読書メモ(怪奇系多め/ネタバレあり)

感想文、雑記。ネタバレあります。

MODEL Art (モデルアート) 2021年 04月号 No.1058

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 MODEL Art (モデルアート) 2021年 04月号 No.1058

 今月号の特集は「知って納得! スジ彫りのあれこれ」。先月に続いてハウツー系の特集だが、今回は基本的な技術とツールの話なので、記事のこなれ具合が全然違う。作例数こそ先月号と比べて少ないが、特集の内容が分かりやすく反映された途中写真が多く、物足りなさは感じなかった。
 記事では凸線の凹彫り化、スジ彫りの修正・改善、スジ彫りを新規で掘る場合について、作例を用いて丁寧に解説している。各種スジ彫り用ツールと、ガイド・テンプレートの紹介もあり、工作全体がおおむね網羅されている。スジ彫りの工作は地味だけど、作例のA-10のような丹念なスジ彫りは気分がいい。
 自分はなかなか(全然)塗装作業に辿り着けずに、工作ばかりやっている。おかげでスジ彫りにはかなり親しい。以前は色々試してみたのだが、ここのところBMCタガネの0.125mmとデバイダーの針をデザインナイフの柄に噛ませたものをメインに、サブでハセガワのモデリングスクライパーと目立てヤスリで落ち着いている。たまにエッチングのモデリングソーや三角刀も使うが、ほぼ上記の四つで事足りる。埋めるのは専ら黒い瞬着と伸ばしランナーだ。光硬化パテは工作しやすくて大好きなんだけど、記事でも指摘されている通り、食いつきが悪いので、埋めてからの彫り直しには向いていないと思う。

 今月号は「F-4 ファントムⅡ 誌上展示会」「IPMS JAPAN Airモデル写真コンテスト2020」に大きくページが割かれているが、NEW KIT REVIEWは作例多めで充実している。複数の作例を載せた記事が多い。タミヤの1/24「スーパー7」や「ロータスヨーロッパ」はストックを抱えたまま再販になってしまった。作例には適度に手が入れられていて、製作上のポイントが解説されている。そういえばスーパー7って、ボンネットの後端がどうしても外側に浮いてしまったような覚えがあるんだけど、作例では綺麗に収まっているように見える。どうやって処理したのだろう。また今回NEW KIT REVIEWの中で一番グッときたのはICMの1/72『ミグ MiG-25 RU 複座戦闘機』だった。言葉は悪いがクソかっこええ。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.64』
『日本海軍 軽巡洋艦 由良 1938』タミヤ「軽巡洋艦 鬼怒」+フジミ「軽巡洋艦 球磨」改造 1/700
『日本海軍 潜水艦 海大3b型 伊号第60潜水艦』アオシマ 1/700

特集「知って納得! スジ彫りのあれこれ」
『A-10C サンダーボルトC』ハセガワ 1/72
『Su-34 フルパック』ホビーボス 1/48
『トヨタ GR スープラ』アオシマ 1/32 ※作例は3例
『ポルシェ 962C “1986 WSPC”』ハセガワ 1/24

連載記事『モデリングJASDF 300回 去りゆく名機に思いを馳せて 造形村1/48 F-4EJ改 退役記念塗装機を作る』
『F-4EJ改 ファントムⅡ』造形村 1/48 ※完成

『水性カラー筆塗りテクニック』
『イスラエル・タンクコマンダー 1970年代』バーリンデン・プロダクションズ 1/35 ※ジオラマ作品

連載記事『World Modelers News No.45 リエファ・アルさんにインタビュー』

NEW KIT REVIEW
『ソビエト中戦車 T-34E/T-34-76(2in1)』ボーダーモデル 1/35 ※作例は2例
『トヨタ スープラ A70 3.0GT ターボリミテッド』ハセガワ 1/24 ※作例は2例
『IDF M38A1/CJ-5 SIYUR 偵察車+TOLAR無反動砲車 2両セット』AFVクラブ 1/35 ※作例は2例・ジオラマ作品
『戦艦大和 九四式 一号主砲塔』タコム 1/72
『ロータス スーパー7 シリーズⅡ』タミヤ 1/24
『ロータス ヨーロッパ スペシャル』
『ミグ MiG-25 RU 複座戦闘機』ICM 1/72
『F-15J(改) EAGLE PLUS』エイチエムエー 1/144 ※作例は2例

