読書メモ(怪奇系多め/ネタバレあり)

感想文、雑記。ネタバレあります。

MODEL Art (モデルアート) 2020年 08月号 No.1042

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 MODEL Art (モデルアート) 2020年 08月号 No.1042

 今月号の特集は「精密緻密は模型づくりの要です!」。一見いつものハウツー系かと思いきや、がっつり作例が載ってて嬉しい誤算となった。作例は飛行機×2、カーモデル×1の正味3例。特集としては少ないけれど、どれも見応えのある作例なので物足りなく感じることはなかった。ハセガワの1/48『川崎 T-4 “航空自衛隊”』はレジンパーツ、エッチングパーツ、3Dプリントパーツなど、大量のディティールアップパーツを投入した気合の入った作例。素晴らしいのは、散々具やなんかを組み込んでも、破綻のない、これ見よがしでもない仕上がりで、クリーンな作風が空自の機体によく似合っている。記事は作例の他、ディティールアップパーツの紹介と、実機のディティール写真等。プラッツ/nunu 1/24『ランチア デルタ S4 ’86 サンレモラリー』の記事では、インテリアやライト周りのディティールアップを中心に解説している。キムワイプやUVレジンといった、安価で比較的手に入りやすい素材を使った工作が楽しい。

 今月はNEW KIT REVIEWにも飛行機の作例が3例載っている。中でも目を引いたのがICMの『グロスター グラジエーター Mk.Ⅱ』。1/32、複葉機の大型キットだ。作例は暗めの塗装が施されいて、重々しく凄みのある仕上がり。1/48『中島 九〇式三号艦上戦闘機』はウクライナのメーカー、A.B.&K.ホビーキッツの初キットとのこと。謎のチョイスだ。作例を見る限りかなり精密なキットで、羽布の表現もデリケートで美しい。機体色も綺麗で欲しくなってくる。記事では途中写真とキャプションで、製作上のポイントを丁寧に解説している。操作ロッド、ターンバックルの製作といった細かい部分も実にわかりやすかった。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.56』
『日本海軍 軽巡洋艦 多摩』フジミ 1/700
『イギリス海軍 駆逐艦 HMS ジュピター』アオシマ 1/700

特集「精密緻密は模型づくりの要です!」
『川崎 T-4 “航空自衛隊”』ハセガワ 1/48
『F-4EJ改 ファントムII コクピットディティールキット』RafAvi 1/72
『ランチア デルタ S4 ’86 サンレモラリー』プラッツ/nunu 1/24
『グラマン F9F-8/8P クーガー』キティホーク 1/48
 「拝見 海外モデラーの作り上げる密」
  「川西 H8K2 二式大型飛行艇 12型」ハセガワ 1/72
  「ホーカー ハンター F.6」エアフィックス 1/48
  「帝国海軍 甲標的 甲型 [真珠湾]」ファインモールド 1/72

連載記事『水性カラーは使ってナンボです! 第5回』
『Su-27SM2/3 フランカーB “アップデート”』プラッツ/ズベズダ 1/72

連載記事『モデリングJASDF 292回 Aggressor Archive vol.24』
「航空自衛隊 飛行教導群 教導隊 F-15DJ(92-8093)」

連載記事『World Modelers News No.37 リープ・リンデマン氏にインタビュー』

連載記事『模型をよりリアルにするための蘊蓄資料講座 第3回』
「W.W.Ⅱ ドイツ軍陸軍の雑嚢とその中身」

NEW KIT REVIEW
『ブーメランタンク-BM ロシア歩兵戦車』ズベズダ 1/35
『AT-38B タロン 戦闘飛行訓練用高等訓練機仕様 (プレミアムエディション)』ウルフパック 1/48
『グロスター グラジエーター Mk.Ⅱ』ICM 1/32
『ソビエト戦車 T-55』タミヤ 1/48 ※ジオラマ作品
『中島 九〇式三号艦上戦闘機』A.B.&K.ホビーキッツ 1/48
『アウディ R8 LMS GT3』プラッツ/nunu 1/24

