SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 07月号 Vol.122

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 07月号 Vol.122

 今回の特集は「F-35 LightningⅡ」。「F-35」だけで特集持つのだろうか、黒い機体をただ淡々と並べても紙面映えしないだろうなー、なんて不安をよそに予想以上に見応えのある特集になっていた。個性の出しづらそうな塗装も製作者ごとに工夫が凝らされていて、黒い機体をただ淡々~って感じでは全然なかった。
 F-35は空自がF-4の後継機としてA型を導入し、いずれはB型もどおよ? ってことで話題には事欠かない機体だ。ライセンス生産をする三菱重工業での初号機お披露目の際の神事が、海外で話題になってたことも記憶に新しい。自分はこの機体、ハセガワからA型が出たときに、雑誌のレビューを見てとりあえずって感じで買ってみたんだけど、当時は好きでも嫌いでもない微妙な機体だった。機能はいかしてるけど、主翼が小さくて、なんか地味な感じ。それが日の丸が付いた途端になんかかっこええ! ってことに。我ながらちょろい。
 特集の作例はハセガワ1/72のA・B型を中心に、モンモデル1/48のA型、イタレリ1/32A型というラインナップ。おまけでタミヤの1/72「X-32」改造の「F-32A」も載ってる。最初に書いた通り、作例それぞれ塗装には工夫が凝らされている。ギザギザ模様を付属のデカールで処理したもの、光沢の違いで表現したもの、美しいキャノピーが印象的なモンモデルの1/48(表紙に載ってる機体)は塗料の重ね塗りでギザギザを表現している。
 特集では作例の他に、簡単な機体の解説とキットのリストが載ってる。今回はキット紹介で取り上げられてるだけだが、主翼がでかくなってよりカッコよくなったC型の作例も見たかった。F-35好きな人にはおすすめの一冊。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集「F-35 LightningⅡ」
『ロッキード・マーチン F-35B ライトニングⅡ』ハセガワ 1/72
『ロッキード・マーチン F-35A ライトニングⅡ』ハセガワ 1/72
『ロッキード・マーチン F-35A ライトニングⅡ』モンモデル 1/48
『ボーイング F-32A』タミヤ 1/72「ボーイング X-32 JSF」改造
『ロッキード・マーチン F-35A ライトニングⅡ』イタレリ 1/32
『ロッキード・マーチン F-35A ライトニングⅡ』ハセガワ 1/72

連載記事『夢見る翼 連載第59回』
『ボーイング ソニック・クルーザー』トヨオカ デザインルーム 1/350 ※レジンキャストキット

連載記事『Alternative modeling garage Vol.19』
『トライアンフ 6T 1952年型』ブロンコ 1/35「トライアンフ 3HW改造」 ※バイクの作例

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
『JSF F-35B ライトニングⅡ』ピットロード 1/144 ※モノクロ記事

連載記事『飛ぶ理由 連載第40回』
『ガイゼンガン武器軍カラクルム目戦闘艦&一神教爆弾』フルスクラッチビルド 1/3000 ※小林誠によるオリジナルメカ

SPECIAL ARTICLE
『マクダネル ダグラス F-4EJ ファントムⅡ 航空自衛隊 飛行開発実験団 60周年記念塗装機』タミヤ 1/32

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『中島 G8N1 十八試 陸上攻撃機 連山改』ハセガワ 1/72「中島 G8N1 十八試 陸上攻撃機 連山」改造