連載記事『北澤志朗のヤングタイマー・ガレージ 連載第28回』
『フォルクスワーゲン ゴルフ COX 420Si 16V』フジミ 1/24改造

連載記事『METHOD OF JET-MODELING Vol.18 MISSION 2 パーツのチェック』
『トーネード GR.4 “フェアウェル”』ドイツレベル 1/48

連載記事『秋葉さんの3D模型講座 Vol.2』
『ランボルギーニ ミウラSV』ハセガワ 1/24

連載記事『模型をよりリアルにするための蘊蓄資料講座 第11回』
「W.W.Ⅱ ドイツ軍の汎用機関銃 MG34とMG42 その1」

連載記事『FOLLOW YOUR HEART 第81回』
■『メカトロチューブ 1号 No.01”うすみどり&みどり”』ハセガワ 1/35

連載記事『日本機大図鑑 連載第191回』
「一五式二号飛行艇」

連載記事『Its’ a FIGURE WORLD』
■「ジャンヌ・ダルク オルレアン 1429年 バスト」FeRミニチュア 1/12バスト
■「ジャンヌ・ダルク オルレアン 1429年 バスト」FeRミニチュア 1/12バスト
■「ジャンヌ・ダルク オルレアン 1429年」アンドレア 54mm
■「ジャンヌ・ダルク バスト」カロル・ルーディック 1/10バスト
■「ジャンヌ・ダルク」カロル・ルーディック 75mm

F-4 ファントムⅡ 誌上展示会
IPMS JAPAN Airモデル写真コンテスト2020



 次号の特集は「現代の空母機動部隊 ~米海軍第5空母打撃群~(仮題)」。


 

ソビエト空軍 ミグ MiG-25 RU 複座偵察機」ICM 1/72

MODEL Art (モデルアート) 2021年 03月号 No.1056

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 MODEL Art (モデルアート) 2021年 03月号 No.1056

 今月号の目玉は特別記事の『やっぱりGTRは“R32”』。
 R32は各社から発売されてはいるものの、これまでオビに短しタスキに長し(?)といった状況だったのだが、ここにきてハセガワから決定版が登場した。↓見ての通りのスーパーキットで、実車のラインを的確に抑えた形状もさることながら、ライト周りの表現が特に素晴らしい。このキットのデータをスケールアップして、1/12で出しても確実に売れそうだ。

 

ニッサン スカイラインGT-R NISMO (BNR32)」ハセガワ 1/24

 特別記事ではそんなハセガワのR32をメインに、カラー5ページにわたって各社のキットの徹底比較をしている。比較に用いられる作例には最低限のディティールアップを施されていて、ボディカラーも同色に仕上げられているので、それぞれの特徴が実にわかりやすかった。取り上げられているのはハセガワの他、タミヤ、アオシマ、フジミのキットだが、意外にもフジミのキットの雰囲気が良かった。タミヤのキットは自分も作ったことがあって、組みやすい好キットだけどクセが強い。見比べなくてもわかる程度にデフォルメされているので、実車に詳しい人ほど違和感を感じるのではないだろうか。
 メインのハセガワR32の作例はガングレーメタリックとカルソニックカラーの2例。製作上のポイントが途中写真とキャプションで丁寧に解説されている。
 それにしてもこの手の比較記事は楽しい。模型雑誌の本分って感じ。古いフジミのキットまで、この値段でこれなら買ってみようかって気になってくる。残念なのはあと少し作例を増やして特集記事にしてほしかったところ。そういえばちょっと前にGT-Rのすごい特集があったなーと思って調べてみたら、2009年の5月号だった。なんと10年以上前だよ……。

