飛行機模型スペシャル No.18

 

飛行機模型スペシャル No.18』モデルアート社 2017

 気合の入った作例をじっくり見たい、せっかくだから色々なメーカーのキットを見比べたい、そんな限られたページ数での両立が困難そうな要求に、びっくりするほど過剰に応えた一冊。
 特集は「リパブリック P-47 サンダーボルト」、作例のスケールは1/24~1/72。機種の好き嫌いを置いとけば、通巻18冊の中でも屈指の充実度だと思う。とにかく作例の数が多い。特集の作例だけで30例。「ナナニイコレクション」に限っても14例ある。大幅な改造例こそないものの、以前出ていた『MODEL Art』別冊の「〜モデリングガイド」を彷彿とさせる。ただこんな感じの特集だと、P-47に興味のない人はスルーしてしまうんじゃないかとちょっと心配になってくる。以前は本誌の方でもこういった特集が組まれていたのだが、同様の理由からか最近は見かけなくなってしまったから。

 記事はどれも読み応えのあるものばかりだった。なかでも特に良かったのがタミヤ、ハセガワ、アカデミー三社の1/48キットの製作記事で、三社三様のキットの、ライター三者三様の仕上げを楽しむことができる。どの作例にもウェザリングや退色表現が絶妙のさじ加減で施されており、そこに製作者の個性が顕著に表れているように思う。グレーとダークグリーンのめろめろマダラ迷彩にはいまだに慣れないけど、見事に仕上げられた作例は実にかっこいい。記事には作例と製作記事のほか途中写真もばっちり載っている。

「ナナニイコレクション」の作例は前述の通り14例と、これまでで最多(零戦は22例を前後編に分けて掲載)。自分はハセガワのキットしか作ったことがなかったが、最新のタミヤのキットからノボ(フロッグ)の古いキットまでずらっと載ってる。
 前にも書いたけど、子供の頃、諸々失敗した末に、将来エアブラシ買って上手く塗れるようになるまでメッサーやフォッケは作らない!! と、勝手に心に決めてしまった自分は、迷彩の簡単な機体ばかり選んでドカドカ作っていた(メッサーでもフジミのBf110とかは作った)。買ってきてすぐに組み立てはじめて、だいたい三日くらいで完成。筆は大小の2本で、瞬着さえ当分使ってなかったと思う。当時米軍機には本当にお世話になった。ハセガワのP-40あたりは塗装も作るのも簡単だし、かっこいいデカールもついていたので何機か作った。もちろん今回の特集のP-47(ハセガワ1/72)も作った。この雑誌見てたら久々に作りたくなってきた。当時の完成品は小さい従兄弟にあげてしまったりして今ではあまり残ってないけど、残存機を確認すると接着面やパテを使ったところが全然引けてない。あんなに適当にやってたはずなのに不思議。

 そんなわけで特集以外の作例は連載記事の2例しかないけど、こっちはこっちで記事も見応えありという、超充実した一冊になっている。米軍機好きな人にはオススメ。眺めてるだけでも楽しい。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集『リパブリック P-47 サンダーボルト』
「安定と繊細 タミヤ1/48 P-47に見るS氏の感覚の蓄積」 ※作例は4例
『リパブリック P-47M サンダーボルト』タミヤ 1/48
『リパブリック P-47D サンダーボルト』
『リパブリック P-47M サンダーボルト』
『リパブリック P-47D サンダーボルト』

『リパブリック P-47D サンダーボルト “バブルトップ”』キネティック 1/24
『リパブリック P-47D サンダーボルト “バブルトップ”』ハセガワ 1/32

「タミヤ 1/48 P-47D “レイザーバック” “バブルトップ”の製作」 ※作例は2例
『リパブリック P-47D サンダーボルト “レイザーバック”』タミヤ 1/48
『リパブリック P-47D サンダーボルト “バブルトップ”』

「ハセガワ 1/48 P-47D “レイザーバック” “バブルトップ”の製作」 ※作例は2例
『リパブリック P-47D サンダーボルト “レイザーバック”』ハセガワ 1/48
『リパブリック P-47D サンダーボルト “バブルトップ”』