『NOSE ART QUEEN Vol.62』立花サキ



 次号の特集は「1500円で楽しむヒコーキ模型」。目先の変わった記事ですごく面白そう。



F-35B ライトニングⅡ U.Sマリーン」ハセガワ 1/72


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 05月号 Vol.121

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 05月号 Vol.121

 今回の特集は「Messerschmitt Bf109G GUSTAV」。前号のスツーカに続いて、2号連続のドイツの大戦機特集だ。前回も書いたけど、2002年5月号以来のBf109G特集である。メインは当然、タミヤの最新傑作キット1/48「Bf109G-6」。ストレートに近い作例から、カウリングを開けて細かなディティールを追加したものまで、マーキング違いで4例が掲載されている。
 意外だったのはタミヤのG-6一色になるかと思いきや、特集と連動したのか連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』ではマッチボックスのすんごい「Bf109E-1」が取り上げられているし、最後の方のページにはレベルとハセガワの1/48「G-10」「G-6/AS」がまとめて掲載されていて(計3例)、わりとバラエティに富んでる。
 とくにマッチボックス1/32「Bf109E-1」はすごかった。誌面から圧? を感じるような作例だ。自分はこのキットを実際に見たことがないけど(マッチボックスのキット自体ちょっとしか持ってない)、超難物ながらツボを押さえた愛すべきキットらしい。作例ではそんな大変そうなキットに、これまた大変そうな方法で手が入れられている。地味なところだけどスジ彫りを埋めずに太さを調整する一連の作業などは、実際やってみると動翼だけでも結構面倒なのに、でっかい機体の全面にその処理が施されている。途中写真がカラー2ページにわたって掲載されているので、それら大変そうな作業の一端をかいま見ることができる。Bf109E-1のファンはもとより、古いキットを好きな人には必見の作例だ。
 特集では作例のほかに「グスタフのエース」としてハルトマン、ヘルマン・グラーフ、バルクホルンの来歴や、G型のバリエーションを側面図とキャプションで解説する記事などがあって読み応えがあった。ボックスアートを愛でる記事「ART of BOX」のネタもしっかりG型。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集「Messerschmitt Bf109G GUSTAV」
『メッサーシュミット Bf109G-6』タミヤ 1/48 ※ヴィルヘルム・シリング中尉機
『メッサーシュミット Bf109G-6』タミヤ 1/48 ※ハルトマン機
『メッサーシュミット Bf109G-6 付属パイロットフィギュア』タミヤ 1/48
『メッサーシュミット Bf109G-6/W』タミヤ 1/48 ※ヘルマン・グラーフ機

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『メッサーシュミット Bf109E-1』マッチボックス 1/32 ※エルンスト・アルノルト曹長機

特集「Messerschmitt Bf109G GUSTAV」
『メッサーシュミット Bf109G-6』タミヤ 1/48 ※エミール・ヨーゼフ・クレイド大尉機

連載記事『パイロット姿のキミのフィギュアを作らせて 第3回』
『立花サキ 旧ソ連与圧スーツパイロットフィギュア』1/20 ※3Dスキャンでパイロットのフィギュアを作る企画

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
『F4U コルセア艦上戦闘機』AFVクラブ 1/144 ※モノクロ記事

連載記事『飛ぶ理由 連載第39回』
『ノイ・バルグレイ』フルスクラッチビルド 1/1000 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『夢見る翼 連載第58回』
『ロッキード L-1049G スーパーコンステレーション』レベル 1/144

SPECIAL ARTICLE
『川崎 三式戦闘機 飛燕Ⅰ型丁』タミヤ 1/72

特集「Messerschmitt Bf109G GUSTAV」
『メッサーシュミット Bf109G-10/Erla』タカラレベル 1/48
『メッサーシュミット Bf109G-6/AS』イギリスレベル 1/48「Bf109G-10」改造 ※ルードヴィッヒ・ヴィルヘルム・ブルクハルト大尉機
『メッサーシュミット Bf109G-6/AS』ハセガワ 1/48「Bf109G-10」改造 ※ギュンター・シュペヒト少佐機