 巻頭特集は「エアモデルの退色表現を極める」。最近のハウツー系の特集には珍しく、マテリアルの紹介は控えめで、作例は6例と多め。フランカーや飛燕など見応えのある作例があった。ただハウツー系の特集としては疑問アリ。誌面では説明しきれてない工程が多すぎる。そもそも今回の特集で取り扱う内容を、ハウツー系の文脈で解説するにはかなり無理があるように思う。自分は美術系の教育を受けていないから見当もつかないが、「絵心」ってどうすれば身につくのだろう。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.63』
『イギリス海軍 重巡洋艦 HMS ケント 1943』アオシマ 1/700

特集「エアモデルの退色表現を極める」
『スホーイ 27UB フランカーC』グレートウォールホビー 1/48
『ヴォート F4U-1 バードゲイジ コルセア』タミヤ 1/72
『RF-5E タイガーアイ 偵察機』キティホーク 1/32
『スーパーマリン スピットファイア Mk.Ⅴb TROP』タミヤ 1/48
『三菱 J2M3 局地戦闘機 雷電21型』ハセガワ 1/32
『川崎 キ61 三式戦闘機 飛燕Ⅰ型丙』ハセガワ 1/32

『GSIクレオス 春の新塗料紹介 2021』
『クルスク、泥濘地のヴィネット製作術』

連載記事『モデリングJASDF 299回 去りゆく名機に思いを馳せて 造形村1/48 F-4EJ改 退役記念塗装機を作る』
『F-4EJ改 ファントムⅡ』造形村 1/48

連載記事『World Modelers News No.44 ラルフ・クオさんにインタビュー』

特別記事『やっぱりGTRは“R32”』
『ニッサン スカイラインGT-R NISMO (BNR32)』ハセガワ 1/24 ※作例は2例
『ニッサン スカイラインGT-R』タミヤ 1/24
『頭文字D No.4 北条凛 BNR32 スカイライン 死神GT-R』アオシマ 1/24
『R32 スカイラインGT-R ’89』フジミ 1/24
「NISSAN スカイラインGT-R(R32) ニスモカスタム」タミヤ 1/24 ※再掲
「カルソニック スカイラインGTS-R(R31)」ハセガワ 1/24 ※再掲

NEW KIT REVIEW
『アメリカ空軍 B-52H 戦略爆撃機』G.W.H 1/144
『ドイツⅣ号戦車F型』タミヤ 1/35
『ハリアー GR1/GR3』キネティック 1/48

『フィギュアをカッコ良く見せるベースの仕上げテクニック』
『WWⅡ 日本帝国陸軍 戦車長』アルパインミニチュア 1/35 ※ジオラマ作品

連載記事『北澤志朗のヤングタイマー・ガレージ 連載第27回』
『フォルクスワーゲン 15ADK ビートル 1303S カブリオレ’75』アオシマ 1/24改造

連載記事『METHOD OF JET-MODELING Vol.17 MISSION 1 実機の概要をチェックする』
『トーネード GR.4 “フェアウェル”』ドイツレベル 1/48

連載記事『秋葉さんの3D模型講座 Vol.1』
■「チータ リバーサイドクーペ デフォルメVer」ノンスケール

連載記事『模型をよりリアルにするための蘊蓄資料講座 第10回』
「W.W.Ⅱ ドイツ陸軍 快速戦車猟兵中隊の編成 その2」

連載記事『FOLLOW YOUR HEART 第80回』
■『トランスフォーマー バンブルビー』童友社 ノンスケール

連載記事『日本機大図鑑 連載第190回』
「一五式飛行艇改一」

連載記事『Its’ a FIGURE WORLD』
■「闘牛士」ぺガソモデル 75mm
■「闘牛士 1947年」アンドレア 54mm
■「トレラ(女闘牛士)」3Dミニチュア 80mm
■「アーンモス 白い嵐」エニグマ 54mm
■「絶対的な力 ウルー」アンドレア 54mm
■「1/12 which-03」Which? 1/12