連載記事『北澤志朗のヤングタイマー・ガレージ 連載第20回』
『BMW M5』フジミ 1/24改造

連載記事『METHOD OF JET-MODELING 第14回 MISSION6 : 機体色を塗装する2』
『A-6E TRAM イントルーダー』ホビーボス 1/48

連載記事『FOLLOW YOUR HEART 第73回』
■『スペースポッド クラブ03[汎用工事用修理機]』KEIKO ノンスケール

連載記事『日本機大図鑑 連載第183回』
「「一四試三番三号爆弾の破裂実験」

連載記事『It’s a FIGURE WORLD』
■「東郷平八郎 バスト」大将モデリング 1/9バスト
■「ドイツ海軍 Uボート艦長 バスト」ヤングミニチュアズ 1/10バスト
■「「冬将軍到来」ドイツ軍 MG34 機関銃手 1941年11月 モスクワ郊外 バスト」ライフミニチュアズ 1/10バスト
■「ロシア軍 女性狙撃手 バスト」ライフミニチュアズ 1/10バスト
■「ドイツ軍 戦車兵 アーネム 1944年 バスト」FeRミニチュアズ 1/16バスト
■「エルフの女王 バスト」ペガソモデルズ 90mmバスト



 次号の特集は「日米軽/護衛空母建造のススメ (仮題)」が予定されている。


 

中島 九〇式三号艦上戦闘機」A.B.&K.ホビーキッツ 1/48

『拷問の密室』

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 拷問の密室

 中世のとある王国では王位継承を巡る争いが勃発していた。王が謀殺されたのである。手を下したのは継承順位最下位の妾腹の伯爵ノーマン。王位はアルバート公爵が継承することになったが、彼は知的障害者で意思の疎通さえ覚束ない。そこでさっさと世継ぎを作らせるべく、適当な女性を王妃として当てがうことになった。白羽の矢が立ったのは貧しい村娘のヘザーだった。彼女は王宮の兄弟姉妹が血で血を洗う謀略の渦に巻き込まれていく。

 ストーリー自体は王道っぽい世嗣争いなんだけど、登場人物のキャラ付けがとにかく酷いので、終始次がどう転ぶか分からないハラハラ感がある。ほぼ主役でヒールのノーマン伯爵は、サディストの同性愛者でセムシの従者と男色関係にある。冒頭で殺害される王の妹は、近親姦によって王との子を孕んでいる。王位を継承したアルバート公爵は片時も食物を離そうとしない知的障害者。ヌードより着衣の方が断然可愛く見えるヒロインのヘザーにしても貞操観念に大いに難ありで、見事にマトモなキャラが出てこない。おかげで王道なストーリーのはずが特異なシーンが目白押しだ。

 画質は極めて悪く、小学生の頃の友人の家で見た、馬小屋の藁の中で外国人が乳繰り合うVHSを彷彿とさせる。ノスタルジックにも程がある。ホラーブームの頃にもこの作品は見たことがあったのだが、VHSがDVDになっても画質は向上しなかったようだ。ただ以前見たときには、画面汚なっ! としか思われなかったのだが、今見ると荒々しい画面がやけにカッコよく感じられた。感性が多少なりとも発達したのか、盛大に劣化したのかは分からないけれど。

 監督はかつてハーシェル・ゴードン・ルイスに次いで大きく取り上げられていたアンディ・ミリガン。この作品では撮影と共同で脚本まで担当している。以前は5本〜ほどの作品がVHSソフト化されていて、ほとんどが本作同様、過去のヨーロッパのどこかを舞台にしたものだったと思う。本作は他の作品に比べるとやや血のりは控えめながら、首を落とされてから頭の位置を確かめるように手探りする被害者や、やけに惨たらしい地下の拷問部屋など、ハッとする描写は少なくない。お色気シーンはヒロイン中心にかなり充実していて、ヌードの絡みの他にも、小ぶりなおっぱいが常に広く開いた襟ぐりからまろび出ている。
 前出のルイスに比べるとソフト化には恵まれていないが、自分はこの監督の陰惨でグズっと崩れたような作品の雰囲気が大好きなので、こうして手軽に見れるのは嬉しい。



