Tag『イギリス怪奇幻想集』 1/1

A・ブラックウッド『メディシン湖の狼』

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 アルジャノン・ブラックウッド(Algernon Blackwood)『メディシン湖の狼』("Running Wolf" 岡達子編訳『イギリス怪奇幻想集』社会思想社 1993 現代教養文庫 1623 所収) 知人から絶好の釣りスポットを教えられた主人公のハイドは、休暇を利用してカナダの広大な森林地帯に向かった。目的地はメディシン湖。「野営地は東側に選びたまえ」という知人の忠告に従って、キャンプを湖の東岸に設けたが、どう見ても魚影は西岸に濃い。そ...

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F・G・ローリング『セアラの墓』

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 F・G・ローリング(F.G.Loring)『セアラの墓』("The Tomb of Sarah" 岡達子編訳『イギリス怪奇幻想集』社会思想社 1993 現代教養文庫 1623 所収) 教会の修復工事や室内装飾を生業とする主人公の日記を引用するという形で、ロンドン近郊のハガーストーンで発生した吸血鬼事件の顛末を描く作品。工事をきっかけに教会の敷地内の墓で目を覚ました女吸血鬼を、再び葬るべく主人公と司祭(←びびってばっかり)のコンビが立ちあがる。清...

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マーガレット・アーウィン『早朝の礼拝』

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 マーガレット・アーウィン(Margaret Irwin)『早朝の礼拝』("The Earlier Service" 岡達子編訳『イギリス怪奇幻想集』社会思想社 1993 現代教養文庫 1623 所収) 16歳になる牧師の娘ジェーンは礼拝が苦手だった。祈りを捧げているあいだ、ずっとよそ事を考えてしまうのだ。礼拝に集中しようとすればするほど、空想はあらぬ方向へと広がっていく。そしてなぜだか決まって、不安や恐怖の感情がこみ上げてくる。祭壇に向かう父の姿を...

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