Tag講談社 1/12

手塚治虫『鉄の旋律』

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  手塚治虫『鉄の旋律』(『手塚治虫漫画全集 MT96 鉄の旋律』講談社 1980 所収) 妹がイタリアンマフィアの御曹司と結婚した。主人公のダン・タクヤもなし崩し的にファミリーの一員となった。マフィアの内情に無知だったタクヤは、知らずファミリーの掟を破ってしまい、残酷な制裁を受けることになった。両腕をトロッコで轢断されたのである。瀕死の状態でファミリーから放逐されたタクヤは「意志どおりに動く義手」を求めてさま...

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つのだじろう『うしろの百太郎〈6〉』その2 完

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 つのだじろう『うしろの百太郎〈6〉』講談社 1983 KCスペシャル 36 前回の『うしろの百太郎〈6〉』その1(←前の記事へのリンクです)の続き。同巻に収録された『月刊少年マガジン』版の読み切り短編の感想です。「第一話 仮面の地縛霊」 一太郎が通う中学の校舎の非常階段に、幽霊が出るとの噂がたった。早速調査をはじめた一太郎の前に噂の霊があっさりと出現。まるで仮面のような男の顔だけが宙に浮かびあがった。直後、やって...

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つのだじろう『うしろの百太郎〈6〉』その1

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 つのだじろう『うしろの百太郎〈6〉』講談社 1983 KCスペシャル 36「第十九章 奇跡の心霊治療」「わからん……今度の事件ばかりは……」そう呟く一太郎父。事件とは前巻「第十八章 幽霊寺の怪」(←前の記事へのリンクです)で描かれた心霊絡みの殺人事件である。一太郎親子は揃って事情聴取を受けるが、真実を語っても当然官憲は信じようとしない。そればかりか逮捕さえ匂わせてくる。思い余った一太郎は幽体離脱をして百太郎に縋ろう...

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つのだじろう『うしろの百太郎〈5〉』その2

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 つのだじろう『うしろの百太郎〈5〉』講談社 1983 KCスペシャル 35 ──『うしろの百太郎〈5〉』その1から続く。「第十七章 転生輪廻の謎」 後研究所に不思議な電話がかかってきた。電話の主は霊能者「船越」を名乗る女子中学生だった。一つの可能性を信じ、少女の暮らす千葉の海辺の町へと向かう一太郎父子。少女の名は「船越和子」。一太郎父の推測通り、今は亡き霊能者「船越和人」の魂を宿していた。先だって雷に撃たれて気...

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つのだじろう『うしろの百太郎〈5〉』その1

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 つのだじろう『うしろの百太郎〈5〉』講談社 1983 KCスペシャル 35 本作の集大成とも言えるエピソード「イヌ神つき伝説」の続編(後編)と、さらにその後日談「第十六章 公開交霊実験会」「第十七章 転生輪廻の謎」を収録する。非常に濃い一冊。「第十五章 続・イヌ神つき伝説」 前巻で発生した「新妻薫先生」による一連の事件は、「美人教師かみつき事件」としてマスコミで大きく取り上げられることになった。一太郎父子は新妻...

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遠藤周作『蜘蛛』

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  遠藤周作『蜘蛛』(『怪奇小説集』講談社 1973 講談社文庫 所収) 霧雨の夜、主人公の私(著者)は叔父に請われて、四谷の料亭で催される怪談会に出向いた。私が料亭に到着した時には、すでに何人かの会員が順に持ちネタを披露しはじめていた。会員の多くは年配らしかった。皆素人なので当然語りは上手くない。ネタ自体どこが怖いのかサッパリである。ふと見ると、一人若い男がいる。青白い、端正な顔立ちの青年だ。そんな彼が不...

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