「アカデミー 1/48 P-47N “バブルトップ”の製作」 ※作例は2例
『リパブリック P-47D サンダーボルト “Gabreski”』アカデミー 1/48 ※作例は以下含めて2例
『リパブリック P-47N サンダーボルト “EXPECTED GOOSE”』

『リパブリック P-47N サンダーボルト』ドイツレベル 1/48

「オールディーズ・ヨンパチキットを作り倒すっ!」 ※作例は3例
『リパブリック P-47D サンダーボルト』イタレリ(ホーク) 1/48
『リパブリック P-47D サンダーボルト』モノグラム 1/48
『リパブリック P-47D サンダーボルト』マイクロエース(オオタキ) 1/48

「P-47D サンダーボルト・ナナニイコレクション」 ※作例は14例
『リパブリック P-47D サンダーボルト “バブルトップ”』タミヤ 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “レイザーバック”』タミヤ 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “レイザーバック”』ノボ(フロッグ) 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “バブルトップ”』レベル 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “レイザーバック”』ハセガワ 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “バブルトップ”』ハセガワ 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “レイザーバック”/“バブルトップ”』ジョーハン 1/72 ※作例は「レイザーバック」1例
『リパブリック P-47D サンダーボルト “バブルトップ”』フジミ 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “レイザーバック”』アカデミー 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “バブルトップ”』アカデミー 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “レイザーバック”』mpc/エアフィックス 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “レイザーバック”』マッチボックス 1/72
『リパブリック P-47D サンダーボルト “バブルトップ”』ホビーボス 1/72
『リパブリック P-47M サンダーボルト “バブルトップ”』ドイツレベル 1/72

連載記事「TOMCAT SQUADRON’S VOL.06 VF-14 TOPHATTERS second part」

連載記事「綿湯同院 #018 BAC Strikemaster Mk88 (後編)」
『BAC ストライクマスター』スウォード 1/72

連載記事『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!! Vol.016 ナナニイでT-2 後期型が作りたい!!』
『航空自衛隊 超音速高等練習機 T-2 後期型』プラッツ 1/72


 


アメリカ陸軍 リパブリック P-47D サンダーボルト レイザーバック」タミヤ 1/48


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飛行機模型スペシャル No.17

 

飛行機模型スペシャル No.17』モデルアート社 2017

 発売から結構経ってしまったが、忘れないうちに。
 今回の特集はハセガワの新製品1/72「二式大艇」をトップに持ってきた「日本大飛行艇物語」と、「戦略核爆撃機特集」の第3弾「イギリス空軍編」の二本立て。特集二本立てというと、どっちつかずになりそうなイメージがあるけど、見ごたえのある作例が多く物足りなさは感じなかった。それから特集の前にタミヤの1/48「飛燕」のレビューが載ってる。

 まずは巻頭カラー4ページの「飛燕」についてだが、あの厄介なマダラ迷彩が見事に再現されていることに驚かされた。汚くなりがちなマダラ迷彩がリアルなのに綺麗。ぱっと見、どうやって塗ったのかさっぱり分からなかったけど、記事では実に簡単にその手法が解説されている。いい完成品を作るには焦らずじっくり、当然のことのようだが分かってても焦ってやっちゃって後悔することが多い。マスキングして一気にぶわーっと……とかすぐ考えてしまう。記事では製作全般の細かな点、例えばマスキングシールのカット位置にまで言及されていて、製作時には大いに参考になることと思う。途中写真(ディティールアップされたコクピット、エンジンなど)も多く、充実した記事だった。

 第一特集『日本大飛行艇物語』の作例は1/72と1/144スケールで新旧の飛行艇が6例。ハセガワの1/72「二式大艇」の記事は上記の「飛燕」の記事と同様充実したものだが、こっちは機体がでかいし具がたっぷりなぶんページ数も多い。エクステリア以上に内部の途中写真が数多く掲載されているが、見るからに大変そうでちょっとした室内ジオラマって感じ。しかも完成後はほとんど見えなくなるとか。自分は「飛燕」に付いてるような透明のパーツには特にありがたみを感じないけど、このキットには透明のパーツがもってこいだと思う。また今回の特集では自衛隊の救難飛行艇が取り上げられているのがよかった。誌面が華やかになるし、ハセガワ1/72改造の「新明和 US-1A」など作例もハイレベル。