『拷問の密室』(“TORTURE DUNGEON”)
 1970 アメリカ
 監督・撮影:アンディ・ミリガン
 製作:ウィリアム・ミシュキン
 出演:ジェレミー・ブルックス/スーザン・キャシディ/パトリック・ディロン/ニール・フラナガン/リチャード・メイソン
 映像色 : カラー
 上映時間:76分

MODEL Art (モデルアート) 2020年 07月号 No.1040

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 MODEL Art (モデルアート) 2020年 07月号 No.1040

 今月号の特集はペイント、ツール系ハウツーじゃないハウツー特集、「ハウツー ビルド オートモデル2020」。2019年6月号の「ハウツー ビルド カーモデル」以来のカー&バイクに絞ったハウツー特集だ。表紙の赤いランチアデルタがめっちゃかっこいい。
 で、そんな待望の特集の印象はというと、思ってたのと違う、こんな風になったのか、って感じだった。なにせバイクの作例を除けば、取り上げられているキットは旧作ばかりで、「2020」ぽさは3Dプリンタパーツや最新の塗料にお任せになっている。作例は美しいし、正直好みのアイテムばかりなんだけど、それでも2020というなら、もうちょい新しめのキットを取り上げて欲しかった(最近のポルシェだけ集めても2020年ぽくなったのに)。
 表紙に載ってるランチアデルタは、各所に細々と手の入った精密感たっぷりの作例で、ボディカラーも綺麗だった。記事では3Dプリンタパーツの組み込みから、塗装までを途中写真を用いて解説している。

 特集以外の作例はというと、今回艦船模型が謎の充実を見せている。巻頭に並べるだけで特集記事になりそうな勢いだ。特に連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記』の作例はよかった。「砲艦 勢多型」4例に「砲艦 宇治」という大盤振る舞い。小さいキットだけど、細かく手の入った作例が並んでるのを見ると物欲がムラムラ湧いてくる。記事では勢多型の変遷の作り分け&塗り分けるポイントが丁寧に解説されていて、買ったきりになっているキットを作ってみようかなって気分になる。そういえば「みょうこう」に手をつけるきっかけも、この連載記事だった(ちょこっとずつ作ってます)。
 NEW KIT REVIEWでもアオシマ1/700『英国海軍駆逐艦 ジャーヴィス』、フライホークモデル1/700『イギリス海軍駆戦艦 エジンコート』、ピットロード1/700『日本海軍 駆逐艦 陽炎 就役時』と、艦船のキットが三つも取り上げられている。全く知らない船なんだけど、「英国海軍駆逐艦 ジャーヴィス」のいかにも速そうな形状がカッコよかった。また「駆逐艦 陽炎」の作例は精密な追加工作と、うねり具合が見事な海面ベースが印象に残った。やっぱり海面ベースが付いていると、作例が引き立つように思う。
 連載記事の『FOLLOW YOUR HEART』では、MPCの1/72「スペース1999 イーグルトランスポーター」が取り上げられている。1/72の買いやすいスケールだけど作るのは大変そう。記事ではパーティングラインの処理をはじめ、製作上のポイントが解説されているが、かなりややこしいキットなので途中写真が欲しいところ。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.55』
『日本海軍 砲艦 勢多型(勢多、保津、比良、堅田)』アオシマ 1/700 ※作例は4例
『日本海軍 砲艦 宇治』

特集「ハウツー ビルド オートモデル2020」
『ランチア デルタ HF インテグラーレ16V “1989 サンレモ ラリー”』ハセガワ 1/24
『三菱ランサー エボリューションⅥ WRC1999』ハセガワ 1/24「アドバン ランサー エボリューションⅥ “99 ラリー オブ キャンベラ ウィナー”」+タミヤ 1/24「三菱ランサー エボリューションⅥ」 ※ニコイチ作例
『フォードGT40 Mk-Ⅱ ’66ル・マン優勝車』フジミ 1/24
「フォードGT40 マークⅣ」GTM models 1/24 ※レジンキットの紹介
『カワサキ Ninja H2 CARBON』タミヤ 1/12
『カワサキ Ninja H2R』