 次号の特集は「知って納得 スジ彫りのあれこれ(仮題)」。

MODEL Art (モデルアート) 2021年 02月号 No.1054

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 MODEL Art (モデルアート) 2021年 02月号 No.1054

 今月の特集は「これから始めるエアブラシ」。先月のファントム特集とは打って変わって、いつものハウツー系の特集に戻った。
 内容はエアブラシ(ハンドピース)の構造と種類の解説と、エアブラシ選びの際のポイントから入って、塗料の濃度、溶剤、吹き方、メンテなどについて、サンプルを多用して「これくらい知っていればまず大丈夫」って感じの解説をしている。メタリック色を吹いた後のカップの洗浄をカラー4ページにわたって徹底検証する記事は、一体何を読んでるんだろ……と思いつつも興味深く読めた。自分はオリンポスの古いハンドピースをメタリック専用にしているが、確かにメタリック塗装後の洗浄はいつまでも微妙に粒子が浮いてきて超めんどくさい。
 今回の特集ではハンドピースについてはかなり掘り下げられているが、ボンベ・コンプレッサーについてはほとんど触れられておらず、「これから始めるエアブラシ」というには片手落ちな気がした。また作例もカーモデル2例というのはハウツー系の特集とはいえかなり物足りない。

 今月号の記事の中で最もぐっときた記事は、またしても巻頭の『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記』だった。少し前の三景艦の揃い踏みがいまだに強く印象に残っているが、砲艦と重巡と護衛艦の「MAYA」を並べた今回の「MAYA三代記」もとてもよかった。中でもちっこくて白くて特に目を引く「砲艦 摩耶」はフルスクラッチで、1/700の線画入りという力の入れよう。途中写真見てると(もっと大きく見たい)作れそうな気もしてくるが、かなり難しそう。護衛艦のまやはピットロードの新製品で、NEW KIT REVIEWの方で大きく取り上げられている。

 そのNEW KIT REVIEWでは陸・海・空の新製品が2例ずつ取り上げられているが、派手な塗装のクラシックな航空機2例がとくに印象に残った。
 ICMの『ステアマン PT-17/N2S-3 ケイデット』はイエローウイングにブルーの胴体という派手な塗装の地味な複葉練習機で、スケールは1/32。内装やエンジンなどかなり出来の良さげなキットだが、作例ではさらに凸リベットを再生するなどして完成度を高めている。
 モンモデルの『フォッカー Dr.Ⅰ戦闘機』はこれまた1/32、言わずと知れたリヒトホーフェンの機体である。各社から各スケールで古くからキット化されている機体で、自分も複数所持しているが、それでもこうして新製品の作例が載っていると妙に嬉しくなる。キットは組みやすそうな構成で、バレルジャケットのエッチングも付属している。作例は超エース機だけに、ピカピカな仕上げ。当時の機体としてはごく少ないリギングの工作も抜かりはない。あと最近の本誌の記事は作例ごとのページ数が多く、構成もとても見やすい。この Dr.Ⅰの記事でもカラー6ページに、作例と途中写真、記事(文章)が綺麗に収められている。白い背景がスッキリと見やすい。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.62』
『日本海軍 砲艦 摩耶』フルスクラッチ 1/700
『日本海軍 重巡洋艦 摩耶 1944』フジミ 1/700
「海上自衛隊 護衛艦 DDG-179 まや」ピットロード 1/700