 もう一つの特集「冷戦時代の戦略核爆撃機特集3 イギリス空軍編」では、エアフィックスのキットを中心に4例が取り上げられている。特集としては少ないが、モノがモノだけにプラッスチックの量はハンパない。でかい。作例の中で馴染みのあるのは「アブロ・バルカン」くらいだったが、米英ソの戦略爆撃機を比べると、イギリス機の異形感は群を抜いている。非常に魅力的だ。SFっぽいというか、「サンダーバード」に出てきても全く違和感がない。作例は新旧のキットをそつなく完成させていて(旧キットは大変そう)、こちらも製作時には有用。白い機体色が新鮮だった。



 - 作例リスト (掲載順) -

ニューキットセレクション
『川崎 三式戦闘機 飛燕Ⅰ型丁』タミヤ 1/48

特集1『日本大飛行艇物語』
『川西 H8K2 二式大型飛行艇 一二型』ハセガワ 1/72
『川西 H6K5 九七式飛行艇 二三型』ハセガワ 1/72
『新明和 US-1A 救難飛行艇』ハセガワ 1/72改造
『新明和 US-2 救難飛行艇』アオシマ 1/144 ※作例は2例
『川西 二式大艇 一二型』マイクロエース 1/144

特集2『冷戦時代の戦略核爆撃機3 イギリス空軍編』
『ビッカーズ・ヴァリアント BK Mk.1』エアフィックス 1/72
『アブロ・バルカン BK Mk.2A』エアフィックス 1/72
『ハンドレイページ・ヴィクター B Mk.2(BS)』エアフィックス 1/144
『ハンドレイページ・ヴィクター K Mk.2』ドイツレベル 1/72

連載記事「TOMCAT SQUADRON’S VOL.05 VF-14 TOPHATTERS first part」

連載記事「綿湯同院 #017 BAC Strikemaster Mk88 (前編)」
『BAC ストライクマスター』スウォード 1/72

連載記事『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!! Vol.015 サンニイでミグファントムが作りたい!! 後編』
『航空自衛隊 F-4EJ ファントムⅡ』タミヤ 1/32 ※完成


 

日本陸軍 川崎 三式戦闘機 飛燕 Ⅰ型丁」タミヤ 1/48


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飛行機模型スペシャル No.16

 

飛行機模型スペシャル No.16』モデルアート社 2016

 ようやく諸々落ち着いてきて、深夜アニメ見ながらプラモを作る余裕を持てるようになった。しかーし、こんなとき、ホイホイとっておきのキットに手を出してしまうのはまずい。勢い余って失敗しそうだし、また時間ばかりかけてるうちに中断してしまう、なんてこともありうる。まずはリハビリも兼ねてお手軽なキットから始めるのが良さそうだ。とするとエデュアルドのFw190あたりが、何機も買ってしまってるしちようどいいかな。またかって気もするが、材料も揃ってるし、なによりキットの出来がいい。中断してるキットの続きや完成品のレストアも良さそうだけど、モチベーションがなー。あと普段あまり作らないジャンルに手を出してみるのもいいかな。……まあ、こうして次なに作ろうかあれこれ迷うのもプラモ作りの醍醐味、実に楽しい。時間はどんどん過ぎていくけど。

 というわけで遅ればせながら、造形村の新キットをメインにした「F-4 ショートノーズ」特集号。各誌で取り上げられたキットだが、本誌ではパーツリストや途中写真をたっぷり使って造形村のF-4の概要を詳らかにしている。作例こそ6例と少ないものの、かなり気合の入った特集だった。特にトップのF-4Jの記事には製作上留意すべきポイントがこと細かに書かれていて、キット持ってる人には超有用だと思う。ウワサのダクト内部の構造もくっきりハッキリ。造形村のキット以外の作例記事も、途中写真がしっかり載ってる見応えのあるものだった。
 作例以外の記事も「徹底解析!」というだけに、非常に充実している。カラー塗装図、実機解説、ディティールフォトで30ページ近い。なんかもうこれだけで充分なんじゃないかって気もする。
 連載記事の『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!!』でも、特集にあわせてファントムの制作がスタートしている(ただしこっちはF-4EJ)。タミヤの1/32、でっかいキットだ。今回は塗装にかかったところで続く! となっているが、こちらも図、実機写真が盛りだくさんの記事だった。