連載記事『水性カラーは使ってナンボです! 第4回』
『ドイツ超重戦車 Ⅶ号 レーヴェ』アミュージングホビー 1/35

連載記事『モデリングJASDF 291回』
「独特のカラー&迷彩柄はどうなってる? 空自の新鋭輸送機の塗装を分析する」

連載記事『World Modelers News No.36 陳錦隆(スティーブン・チュン)氏にインタビュー』

「F-14A VFA-154 Black Knights」AMK(アバンギャルドモデル) 1/48「F-14D」改造

連載記事『模型をよりリアルにするための蘊蓄資料講座 第2回』
「W.W.Ⅱ ドイツ軍の制式拳銃 P-08とP-38のホルスターの装着角度」

NEW KIT REVIEW
『マツダK360』KAモデル 1/24 ※ジオラマ作品
『英国海軍駆逐艦 ジャーヴィス』アオシマ 1/700
『イギリス海軍駆戦艦 エジンコート』フライホークモデル 1/700
『Bf109G-10 Erla プロフィパック』エデュアルド 1/48
『日本海軍 駆逐艦 陽炎 就役時』ピットロード 1/700 ※ジオラマ作品
『フランス軽戦車 R35』タミヤ 1/35 ※作例は2例
『F-15J イーグル w/J.A.S.D.F 女性パイロットフィギュア』ハセガワ 1/72(フィギュア1/20) ※作例はフィギュア中心
『海上自衛隊 護衛艦 みょうこう w/女性自衛官フィギュア』ハセガワ 1/72(フィギュア1/20)

連載記事『北澤志朗のヤングタイマー・ガレージ 連載第19回』
『フォルクスワーゲン ニュービートル』タミヤ 1/24改造

連載記事『METHOD OF JET-MODELING 第13回 MISSION5 : 機体色を塗装する1』
『A-6E TRAM イントルーダー』ホビーボス 1/48

連載記事の『FOLLOW YOUR HEART 第72回』
■『スペース1999 イーグルトランスポーター』MPC 1/72

連載記事『日本機大図鑑 連載第182回』
「「一四試三番三号爆弾」から「九九式三番三号爆弾」へ」

連載記事『It’s a FIGURE WORLD』
■「アメリカ軍 第2機甲師団 “ヘル・オン・ホイールズ”バスト」ヤングミニチュア 1/10バスト
■「テンプル騎士団の騎士 エルサレム バスト」ヤングミニチュア 1/10バスト
■「「バイバイ・ベイビー」アメリカ軍慰問団(USO)のマリリン・モンロー 韓国1954年」ライフミニチュア 1/10バスト
■「モナコ大公妃 グレース・ケリー バスト」ライフミニチュア 1/10バスト
■「”レイニー・マウンテン” チャーリー族 バスト」ポストミリテール 1/10バスト
■「リベット打ちのルージー バスト」FeRミニチュアズ 1/10バスト



 次号の特集は「精密緻密は模型の命 ~’密’は模型でやりましょう~ (仮題)」が予定されている。



スペース1999 イーグルトランスポーター」MPC 1/72

SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2020年 05月号 Vol.133

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 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2020年 05月号 Vol.133

 今回の特集は「川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改」。レシプロ機特集は大歓迎だけどちょっと地味かもなー、って予想は大きく裏切られて、大変充実した特集だった。
 作例は1/24〜1/72の各スケールが5例(強風11型含)、中でも巻頭から10ページにわたって掲載されているバンダイ1/24の「紫電改」は凄かった。1973年初版のキットの全面に手を入れて、濃厚で迫力のある作例に仕上げている。1/24はカーモデルのスタンダードなスケール、だったらこのくらいの情報量がいるのでは?? ってコンセプトで製作された作例は、外板のリベットラインの凹みの再現をはじめ見所が多い。この作例を見ると、以前トイザらスで70%オフくらいの価格で積まれてたのを、でかいし紫電改だしでスルーしてしまったことが悔やまれてくる。記事は作例の画像の他、作者の苦労が偲ばれる多数の途中写真で構成されていて見てるだけで楽しくなってくる。