『NOSE ART QUEEN Vol.61』青山めぐ



 次号の特集は「ロッキード・マーチン F-35 ライトニングⅡ」

メッサーシュミット Bf109 G-6」タミヤ 1/48 傑作機シリーズ No.117


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 03月号 Vol.120

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 03月号 Vol.120

 今回の特集は「Junkers Ju87 STUKA TANK BUSTER」。ドイツの大戦機特集ってかなり久々だよなーって思ってちょっと調べてみたら、かなり久々どころの話じゃなかった。ドイツ機特集だと2003年1月号以来、機種に絞ると2002年5月号のBf109G-6以来の特集である。軽く15年以上ぶり! 創刊当初の印象から結構やってたように思ってたんだけど、いやー月日が経つのって速い。
 そんな15年以上ぶりの特集で取り上げられたのは「スツーカ」。いにしえよりあまた人々の偏愛の対象になってきた機種である。子供の頃は雑誌やプラモ屋で箱を見て、この飛行機ちっともかっこよくない、めっちゃブサイク、なんて思っていたのだが、今では1/48と1/72がストックの一角を占めているし、デカールやディティールアップパーツなんかも買ってしまっている。いやー月日が経つのって速い。

 作例は表紙のエアフィックス改造(!!)の1/24「Ju87G-2」から、連載記事の『ちっちゃいことは、いいことだ!』の1/144まで各社各スケールの新旧キットが並ぶ。いくつかの連載記事をのぞいて「Ju87」尽くしの一冊になっている。とくに印象に残ったのはエアフィックス1/48「Ju87B-2」と『改造しちゃアカン リターンズ!』のレベル1/32「Ju87B-2」。エアフィックスの「Ju87B-2」はべろべろに剥がれた冬季迷彩の機体で、リアルな剥げ具合に極寒の環境の厳しさが伝わってくる。記事ではラッカー系のグリーンの迷彩の上にアクリルの白を塗って剥がす塗装手順が、写真とキャプションで解説されている。レベルの「Ju87B-2」はうって変わってトロピカルな迷彩。胴体の側面に赤白の蛇が描かれた機体だ。作例は繊細かつ的確な工作によって、キットの魅力を引き出している。全面に施された凸リベットがゴツくて大迫力。この他にも特集ではエアフィックスの1/48、1/72(新旧)キットなどが取り上げられている。
 やっぱこの手の好きな機体がたらふく取り上げられてる特集は楽しい。あと以前楽しく読んでいたボックスアートをひたすら愛でる記事「ART of BOX」が復活してるのもよかった。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集「Junkers Ju87 STUKA TANK BUSTER」
『ユンカース Ju87G-2 スツーカ カノーネンフォーゲル』ハセガワ 1/32
『ユンカース Ju87B-2 スツーカ』エアフィックス 1/48
『ユンカース Ju87H-1 シースツーカ』ハセガワ 1/48改造 ※ジオラマ作品

連載記事『パイロット姿のキミのフィギュアを作らせて 第2回』
『立花サキ』※3Dスキャンでパイロットのフィギュアを作る企画、モノクロ記事

特集「Junkers Ju87 STUKA TANK BUSTER」
『ユンカース Ju87V-4 スツーカ』トランペッター 1/24
『メルセデス ベンツ540K』イタレリ 1/24

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『ユンカース Ju87B-2 スツーカ』レベル 1/32

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
『Ju87 (ダブルコンボ)』エデュアルド 1/144 ※モノクロ記事

連載記事『Alternative modeling garage Vol.18 ダイオラマのレイアウトを考える』 ※モノクロ記事

連載記事『飛ぶ理由 連載第38回』
『コスモタイガー-1B』フルスクラッチビルド 1/115 ※小林誠によるオリジナルメカ
『ブラックバード・スケルトン』フルスクラッチビルド 1/400 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『夢見る翼 連載第57回』
『ユンカース Ju86Z』イタレリ 1/72

SPECIAL ARTICLE
『ドルニエ Do24T』ドイツレベル 1/72

特集「Junkers Ju87 STUKA TANK BUSTER」
『ユンカース Ju87B-1 スツーカ』エアフィックス 1/72
『ユンカース Ju87B-2 スツーカ』エアフィックス 1/72
『ユンカース Ju87G-2 スツーカ カノーネンフォーゲル』エアフィックス 1/24改造

『NOSE ART QUEEN Vol.60』最上もが



 次号の特集は「メッサーシュミット Bf109G」!!