 ニューキットセレクションではMA本誌に続いてアオシマの「OH-1」が取り上げられている。前に仮組みしてみましたって書いたけど、これなんか久々の製作にはもってこいなキットだ。
 ところでこの第16号までの特集を振り返ってみると、現用機に偏っていることに気付く。自分は現用機、大戦機関係なしに好きなので偏り自体は構わないけど、せっかくの別冊なのでMA本誌や他誌と作例がかぶらない特集の方がより望ましい。いっそ第一次大戦機特集とかどうかなー、めっちゃ嬉しいんだけど。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集記事『徹底解析! F-4ファントムⅡ ショートノーズ編』
『F-4J ファントムⅡ』造形村 1/48
『F-4S ファントムⅡ』造形村 1/48
『F-4B ファントムⅡ』ハセガワ 1/48「F4-J」改造
『F-4N ファントムⅡ』ハセガワ 1/72
『F-4C ファントムⅡ』アカデミー 1/48
『F-4D ファントムⅡ』アカデミー 1/72「F-4J」改造

ニューキットセレクション
『陸上自衛隊 観測ヘリコプター OH-1 ニンジャ』アオシマ 1/72 ※「OH-1 バリエーションセット」の紹介もあり。
『F/A-18F “VFA-103 ジョリーロジャーズ”』アカデミー 1/72

連載記事「TOMCAT SQUADRON’S VOL.04 VF-11 RED RIPPERS second part」

連載記事「綿湯同院 #016 執着2題」

連載記事『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!! Vol.014 サンニイでミグファントムが作りたい!! 前編』
『航空自衛隊 F-4EJ ファントムⅡ』タミヤ 1/32


 
F-4J ファントム Ⅱ』造形村 1/48


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飛行機模型スペシャル No.15

 

飛行機模型スペシャル No.15』モデルアート社 2016

 前号だけかと思ったら、残念ながら今回も表紙が写真だった。写真がイヤってわけじゃないけど、やっぱイラストの方がスペシャル感があるので、次号からはぜひイラストに戻してほしい。今回不満に感じたのはその一点だけで、内容は超充実している。戦略核爆撃機のファンがどのくらいいるのかは分からないが、そういう人にはもちろん、1/144スケールファンにもおすすめできる内容になっている。

 特集は前号の「旧ソ連の戦略核爆撃機」に続いて、「米空軍の戦略核爆撃機」。下記のリストの通り1/48〜1/100のでっかいものから、1/144のお手軽サイズまでものものしい機体が並んでいる。作例はどれも力作揃いだが、それにも増して素晴らしいのは製作記事と途中写真の充実だ。今回は全体に古めのキット、見るからに厄介そうなキットが多く、それをコツコツ作りあげていく過程が克明に紹介されている。またナチュラルメタルの機体が多いので、製作者それぞれの金属表現も見どころになっている。
『SCALE AVIATION』最新号のところにも書いたけど、自分はバルキリーを長らく死蔵していて、作るメドが全く立っていない。今回の特集でもばっちりバルキリーは取り上げらけており、美しい作例と大変そうな途中写真が掲載されている。一つ一つのパーツがとにかくでかいので、歪みなく接着するのがもう大変そうだけど、製作する際には大いに参考にしたいと思う。それにしても月にバルキリーの作例が2誌に載るなんてスゴイ。

 連載記事の『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!!』では「T-2CCV研究機」が完成している。作例はあちこち改造したようには見えない自然な仕上がりで、キャラクター性の強い機体が見事に立体化されている。前号の感想では「改造のポイントが思ったより少なめで、なんだか真似できそう」的なことを書いたけど、こうしてみるとやっぱハードル高い。なかでもエポパテを用いたパーツの新造が難しそうだったんだけど、最近プラッツから出た1/72「T-2CCV」にはそのあたりのパーツが全部揃ってるのだそうだ(当たり前だけど)。記事は図と実機写真を用いたいつもの体裁で、途中写真も豊富。とくに実機写真は細かなディティールを捉えた素晴らしいもの。
 同じく連載記事の『綿湯同院』には「Fw190 V-18/U-1」が載っている。これまで本誌や別冊に載ったのは1/48の作例だった。今回の作例は1/32で大変な労作のようだが写真が少ないのが惜しい。