 表紙の作例は飛行姿勢で製作されたハセガワの1/48で、発売当初は精密なディティール表現でかなり話題になったキットだ。作例は油彩を用いたウェザリングがリアル且つ美しく、機体色の鮮やかなグリーンが印象に残った。
 今回の特集では作例&製作記事の他にも「嘘か本当か、紫電改にまつわる噂話」、戦争史跡を巡る「空を飛ぶ街」など、興味深い記事が多くとても楽しめた。次号の特集も楽しみ。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集「川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改」
『川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改』バンダイ 1/24
『川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改 “試作6号機”』ハセガワ 1/32
『川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改 “戦闘第301飛行隊 笠井上飛曹機”』ハセガワ 1/48
『川西 水上戦闘機 強風11型』タミヤ 1/48 ※ジオラマ作品

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
『強風11型』エフトイズ 1/144 ※モノクロ記事

連載記事『夢見る翼 NO.69』
『エアバス A350-900』ドイツレベル 1/144

連載記事『MINIOR AIR FORCE LABORATORY Vol.09』
『フィリピン空軍 ヴォート F-8H クルセーダー』アカデミー 1/72

連載記事『Planes of Toy BOX 第6回』
『ブラックバーンシャーク』フロッグ 1/72

SPECIAL ARTICLE
『AMC DH.2』ウイングナットウィングス 1/32 ※ジオラマ作品

SPECIAL ARTICLE
『グラマン TBF-1C アヴェンジャー』トランペッター 1/32

連載記事『Alternative modeling garage Vol.27』
『ノースアメリカン P-51D マスタング』タミヤ 1/32改造 ※ジオラマ作品

SPECIAL ARTICLE
『キ-99』フルスクラッチビルド 1/32

特集「川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改」
『川西 紫電改 爆裂弾搭載機』アオシマ 1/72

SPECIAL ARTICLE
『立花サキ 旧ソ連与圧スーツパイロットフィギュア Ver.2』モデルカステン 1/20 ※フィギュアの作例

『NOSE ART QUEEN Vol.73』森咲智美



 次号の特集は「ドイツ空軍夜間戦闘機」!!

MODEL Art (モデルアート) 2020年 06月号 No.1038

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 MODEL Art (モデルアート) 2020年 06月号 No.1038

 今月号の特集はまたしてもペイントハウツー「エアブラシ&缶スプレー 塗料の吹き付け方改革」。作例はカーモデル×4(5)、AFV×1、エアモデル×1となっている。特集全体の印象は缶スプレーがメインで、エアブラシはサブって感じ。作例もおおむねその方針で製作されている。
 作例の中で特に印象的だったのがタミヤ1/20「タイレルP34 1977モナコGP」で、細部を除き缶スプレーで塗装されている。今回の特集では「カンタン」「手軽に」「美しく」がキーワードになっているが、実際に缶スプレーで美しく仕上げるのは簡単ではない。自分も最近はサーフェイサーくらいしか使っておらず、缶スプレー(特に薄い色)についてはただ難しいって印象しかない。店頭でスプレーを購入してからキットに吹くまでの手間だけを考えるなら、確かに缶スプレーは簡単で手軽で、しかも財布にも優しい。しかし作例のタイレルのように仕上げるには半端ないテクニックが必要になる。記事ではQ&Aを設けたり、途中写真で丁寧に解説したりはしているが、あくまでも入門編の入門編って感じだった。