ユンカース Ju87B-1 スツーカ」エアフィックス 1/72


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 01月号 Vol.119

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2018年 01月号 Vol.119

 毎年恒例のコンぺの応募作品、受賞作品をずらっと並べた一冊。表紙の機体は金賞のハセガワ1/48「彩雲」。コンペのお題が「日本海軍機」ってことで、ハードなウェザリングとリベットが目立つ応募作の中にあって、落ち着いた仕上がりが目を引く作品。塗装の剥落などのウェザリングは機体の美しさを損なわないように控えめに、リベット表現も紙面上でよく見ると見える程度に施されている。繊細で美しい機体を作ることに傾注した素晴らしい作品だと思う。あとこの作品のページを眺めていて気付いたのは、各画像ごとで機体の色味が全然違っていて、まるで異なった作品のように見えること。おそらくライティングの違いと画像処理によるものと思われるのだが、こうなると実物の色味がどんな感じなのか気になってくる。
 受賞作品にはこの彩雲の他にもタミヤの1/48改造「月光11型前期生産型」、ラクーンモデル1/48「天雷」、フルスクラッチ(!!)1/48「八九式一号艦攻」など興味深い作品が選ぼれている。たまごひこーきも2作品取り上げられていて、日本海軍の重い雰囲気をやわらげている。

 この特集時のお約束で今回作例はごく少ないが、連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』のハセガワ1/72『ロッキード UP-3C オライオン』は凄かった。地味なのに凄かった。考えただけでめんどくさくなるような作業を嬉々として(多分)積み重ね、最大限キットを生かしつつ実機の魅力を表現している。シーリング材に見立てた細いプラ材を貼りこまれた筋彫りや、超デリケートな外板の凹ラインなど、「やってなくてもエエけど、やつてあるともっと嬉しい」とある通りの作品になっている。必見。カラー8ページのうち2ページが途中写真に当てられている。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集「SA Convention 2017 テーマ“日本海軍機”」
「川西 N1K1-Ja 局地戦闘機 紫電11型甲」レベル 1/32
「中島 C6N1 艦上偵察機 彩雲」ハセガワ 1/48
「三菱 A6M5c 零式艦上戦闘機 52型丙」バンダイ 1/32
「三菱 A6M5 零式艦上戦闘機 52型」タミヤ 1/32
「中島 B5N2 九七式一号艦上攻撃機」ハセガワ 1/48 ※ジオラマ作品
「三菱 G3M3 九六式陸上攻撃機 23型」ハセガワ 1/72
「たまご式艦上攻撃機」ハセガワ ノンスケール「たまごひこーき 零戦」改造
「レッドブルたまごひこーき零戦」ハセガワ ノンスケール「たまごひこーき 零戦」改造
「SAコンベンション全応募作品」※応募総数135点、モノクロ記事

「いっぱい作るとエラいぞコン2017 結果発表!!」※応募総数135点、モノクロ記事

連載記事『パイロット姿のキミのフィギュアを作らせて 第1回』
『立花サキ』※3Dスキャンでパイロットのフィギュアを作る企画、モノクロ記事

特集「SA Convention 2017 テーマ“日本海軍機”」※続き
「三菱 A6M5 零式艦上戦闘機 52型」ハセガワ 1/48
「中島 J1N1-S 夜間戦闘機 月光11型前期生産型」タミヤ 1/48改造
「中島 J5N1 18試局地戦闘機 天雷」ラクーンモデル 1/48 ※ジオラマ作品
「二式双発単座戦闘機21型」ハセガワ 1/72改造
「三菱 B2M1 八九式一号艦上攻撃機」フルスクラッチ 1/48
「愛知 B7A2 艦上攻撃機 流星改」ハセガワ 1/48
「試作新型電波探知機搭載 中距離爆撃機」フルスクラッチ 1/35
「SAコンベンション入賞作品」

『スケビ的女の子とヒコーキ模型のすすめ。『女流飛行士マリア・マンテガッツァの冒険 第4巻』発売記念スペシャルコラボ』
「デハビランド DH9 アンビュランス」ローデン 1/48

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
『フルアクション 彗星12型』エフトイズ 1/72 ※モノクロ記事