特集「これから始めるエアブラシ」
『ボルボ 240 ターボ 1986 ETCC ホッケンハイムウィナー』プラッツ/nunu 1/24
『BMW 302i E46 DTCC 2001ウィナー』プラッツ/nunu 1/24

『カルビン・タンの水性ホビーカラー筆塗りテクニック』
■『タイ・アドバンスド x1&ファイターセット ビークルモデル007』バンダイ ノンスケール

連載記事『モデリングJASDF 298回 去りゆく名機に思いを馳せて 造形村1/48 F-4EJ改 退役記念塗装機を作る』
『F-4EJ改 ファントムⅡ』造形村 1/48

連載記事『World Modelers News No.43 スペンサー・ポラードさんにインタビュー』

連載記事『長谷川迷人の水性カラーは使ってナンボです! 第8回 日本海軍軍艦色の回』
『日本海軍 重巡洋艦 鈴谷』タミヤ 1/700

NEW KIT REVIEW
『海上自衛隊 護衛艦 DDG-179 まや』ピットロード 1/700
『3号戦車J型 “北アフリカ戦線”』アカデミー 1/35
『ステアマン PT-17/N2S-3 ケイデット』ICM 1/32 ※ジオラマ作品
『シャーマン M4A2 中戦車(75mm)』ズベズダ 1/35 ※ジオラマ作品
『フォッカー Dr.Ⅰ戦闘機』モンモデル 1/32
『米海軍 重巡洋艦 USS デモイン CA-134』ベリーファイア 1/700

連載記事『北澤志朗のヤングタイマー・ガレージ 連載第26回』
『1988 フォードマスタングGT』AMT 1/25改造

短期集中連載『ニパ子仕様のコペンを作ろう! 最終回』
『ニパ子コペン 1/24 ラッピングカー』LEAPFROG 1/24 ※作例は2例

連載記事『模型をよりリアルにするための蘊蓄資料講座 第9回』
「W.W.Ⅱ ドイツ陸 快速戦車猟兵中隊の編成 その1」

連載記事『FOLLOW YOUR HEART 第79回』
■『宇宙海賊戦艦アルカディア(『劇場版 銀河鉄道999』より)』ハセガワ 1/2500

連載記事『日本機大図鑑 連載第189回』
「一五式一号飛行艇(後期型)」

連載記事『Its’ a FIGURE WORLD』
■「バイキングの戦士 バスト」ヤングミニチュア 1/10バスト
■「バイキング ベバンブルグ 886年」ヒストリックアート 70mm
■「バイキングの酋長 900年」アンドレア 90mm
■「ヴァイキングの戦士 10世紀」ヤングミニチュア 90mm
■「バイキング船」アンドレア 54mm

 第9回 台湾AFVクラブ杯 ミリタリーモデルコンテスト



 次号の特集は「退色表現を極める(仮題)」。特別記事には「やっぱりGTRは”R-32”(仮題)」が予定されている。

 

フォッカー Dr.Ⅰ戦闘機」モンモデル 1/32

MODEL Art (モデルアート) 2021年 01月号 No.1052

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 MODEL Art (モデルアート) 2021年 01月号 No.1052

 この前、1/700「橋立・厳島」買ったって書いたけど、届きました。橋立・厳島の2艦セット。思ってたよりかなり小さくて、精密なキットだった。作例のようにきっちり作るのは大変そうだ。しかしこうなるとレジンキットの松島も欲しくなってくる。
 で、今月は少しだけプラモに時間を割くことができた。作ったのは買ったばかりの橋立・厳島ではなくて、ハセガワの1/72「コブラチョッパー」陸自のやつ。今回は仮組みして具を作って、胴体を閉じるところまでしか進まなかったけど、なんかやった気になれた。いつかOH-1と並べたい。それにしてもヒマが小刻みにしかないと、集中して何か作るのは難しい。まとめて時間が欲しい。年末年始に期待。