 - 作例リスト (掲載順) -

連載記事「TOMCAT SQUADRON’S Special」
『F-14A トムキャット』タミヤ 1/48

連載記事「TOMCAT SQUADRON’S VOL.03 VF-11 RED RIPPERS」

特集記事『冷戦時代の戦略核爆撃機〈2〉アメリカ空軍編』
『コンヴェア B-36H ピースメーカー』モノグラム 1/72
『ボーイング B-47E ストラトジェット』ハセガワ 1/72
『ボーイング B-50D スーパーフォートレス』アカデミー 1/72
『ボーイング B-52D ストラトフォートレス』タミヤ 1/100
『コンヴェア B-58A ハスラー』モノグラム 1/48
『ボーイング B-52G ストラトフォートレス』AMT/アーテル 1/72
『ノースアメリカン XB-70 ヴァルキリー』イタレリ 1/72
『ロックウェル B-1A』レベル 1/72
『ロックウェル B-1B ランサー』レベル 1/72
『ノースロップ B-2 スピリット』イタレリ/テスター 1/72

「冷戦時代のアメリカ空軍戦略核爆撃機 1/144 コレクション」
『ボーイング B-47B/E ストラトジェット』アカデミー 1/144
『コンヴェア B-58A ハスラー』アカデミー 1/144
『ノースロップ B-2 スピリット』ドイツレベル 1/144
『ロックウェル B-1A ランサー』ミニクラフト 1/144
『ロックウェル B-1B ランサー』ドラゴンモデル 1/144
「ボーイング B-52G ストラトフォートレス」ドイツレベル 1/144 ※完成品とキットの解説

ニューキットセレクション
『九六式二号二型 艦上戦闘機 (前期型・密閉風防)』ファインモールド 1/48
『九六式四号 艦上戦闘機』ファインモールド 1/48
『T-33A シューティングスター』グレートウォールホビー 1/48

連載記事『綿湯同院 #015』
『Fw190 V-18/U-1 “Känguru”』プラネットモデルス+ハセガワ 1/32

連載記事『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!! Vol.013 ナナニイでCCVが作りたい!! 後編』
『T-2CCV研究機』プラッツ 1/72「T-2前期型」改造 ※完成



 

航空自衛隊 T-2 CCV研究機 飛行開発実験団』プラッツ 1/72


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飛行機模型スペシャル No.14

 

飛行機模型スペシャル No.14』モデルアート社 2016

 少し遠出する要件があったので、本書と一緒に雑誌『丸』の別冊(心神&自衛隊新世代機)と「グリペンE」の載ってる『航空情報』を買って電車で読んだ。で、ちょっと思ったんだけど、もしもバラ売り可なら、テストベッドとか適当な名目で2、3機買って貰えないだろうか、グリペンE。武器輸出の成功例としてとか……。

 今回の特集は、禍々しい飛行機といえばコレ!! って感じの旧ソ連の「戦略核爆撃機」!! 本誌でも単発の作例はあったけど、特集やってた覚えはない。異形の航空機のファンには待ちに待ってた特集だと思う。でもその前に、この号では特集の前の「ニューキットセレクション」に、それぞれ特集のメインになりそうな大物、造形村1/32「Do335」ハセガワ1/32「零戦五二型丙」バロム1/72「ブードゥー」が取り上げられている。「ブードゥー」はややマイナーな気がしないでもないが、野武士のようなイメージ(於ベトナム)のキャラの立った機体だ。核兵器を運用する能力もあった。この「ブードゥー」を出したバロム(VALOM)は、試作機やマイナー機を数多く出してそのスジのファンを喜ばせているチェコのメーカーだ。珍しくセンチュリーシリーズなんてメジャーどころをチョイスしてるけど、キットにはエッチングやレジンパーツが付属していて出来はかなり良さそう。
「Do335」「零戦五二型丙」は同じスケールながら真逆のコンセプトで作られたキットだ。その違いは紙面からも十分に伝わってくる。今後各誌で紹介されると思うが、本誌ではページをたっぷりとって、途中写真を数多く掲載している。