連載記事『Alternative modeling garage Vol.17 フィギュア編 完成編』
『オリジナルフィギュア10体』フルスクラッチビルド 1/32 ※モノクロ記事

連載記事『飛ぶ理由 連載第37回』
『大日本帝国空中戦艦 大和(最終決戦仕様)』バンダイ 1/1000改造
『月読命』フルスクラッチビルド 1/1000 ※小林誠によるオリジナルメカ

連載記事『夢見る翼 連載第56回』
『ボーイング 777-300ER』ミニクラフト 1/144改造

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『ロッキード UP-3C オライオン “第51航空隊 2016”』ハセガワ 1/72

特集「SA Convention 2017 テーマ“日本海軍機” Exhibition」
『大日本帝国海軍 水上機母艦 秋津洲』アオシマ 1/700 ※水上機母艦の作例

『NOSE ART QUEEN Vol.59』近藤みやび



 次号の特集は久々の「ユンカース Ju87 スツーカ」!! これは嬉しい。


 

海上自衛隊 UP-3C オライオン 第51航空隊 2016」ハセガワ 1/72


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2017年 11月号 Vol.118

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2017年 11月号 Vol.118

 今回は一人の製作者にフォーカスした特集「林周一の世界」。いつもとは随分趣向が違ってる風だけど、内容はウェザリングの効いたかっこいいジェット機の写真集って感じになってる。特集の作例は下のリストの通り「F-4」「F-14」などの人気機種が4例。ハードなウェザリングを施された作例が紙面によく映えている。記事は1/32スケールの作例をじっくり見せる構成になっていて、他にマスキングゾル、塩マスクなどを用いた様々なウェザリングの技法が解説されている。AFVモデルを作る人にはお馴染みの技法かと思われるが、航空機のどの部分に適用できるかを説明してるのが本誌らしいところ。

 連載記事の『改造しちゃアカン リターンズ!』ではハセガワの1/48「震電」が取り上げられている。古いけど出来のいいキットを、なんと複座&夜戦化。イメージはDo335のとのことだが、大改造を施されて「震電」がおそろしくかっこよくなってる。自分は機上レーダーのアンテナを搭載した機体が大好きで、ついてるだけで何割り増しかでグッとくるのに、さらにこのキャノピーの処理。かっこええ。作例の他はいつものノリの記事と、見るからに大変そうな改造の過程が見開きで掲載されている。
 今回は第2特集として懐かしの『オネアミスの翼』の戦闘機が大きく取り上げられていて、見ての通りスケールモデルの作例が少くなってしまってるのが物足りなかったが、「オネアミス」の好きな人には嬉しい一冊になっていると思う。もちろんウェザリングの効いた戦闘機の好きな人にも。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集1「林周一の世界」
『グラマン F-14A トムキャット』トランペッター 1/32
『マクダネル ダグラス F/A-18D ホーネット』アカデミー 1/32
『パナヴィア トーネード GR.Mk.1』ドイツレベル 1/32
『マクダネル ダグラス F4-E ファントム』タミヤ 1/32

「SPECIAL ARTICLE」
『HondaJet』エブロ 1/48

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『九州飛行機 J7W1 震電 複座夜戦型』ハセガワ 1/48改造

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
「ボーイングコレクション」エフトイズ 1/500&1/144 ※モノクロ記事

連載記事『Alternative modeling garage Vol.16 フィギュア編 その4』
『オリジナルフィギュア6体』フルスクラッチビルド 1/32 ※モノクロ記事

連載記事『飛ぶ理由 連載第36回』
『大日本帝国超巨大空中戦艦 大日本列島号』フルスクラッチビルド 1/3170 ※小林誠によるオリジナルメカ

特集2「Schira-DOW 3rd 第3スチラドゥ」
『オネアミス王国 空軍戦闘機 第3スチラドゥ(単座型)』ピーエムオフィスエー(PLUM) 1/72
『オネアミス王国 空軍戦闘機 第3スチラドゥ(複座型)』ピーエムオフィスエー(PLUM) 1/72
「三者三様のモデラーが解釈する第3スチラドゥのカタチ。」
 『オネアミス王国 空軍戦闘機 第3スチラドゥ(単座型)』ピーエムオフィスエー(PLUM) 1/72改造 ※作例は三例
『オネアミス王国 水軍ジェット戦闘機』フルスクラッチビルド 1/32