 今月の特集は「Love♡Phantom」。ファインモールドの新製品をメインにした特集で、往年の本誌を彷彿とさせる充実した特集になっている。現用機特集はほんと気合が入っている。
 ファインモールドの作例は4例。「F-4Jレビュー」「F-4J速攻モデリング」「F-4J→RF-4EJ」「F-4EJ改の塗装」と盛り沢山である。レビュー記事には「製作&塗装のチェックポイント」があり、詳細な解説が製作時に参考になりそう。作例はクリーン且つ繊細な仕上がりで、機体の艶加減が絶妙。作例のように精密なモールドを維持しつつ、綺麗に仕上げるには多少手がかかりそうだが、総じて完成度の高いキットのようだ。
 造形村1/48「F-4E」の記事は、キットのレビューと塗装が中心。ベトナム迷彩がモノモノしくてかっこいい。シャークマウスが悪っぽい。またハセガワの1/48「F-4EJ改」の全面に手を入れる記事もよかった。少し前ののジャギュアの作例といい、ベテランキットをアップデートする記事は工作感が楽しい。
 特集では作例の他に実機写真が多数掲載されていて見応えがあった。

 NEW KIT REVIEWでは作例が3例載ってるAFVが目立った。今月の頭くらいに出たばかりのタミヤの1/35「マーダーⅠ」が早速取り上げられている。タミヤのマーダーはⅠ・Ⅲ・ⅢMといい感じで揃ってきてるけど、同じマーダーでもデザインがバラバラなのが面白い(Ⅱが加わると尚更)。このマーダーⅠは小さい車体にでかい大砲を無理やり乗せた感がすごくて、不恰好なのがかっこいい。作例は新しいキットにもかかわらず、細部にしっかりと手が入れられている。実際にやるとなると大変そうなことをさらっとやってる感じで、その工程は途中写真で解説されている。
 ミニアートの1/35「T-34/85」は内部が再現されたフルインテリアキットだ。当然完成したら全然見えなくなるのだが、作例では手間をかけてインテリアもきっちり塗装している。また外側の迷彩塗装もくたびれ具合が程よく、重量感のあるT-34に仕上がっている。これもかっこよかった。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.61』
『海上自衛隊 掃海母艦 うらが』シーラインシリーズ 1/700 ※レジンキャストキット

特集「Love♡Phantom」
『航空自衛隊 F-4EJ 戦闘機』ファインモールド 1/72
『航空自衛隊 F-4EJ 戦闘機』ファインモールド 1/72
『航空自衛隊 RF-4EJ』ファインモールド 1/72「F-4EJ」改造
『航空自衛隊 F-4EJ改 戦闘機』ファインモールド 1/72
『F-4E (前期型) ファントムⅡ』造形村 1/48
『F-4EJ改 スーパーファントム “301SQ ファントムフォーエバー 2020”』ハセガワ 1/48

連載記事『モデリングJASDF 297回』
「細かく見るといろいろある! F-4EJ チェックポイントあれこれ」

連載記事『World Modelers News No.42 アルパイン・ミニチュアズにインタビュー』

NEW KIT REVIEW
■『キャンパスフレンズセットⅡ』タミヤ 1/12 ※ジオラマ作品
『T-34/85 w/D-5T 第112工場製 1944年フルインテリア(内部再現)』ミニアート 1/35
『ドイツ対戦車自走砲 マーダーⅠ』タミヤ 1/35 ※ジオラマ作品
『プジョー306マキシ 1996モンテカルロラリー』プラッツ/nunu 1/24
『ドイツⅠ号戦車B型』ハセガワ タコム 1/16 ※ジオラマ作品
『「スピットファイアストーリー」リミテッドエデション デュアルコンボ』エデュアルド 1/48 ※作例はMk.1初期型、後期型の2例
『陸上自衛隊 96式装輪装甲車B型「即応機動連隊」』アオシマ 1/72 ※ジオラマ作品