 肝心の特集について。航空機の形状には機体の性格や性能が如実に表われる。そしてその表出には当然国や時期によって差異が生じる。普段「西側」の機体を見慣れているせいか、旧ソ連のクセのあるデザインは特に印象的だ。今回の特集ではそんな旧ソ連の戦略核爆撃機を13例掲載。キットは海外のものばかりで、うち二つは見るからに厄介そうなアニグランド製のレジンキットだ。最もなじみ深い機体はキットの数からして「バックファイア」かと思われるが、この機体については最初の量産型「バックファイアB」を含めて4例が掲載されている。なかには古いエッシーのキットが取り上げられていて、最近のキットと比べても全く遜色のないほど美しく仕上げられている。作業の過程がさらっと説明されているが、めっちゃ大変そう。トランペッターのキットが入手困難なのが痛い。特集では作例の他に「《解説》冷戦時代のソビエト戦略核爆撃機の系譜」「ソ連戦略核爆撃機の塗装とマーキング」などの記事があり、ソ連戦略核爆撃機の概要を俯瞰することができる。

 連載記事の『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!!』では、スペシャル感満載の機体「T-2CCV研究機」の製作がスタートした。プラッツの1/72「T-2前期型」をベースにした改造例で、今回は「前編」。今回も途中写真や豊富な実機写真を用いた充実した記事だ。「T-2CCV研究機 モデリングチェックポイント」(実作する人には超有用な1/72スケールの4面図です)を見ると、黄色いチェック(改造のポイント)が思ったより少なめで、なんだか真似できそう。←こういう気分にさせてくれる記事やキットは本当ありがたい。

 といった感じで、かなり充実した一冊になっているが、それでも少々残念なところもあった。「ブードゥー」と特集の記事に顕著なんだけど、作例全体を写した画像が左右のページにまたがってしまって、いいところがことごとく切れてしまってる点。これは惜しい。でかい機体だったからか、今回は特に気になった。いっそ塗装とマーキングのページみたいにページの向きを変えてしまった方が、機首が切れたり巻き込まれて見えなくなるよりはマシだと思うけど。



 - 作例リスト (掲載順) -

ニューキットセレクション
『ドルニエ Do335 A-0 プファイル』造形村 1/32
『三菱 A6M5c 零式艦上戦闘機 五二型丙』ハセガワ 1/32
『マクダネル RF-101C ブードゥー』バロム 1/72

特集記事『冷戦時代の戦略核爆撃機〈1〉ソビエト連邦編』
『ツポレフ Tu-4 “ブル”』アカデミー 1/72「B-29A」改造
『ツポレフ Tu-16K-26 “バジャーG”』トランペッター 1/72
『ツポレフ Tu-22KD “ブラインダーB”』モデルズビット 1/72
『ツポレフ Tu-22M3 “バックファイアC”』エッシー 1/72
『ツポレフ Tu-22M3 “バックファイアC”』トランペッター 1/72
『ツポレフ Tu-160 “ブラックジャック”』トランペッター 1/72
『ミヤシチョフ 3MD “バイソンC”』アニグランド 1/144 ※レジンキット
『ミヤシチョフ M-50 “バウンダー”』アニグランド 1/144 ※レジンキット
『ツポレフ Tu-95MS “ベアH”』トランペッター 1/144

「1/144 Scale Collection」
『ツポレフ Tu-16K-10 “バジャーC”』トランペッター 1/144
『ツポレフ Tu-22M2 “バックファイアB”』サニー 1/144
『ツポレフ Tu-22M3 “バックファイアC”』アカデミー 1/144
『ツポレフ Tu-160 “ブラックジャック”』トランペッター 1/144

連載記事
「TOMCAT SQUADRON’S VOL.02 VF-2 BOUNTY HUNTERS」

連載記事『綿湯同院 #014』
「夏の初めの一日 第9回船舶模型合同展示会当日」

連載記事『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!! Vol.012 ナナニイでCCVが作りたい!! 前編』
『T-2CCV研究機』プラッツ 1/72「T-2前期型」改造





 『航空自衛隊 超音速高等練習機 T-2 前期型』プラッツ 1/72


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飛行機模型スペシャル No.13

 

