリック A-10A サンダーボルトⅡ』エアフィックス 1/72
『フェアチャイルド・リパブリック A-10A サンダーボルトⅡ』タミヤ(イタレリ) 1/72
『フェアチャイルド・リパブリック A-10A サンダーボルトⅡ』ハセガワ 1/72
『フェアチャイルド・リパブリック A-10A サンダーボルトⅡ』アカデミー 1/72

『フェアチャイルド・リパブリック A-10C サンダーボルトⅡ』ハセガワ 1/72

『ツナマヨ バニーガールVer』モデルカステン 1/16 ※フィギュアの作例
『NOSE ART QUEEN Vol.43』小間千代



 次号は姉妹誌『モデルグラフィックス』コラボ企画特別号「F-14D」。「F-14D」の1/72武装パーツ付きで、特別定価2500+税。


 A-10C サンダーボルトII』ハセガワ 1/72


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 03月号 Vol.102

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 03月号 Vol.102

 今回の特集は「公開から23年、今こそ顧みる「紅の豚」の世界」。何回目かのジブリネタの特集だが、表紙はこれまでのなかでベストだと思う。以前は何の雑誌だか分からないデザインになってたりしたが、今回表紙に掲載されたジオラマは格納庫のなかでピッカピカに磨かれた赤い飛行艇。店頭での見映えも抜群だった。このサボイアのジオラマが今号の目玉のひとつだ。
 作例はジオラマというより、シャドーボックスっぽい構成で(途中写真には天板がついたカットもあり)、ものすごく楽しそうな製作の様子が途中写真で紹介されている。主役のファインモールド製サボイアのほかは、すべて手作りなのだそうだ。格納庫のグレーとブラウンに、真っ赤な機体がよく映えて美しい。

 サボイアのほかにはフルスクラッチの1/32「マッキ M.52R」がすごかった。見るからに厄介そうな主翼の管状ラジエーターは3DCG→3Dプリンタで出力という方法で作られている。以前出てたアトリエノアの1/48キットでは、管状ラジエーターは凹凸のある特殊なシールで上手く表現されていて、これがベストな方法かなーなんて思ってたんだけど、3Dプリンタで翼丸ごと作成というのは新鮮。紙面で見る限りとても美しく仕上がっている。反対に機首のスリットはプラ板の切り貼りで造形されているが、主翼のラジエーターと比べてもまったく遜色のない仕上がり。
 それから今回も素晴らしい「フェリックストウ F.2A」の作例が掲載されている。前号の表紙を飾ったローデンの1/72キットに続いて、今度はウイングナットウイングスの1/32、でっかいキットだ。自重が1kgを越えてるらしい。博物館にでも展示されてそうな雰囲気の作例で見応えがあった。

 下のリストの通り、今回はやや作例が少なめなんだけど、上記のほかにも感じのいい作例が多く物足りなさは感じなかった。古典機やクラシックなレーサー機が好きな人はきっと楽しめると思う。買ってひとしきり眺めただけになってた「マッキ M.5」の作例が載ってたのも嬉しかった。



 - 作例リスト (掲載順) -

『サボイア S.21F "後期型"』ファインモールド 1/48 ※ジオラマ作品
『カーチス R3C-0 非公式水上機』ファインモールド 1/48
『マッキ M.5』フライ 1/48 ※カラーリング違いで4例
『サボイア S.21 試作戦闘飛行艇』ファインモールド 1/48 ※ジオラマ作品
『フェリックストウ F.2A 前期型』ウイングナットウイングス 1/32
『マッキ M.52R』フルスクラッチビルド 1/32
『マッキ MC.72』セマー 1/48

連載記事『名機100 第97回』
『ラテコエール 28-3』S.B.Sモデル 1/72 ※レジンキット

連載記事『飛ぶ理由 連載第20回』
『空中海賊船 バルバロッサ』フルスクラッチビルド 1/87 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『夢見る翼 第41回』
『三菱 リージョナルジェット MRJ90』ファインモールド 1/200

連載記事『オルタネイティブ モデリング ガレージ Vol.1』
『ノースアメリカン P-51D マスタング』タミヤ 1/32 ※ジオラマ作品

連載記事『ハイブリッド プレーン ワークス Vol.18』
『サボイア S.21F改』ファインモールド 1/48「サボイア S.21F "後期型"」改造

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『ダボハゼ』フルスクラッチビルド 1/72

『NOSE ART QUEEN Vol.42』黒木桃子



 次号の特集は「A-10」。久々のジェット機。


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 01月号 Vol.101

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2015年 01月号 Vol.101

 落ち着いた雰囲気の表紙とはうって変わって、中身は少々カオスな(いい意味で)Vol.101。特集は「SA Convention 2014 Announcement THE AGE OF BIPLANES 3」