連載記事『北澤志朗のヤングタイマー・ガレージ 連載第245回』
『メルセデス・ベンツ 600S』イタレリ 1/24改造

短期集中連載『ニパ子仕様のコペンを作ろう!』
『ニパ子コペン 1/24 ラッピングカー』LEAPFROG 1/24

連載記事『模型をよりリアルにするための蘊蓄資料講座 第8回』
「W.W.Ⅱ ドイツ軍の機関短銃MP-40と、その付属品」

連載記事『FOLLOW YOUR HEART 第78回』
■『新世紀GPX サイバーフォーミュラシリーズNo.24 スーパーアスラーダ 01』アオシマ 1/24

連載記事『日本機大図鑑 連載第188回』
「一五式一号飛行艇」

連載記事『Its’ a FIGURE WORLD』
■「チャーリー族の女性 バスト」ポストミリテール 1/10バスト
■「”レイニー・マウンテン” チャーリー族 バスト」ポストミリテール 1/10バスト
■「アパッチ族の戦士 (騎馬)」アンドレア 54mm
■「モホーク族の戦士」アンドレア 54mm



 次号の特集は「これから始めるエアブラシ(仮題)」が予定されている。
 
 「ドイツ対戦車自走砲 マーダーⅠ」タミヤ 1/35

MODEL Art (モデルアート) 2020年 12月号 No.1050

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 MODEL Art (モデルアート) 2020年 12月号 No.1050

 今月の特集は「調色を制して塗色を制する」。デザインの教科書みたいに「色相」「明度」「彩度」の解説から入る、ペイント・ハウツー系の特集だ。この手の特集ではマテリアルのサンプル数の割に作例が少ないのが当たり前で、物足りなく感じることも少なくないのだが、今回はスピットファイアなどメジャーな航空機中心に作例多め。レイトンハウス・ローラの作例なんて久々に見た。また作例以外のサンプルにもバストフィギュアが多数使われてたりして見所が多い。
 メインの記事は各社の塗料&溶剤などの解説。例によってスプーンのサンプルを大量に用いたもので、既視感は拭えないが、さて今から塗るぞーって人には有用だと思う。

 先月の終わり頃から全然本屋に行けなかったので、本誌を受け取りに行ったついでに買えてなかった本をまとめて買ったら予想外のポイントがついた。で、折角なのでそのポイントを足しにして、今月号に載ってた1/700「橋立・厳島」を購入してみた。
 その「橋立・厳島」が載っているのが連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記』。今回は「橋立・厳島」に加えてレジンキットの「松島」、おまけでSモデルの「鎮遠」まで載っている。「橋立・厳島・松島」の三景艦のキットは、随分昔に本誌か別冊で作例を見て以来なんとなーく気になってたのだが、今回の作例を見て猛烈に欲しくなってしまった。特異な形状の鑑自体の魅力もさることながら、三姉妹揃い踏みの見栄えがとにかく素晴らしい。誌面も三艦の魅力を存分に見せる構成で、簡単ながらキット製作上のポイントも載っている。
 NEW KIT REVIEWではタミヤの1/12「934」が大きく取り上げられている。本誌はポルシェ関連大好きなので、誌面の構成にも作例にも力が入っている。バンダイスピリッツの1/1「カップヌードル」は『FOLLOW YOUR HEART』ではなく、NEW KIT REVIEWに掲載。実物と比較したりして、こちらも力が入っている。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.60』
『日本海軍 松島型防護巡洋艦 松島』フォーサイト(シールズモデル) 1/700
『日本海軍 松島型防護巡洋艦 厳島』
『日本海軍 松島型防護巡洋艦 橋立』
「清国海軍戦艦 鎮遠」Sモデル 1/700