飛行機模型スペシャル No.13』モデルアート社 2016

 めっちゃかっこいい表紙のトムキャットの影響か、近所の本屋じゃ早々と売り切れてしまって、日曜日に普段は買いに行かない遠くの本屋(ポイントの付かないとこ)でようやく買う事ができた。RF-4特集の本誌の方も今月はすでに売り切れ。この辺の機体はやっぱ人気あるなあ。

 今回の特集は「グラマン ファイターズ 猫科の戦闘機の系譜」ってことで、イエローウイングの「FF-1」からトムキャットまで、新旧のグラマン社製の戦闘機が一通り取り上げられている。基本一つの機種につき一つの作例で、スケールは1/48~1/72、あまり模型誌で作例を見かけないものもある。
 これまでの特集とは趣きを変えて、一つの航空会社の過去から現在までを幅広く展望する今回の特集、個人的にはレシプロでもジェットでもカッコよければなんでもOKなので、色々な機体が見られるのは良かったのだけれど、反面どうしても雑然とした印象を受けた。「系譜」ってことは歴史の流れをどう見せるかが重要になってくるわけで、その辺りの配慮がやや希薄だったように思う。作例は一応時代順に並んでいるし、解説記事では歴史的な事柄にもしっかりと言及されている。機種に絞った特集ならそれらをポンポンと並べるだけでも、整然とした構成が可能だろう。しかし今回は「系譜」の特集、作例と解説記事との有機的な関連付けがより求められるから、それらをただ並べただけではやはり物足りない。歴史関連の雑誌みたいな感じで最初に年表を載せたり、時代ごとに色分けしたアイコンを配置するだけでも、整理されてかなり見やすくなると思う。長い歴史を俯瞰して分かりやすくまとめるのは本当に難しい。読者が(当該記事が)年表上のどの位置にいるのかを、常に分かりやすく示す事が重要になってくる。あと構成といえば、特集記事の作例の写真がやや小さいように感じた。せっかく紙面が大きいので、作例も大きな写真で見たい。

 連載記事の『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!!』では、ハセガワの1/48「F-2A」が取り上げられている。本誌のRF-4に続いて美しい洋上迷彩の機体である。実はこの迷彩色ってまだ塗った事がないのだが、たて続けにかっこいい作例や実機写真を見てるので無性に塗ってみたくなった。塗料も洋上迷彩セットなんて便利なものも出てるし、キットだけはずっと前に買ってあるので(1/72のF-2です)。記事は作例の他に、途中写真、塗装図、豊富な実機写真という非常に充実したもの。毎回このレベルの記事になっていることに驚かされる。



 - 作例リスト (掲載順) -

特別記事
『デ・ハビラント モスキート』タミヤ 1/32

特集記事『グラマン ファイターズ 猫科の戦闘機の系譜』
『FF-1 艦上複葉複座戦闘機』スペシャルホビー 1/72
『F2F-1 艦上複葉戦闘機』ARMAホビー 1/48
『F3F-1 フライングバレル』アキュレイトミニチュア 1/48
『F4F-4 ワイルドキャット』エアフィックス 1/72
『XF5F-1 スカイロケット』ミニクラフト 1/48
『F6F-3 ヘルキャット』ハセガワ 1/48
『F7F-2N タイガーキャット』AMT/アーテル 1/48
『F8F-2 ベアキャット』ホビークラフトカナダ 1/48
『F9F-5 パンサー』ハセガワ/モノグラム 1/48
『F9F-8 クーガー』キティホーク 1/48
『XF10F-1 ジャガー』プラネットモデル 1/72
『F11F-1 タイガー』ハセガワ 1/72 ※作例は2例
『F-14A トムキャット』ハセガワ 1/48

ニューキットセレクション
『コンベア F-106A デルタダート』モンモデル 1/72
『ダグラス C-54D(R5D-3) スカイマスター』ドイツレベル 1/72

連載記事
「TOMCAT SQUADRON’S VOL.01 VF-1 WOLFPACK」

連載記事『綿湯同院 #013』
『F2G スーパーコルセア “Miss Port Columbus”』アキュレイトミニチュア 1/48

連載記事『モデリングJASDF 見たい! 撮りたい!! 作りたい!!! Vol.011 この戦術迷彩はやっぱりカッコイイ!』
『三菱 F-2A』ハセガワ 1/48





 『三菱 F-2A』ハセガワ 1/48


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