 NEW KIT REVIEWではまずPLUMの1/80「JR東日本201系直流電車(中央線快速)」が目を引いた。鮮やかなオレンジ色のJRの旧型車輌だ。本紙にはごくたまに電車の作例が掲載されるが、毎回扱いは大きめ。今回もカラー6ページで車輌の編成についても解説されている。こういった普通の通勤電車がプラモデル化されることは、珍しいことなのだそうだ。シタデルカラーの塗装過程を解説したタミヤの1/35『ドイツ歩兵セット(大戦中期)』も興味深い記事だった。3Dスキャンを元に作られた最新のキットだ。作例はセットの4体から1体のみをチョイスして、ビネットに仕上げている。
 あと今回から新しい連載記事『模型をよりリアルにするための蘊蓄資料講座』が始まった。カラー2ページの記事で、今回は「W.W.Ⅱ ドイツ戦車のターレットナンバーと搭乗員について その1」。AFV関係は全くの門外漢だが、こういった資料性の高い記事は大歓迎。
 本誌の美点は豊富な途中写真と、紹介されるキットがバラエティに富んでいるところ。正直、最近の怒涛のハウツーラッシュには辟易しているが、それでもその辺りの美点はしっかりと感じられる。店頭で見かけないか、見かけても興味の対象外ってことでスルーしてしまうようなキットの作例を見られるのは楽しい。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.54』
『日本海軍 給兵艦 樫野』ピットロード 1/700
『呉海軍工廠 300t海上起重機船「公称3324」』トミーテック 1/700

特集「エアブラシ&缶スプレー 塗料の吹き付け方改革」
『マツダ ロードスターRF』タミヤ 1/24 ※作例は2例
『トヨタ 2000GT』アオシマ 1/32
『タイレルP34 1977モナコGP』タミヤ 1/20
『陸上自衛隊 16式機動戦闘車』タミヤ 1/35
『航空自衛隊 F-4EJ ファントムⅡ』タミヤ 1/32

連載記事『水性カラーは使ってナンボです! 第3回』
『三菱 A6M2b 零式艦上戦闘機』エアフィックス 1/72

連載記事『It’s a FIGURE WORLD』
■「フレンチメイド」フェニックス(メタルモデルズ) 80mm
■「人魚姫」フェニックス(メタルモデルズ) 80mm
■「シャスールレディ(猟歩兵)」フェニックス(メタルモデルズ) 80mm
■「HQ24-05」アトリエイット 1/24
■「HQ12-03」アトリエイット 1/12

連載記事『モデリングJASDF 290回 空自の新鋭輸送機を製作する』
『航空自衛隊 C-2 輸送機』アオシマ 1/144

連載記事『World Modelers News No.35 ペール・オーラヴ氏にインタビュー』

連載記事『模型をよりリアルにするための蘊蓄資料講座 新連載』
「W.W.Ⅱ ドイツ戦車のターレットナンバーと搭乗員について その1」

NEW KIT REVIEW
■『JR東日本201系直流電車(中央線快速)』1/80 PLUM ※作例は2例。使用キットは「クハ201・クハ200 (先頭車2両入)」「クハ201・クハ200 (中間車2両入)」
『ミラージュ 2000C』キティホークモデル 1/32
『ドイツ歩兵セット(大戦中期)』タミヤ 1/35 ※作例はセットから1体のみ
『FJ-2 フューリー』キティホークモデル 1/48
『スズキRG400Γ 前期型』ハセガワ 1/12
『M16対空自走砲「ミートチョッパー」』AFVクラブ 1/35

連載記事『北澤志朗のヤングタイマー・ガレージ 連載第18回』
『ビュイック グランドナショナル』アメリカレベル 1/24改造

連載記事『METHOD OF JET-MODELING 第12回 MISSION4 : 胴体/主翼を製作する2』
『A-6E TRAM イントルーダー』ホビーボス 1/48

連載記事の『FOLLOW YOUR HEART 第71回』
■『アイアンマン3 Mk.17 ハートブレイカー』ドラゴン 1/9

連載記事『日本機大図鑑 連載第181回』
「零式観測機と爆弾信管の注意札」



 次号の特集は「オートモデリング2020(仮題)」が予定されている。楽しみ!