 今回のメインは誌上コンペの結果発表。第一次大戦機は大好物なんだけど、実は今回の特集にはあまり期待していなかった。だいたい模型雑誌のコンペの結果発表って、参加作品のめっちゃ小さい写真がカラーページにずらっと並んでいて、上位入賞作品でさえ、大きめの写真が数枚載ってるだけ……というイメージだ。せっかくのカラーページがもったいないなあ、なんて思うことがこれまでに何度もあったのだが、今回の特集はそんな嬉しくない先入観をあっさり裏切る見応えのあるものだった。

 まず表紙に載ってる大賞作品ローデン1/72「フェリックストゥ F.2A」をはじめ、上位入賞作品5機がカラー17ページにわたって掲載されている。通常の作例かそれ以上の扱いで、ディティールや途中写真、キャプションの形の製作記事がぎっしり。どれも木材、金属、羽布の質感表現が非常に美しく、あーこりゃまず作れそうにないわーとか思いつつ、見惚れてしまうような作品ばかりだった。特集では他にAFVモデラー、マンガ家、声優に第一次大戦機を作ってもらう企画や、前にもやってたけど張り線の上手な張り方(←分かりやすかった)などがあって、読み応えもあるしやる気も出た(ような気がする)。

 連載記事の『改造しちゃアカン リターンズ!』『名機100』でも特集に合わせた作例が掲載されている。『改造しちゃアカン リターンズ!』ではウイングナットウイングスの「DH.9a」と、同スケールのエアフィックスの「MG.K3 マグネット」を製作。どちらも相変わらず素晴らしい出来映えなんだけど、この連載は途中写真がいつも面白い。楽しく製作している様子がよく伝わってくる。『夢見る翼』はタミヤの完成品のリペイント。渋めの作例が並ぶなかでグリーンの「エンブラエル ERJ-175」がひときわ鮮やかだった。



 - 作例リスト (掲載順) -

『フェリックストゥ F.2A 前期型』ローデン1/72
『アルバトロス W.4 後期型』ローデン1/72 ※ジオラマ作品
『FE.2b 後期型』ウイングナットウイングス 1/32 ※ジオラマ作品
『ファルツ D.Ⅲa』ウイングナットウイングス 1/32 ※展示ベース付き作品
『RE.8 "HARRY TATE"』ウイングナットウイングス 1/32
『FE.2b 後期型』ウイングナットウイングス 1/32 ※機首、エンジン周辺とフィギュアを用いたジオラマ作品
『ニューポール 17』アカデミー 1/32
『ソッピース 1 1/2 ストラッター』イースタンエクスプレス 1/72 ※展示ベース付き作品
『ユンカース D.1 前期型』ローデン 1/48 ※ジオラマ作品
『フォッカー E.Ⅲ』ウイングナットウイングス 1/32
『ファルツ D.Ⅲa』ウイングナットウイングス 1/32

連載記事『夢見る翼 第40回』
『エンブラエル ERJ-175 フジドリームエアラインズ』タミヤ 1/100 ※完成品のリペイント

連載記事『飛ぶ理由 連載第19回』
『ZZ級(Q)』フルスクラッチビルド 1/450 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『ハイブリッド プレーン ワークス Vol.18』
『Ta152C-R レコードブレーカー』ドラゴン 1/48「フォッケウルフ Ta-152C-0」改造

「ろうがんず杯入賞作品に見る"エンターテイメントとしての飛行機模型情景作品"を考える」
『フォッカー Dr.Ⅲ』エデュアルド 1/48 ※ジオラマ作品

連載記事『名機100 第96回』
『PKZ-2』エデュアルド 1/48

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『DH.9a "NINAK"』ウイングナットウイングス 1/32 ※エアフィックス1/32「MG.K3 マグネット」の作例も掲載

『NOSE ART QUEEN Vol.41』小泉梓



 次号の特集は「紅の豚」。既視感バリバリだけど今回のような嬉しい誤算もあるので、どんな特集になるのか少し楽しみだ。


 ファルツ D.IIIa』ウィングナットウィングス 1/32


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