『NOSE ART QUEEN Vol.58』lope



 次号の特集は「SA Convention 2017」。お題は「日本海軍機」とのこと。


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SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2017年 09月号 Vol.117

 

 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2017年 09月号 Vol.117

 何回めかの零戦特集号。今回は新旧の1/32キット限定の特集で、作例はハセガワの新旧「五二型丙」、タミヤの「五二型」(ジオラマ作品)の3例のみ。作例の数としては少々寂しいけれど「HOW TO BUILD」とあるだけに、お題のハセガワ新キットの製作過程をじっくり見せる、初心者や今まさにこのキットに取り掛かろうって人向けの構成になっている。一日目の胴体内部から始まって、三日目で完成(はやっ! ! )。途中写真はカラー4ページ。
 ハセガワ旧キットは連載記事の『改造しちゃアカン リターンズ!』で取り上げられていて、こちらはプラ板を駆使した途中写真と味わい深いイラストで製作上のホイントが示されている。このキット、以前書いたように海軍機しか買ってくれない祖父に買ってもらったことのある思い出深いキットだ。当時(小学生の頃)はブリスターに入ったメタルパーツが付属していて、高級感たっぷりだった反面、手の着けようがなかったことを思い出す。作例はコクピットの自作、外板の凸凹(リベットラインのうねり)の再現など、全体に手が入った凄みのある仕上がりで、完成品の画像が多いのもよかった。

 今回、特集記事の作例は少なかったが、全面にアルミのテープを貼られたハセガワ1/48改造「NF-104A」や、ハセガワ1/32「雷電」などかっこいい、見応えのある作例が多かった。特に鮮やかな緑で塗られた雷電が印象的だった。この有名な352-20号機、自分も1/72で作ったことがあるんだけど、途中まではまずまず感じよく出来てきてたのに、イナズマのデカールを貼った途端に俄然オモチャっぽくなってしまった。で、実機写真を見てみたら、実機もそんな感じだったという……。作例は細部の繊細な工作もさることながら、このイナズマのマーキングと、機体の緑、日の丸の赤のバランスが絶妙で、実機よりもリアルでスマートな感じに仕上げられている。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集「1/32 ZERO」
『三菱 A6M5c 零式艦上戦闘機 五二型丙』ハセガワ 1/32

連載記事『改造しちゃアカン リターンズ!』
『三菱 A6M5c 零式艦上戦闘機 五二型丙』ハセガワ 1/32 ※旧キット

『三菱 A6M5 零式艦上戦闘機 五二型』タミヤ 1/32 ※ジオラマ作品

『Red Bull Air Race Team Yoshi Muroya Commemorative Aircraft Model 2017Ver.』グッドスマイルカンパニー ノンスケール ※塗装済み完成品改造

連載記事『夢見る翼 NO.55』
『ダグラス DC-3』エッシー 1/72

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
「日本海軍 艦上攻撃機 流星」エフトイズ(ウイングキットコレクション) 1/144 ※モノクロ記事

連載記事『Alternative modeling garage Vol.15 小物製作編 その1』
『椅子&テーブルetc』セミスクラッチビルド 1/32 ※モノクロ記事

連載記事『飛ぶ理由 連載第35回』
『大日本帝国特務艦エピメテウス』フルスクラッチビルド 1/1000 ※小林誠によるオリジナルメカ

『ロッキード NF-104A』ハセガワ「F-104J」+モデルアート製コンバージョンキット 1/48

『三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電 二一型』ハセガワ 1/32

『川西 H8K2 二式大型飛行艇 一二型』ハセガワ 1/72

『NOSE ART QUEEN Vol.57』森園れん



 次号の特集は「林周一の世界」。

 

日本海軍 三菱 A6M5c 零式艦上戦闘機 52型 丙」ハセガワ 1/32


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