タイレル P34 1977 モナコGP」タミヤ 1/20

SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2020年 03月号 Vol.132

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 SCALE AVIATION (スケールアヴィエーション) 2020年 03月号 Vol.132

 毎年恒例のコンペ特集号、今回のテーマは「宮崎駿の雑想ノート」。というわけでシブめの古典機マイナー機がずらずら並んでいる。
 巻頭の作例はすべて応募作品ばかりだが、どれも完成度が高いし、途中写真まで載ってるから、通常の作例記事と比べても全く遜色はない。特に今回のグランドマスターで表紙にも載ってるローデン1/72「ツェッペリン シュターケン R.Ⅳ」は、細部まで神経の行き届いた工作もさることながら、ローゼンジパターンがすべて塗装仕上げという大変な労作。他にもウイングナットの1/32「ブリストル F.2b」や、エアフィクス1/144「ハンドレページ H.P.42」の整備中のジオラマなど見応えのある作品が多く、宮崎ファンでなくても楽しめる特集だと思う。
 残念なのは巻頭の作品以外の応募作が、すべてモノクロページに詰め詰めで掲載されてしまってるところで、そこには複数の「SA賞」「松本州平賞」などの作品も含まれている。カラーページ大盤振舞いな巻頭の「NOSE ART QUEEN」と比べると実にしょぼい。「NOSE ART QUEEN」は毎号楽しく見ているけれど、さすがに今回は応募作にカラーページを振り分けるべきじゃないかと思った。
 今回の応募総数は70点で、準備期間1ヶ月にしては予想外に多かったとのこと。

 特集以外の記事でも見応えのある作例が多かった。連載記事「夢見る翼」『ボーイング 314 クリッパー』と「Planes of Toy BOX」の『フォード トライモーター』は、どちらもエアフィックスの古いキットだが、作例は古さを感じさせない美しい仕上がり。応募作品の『ハンドレページ H.P.42』を含めて、今月号には古いエアフィックスの旅客機が3例も載っている。



 - 作例リスト (掲載順) -

特集「スケールアヴィエーション コンベンション 2020結果発表 “宮崎駿の雑想ノート”」
『ツェッペリン シュターケン R.Ⅳ』ローデン 1/72改造
『ハンドレページ H.P.42』エアフィックス 1/144 ※ジオラマ作品
『ブリストル F.2b ファイター』ウイングナットウィングス 1/32 ※ジオラマ作品
『九六式艦上攻撃機(B4Y1)』フルスクラッチビルド 1/48
『ブラックバーン ロック Mk.1』スペシャルホビー 1/48
『グジネフスキー R17』フルスクラッチビルド 1/48

連載記事『Alternative modeling garage Vol.26 ベースの製作』 ※モノクロ記事

連載記事『ちっちゃいことは、いいことだ!』
『三菱 1MT1N 一○式艦上雷撃機』A&W Models 1/144 ※モノクロ記事

連載記事『MINIOR AIR FORCE LABORATORY Vol.08』
『スペイン空軍 ノースロップ RF-5A フリーダムファイター』イタレリ 1/72

SPECIAL ARTICLE
『VF-1 ファイター バルキリー』マックスファクトリー 1/20

連載記事『夢見る翼 NO.68』
『ボーイング 314 クリッパー』エアフィックス 1/144

連載記事『Planes of Toy BOX 第5回』
『フォード トライモーター』エアフィックス 1/72

SPECIAL ARTICLE
『ゴータ UWE』ウイングナットウィングス 1/32

連載記事『改造しちゃアカン? リターンズ』
『ロッキード P-38F/G ライトニング』タミヤ 1/48

特集「スケールアヴィエーション コンベンション 2020結果発表 “宮崎駿の雑想ノート”」
『帝国海軍 特設航空母艦 安松丸』フルスクラッチビルド 1/700 ※艦船模型の作例

『NOSE ART QUEEN Vol.72』渡辺佳苗・渡辺加和



 次号の特集は「Kawanishi N1K2-J Shidenkai [George]」。