特集「調色を制して塗色を制する」
『レイトンハウス ローラ T90-50』ハセガワ 1/24
『航空自衛隊 主力戦闘機 F-15J イーグル 近代化改修機 形態1型/Ⅱ型 IRST搭載機』プラッツ 1/72
『スーパーマリン スピットファイア Mk.1』エアフィックス 1/48
『三菱 零式艦上戦闘機 二二型/二二型甲』タミヤ 1/72
■『ブロッケード ランナー』バンダイ ノンスケール

連載記事『モデリングJASDF 296回 Aggressor Archive vol.27』
「航空自衛隊 飛行教導群 教導隊 F-15JD(32-8082)」

連載記事『World Modelers News No.41 ディエゴ・ビダルさんにインタビュー』

NEW KIT REVIEW
『ポルシェ 934 ヴァイラント (エッチングパーツ付き)』タミヤ 1/12
『ミヤコン・グレヴィッチ MiG-17 フレスコ (瀋陽飛機工廠 J-5)』エアフィックス 1/72
『カワサキ 500-SS/MACHⅢ(H1)』ハセガワ 1/12
『航空自衛隊 F-86D セイバードッグ』モノクローム 1/48
■『BEST HIT CHRONICLE 1/1 カップヌードル』BANDAI SPIRITS 1/1

短期集中連載『ニパ子仕様のコペンを作ろう!』
『ニパ子コペン 1/24 ラッピングカー』LEAPFROG 1/24

連載記事『北澤志朗のヤングタイマー・ガレージ 連載第24回』
『Renault 4GTL』エブロ 1/24改造

連載記事『METHOD OF JET MODELING Vol.17』
「海外製キットを攻略する」

連載記事『模型をよりリアルにするための蘊蓄資料講座 第7回』
「W.W.Ⅱ ドイツ中戦車中隊の段列について その2」

連載記事『FOLLOW YOUR HEART 第77回』
■『「クラッシャージョウ コルドバ」』ハセガワ 1/3000

連載記事『日本機大図鑑 連載第187回』
「ソロン基地エフマン飛行場とルソンの戦闘指揮所」

連載記事『Its’ a FIGURE WORLD』
■「イギリス軍 第93サザランド高地連隊 下士官 バラクラバ 1854年 バスト」FeRミニチュアズ 1/12バスト
■「第42ハイランダー連隊 (ブラックウィッチ)の兵卒 クリミア戦争 1854年」FeRミニチュアズ 54mm
■「クリミア戦争 イギリス軍 第17連隊 槍騎兵 1854年」アンドレア 54mm
■「イギリス軍 カーディガン卿 1854年」アンドレア 54mm

パチッコンテスト



 次号の特集は「Love♡Phantom ~この秋作るF-4のキットは”第七世代”(仮題)」が予定されている。

 

日本海軍 二等巡洋艦 橋立・厳島」シールズモデル 1/700

MODEL Art (モデルアート) 2020年 11月号 No.1048

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serpent sea
 

 MODEL Art (モデルアート) 2020年 11月号 No.1048

 表紙をぱっと見ただけではよく分からないが、今月の特集は待望の1/72航空機特集「定番でどうでしょう?」。模型店・量販店の棚に、品切れになることなくいつも並んでる「定番」キットに注目してみようって感じの特集だ。自分にとっては今回作例になっている「ジャギュア」はまさにそれで、あとはハセガワ1/72の隼や疾風、タミヤのウォーバードコレクションあたり。
 今回の特集はそんな「定番」キット(ジェット機中心)の、未組み立ての状態での比較検証が中心となっている。取り上げられるキットはスパホ(ハセガワ・タミヤ・童友社)、F-14(ハセガワ新旧・タミヤ・ドイツレベル・童友社・アカデミー・ホビーボス・GWH・ファインモールド・フジミ)、F-16(ハセガワ・タミヤ・フジミ)、零戦(タミヤ・ハセガワ・ファインモールド・エアフィックス・童友社)というラインナップ。それぞれかなり詳細な比較がなされていて、各ページは画像やキャプションがギチギチで情報量が多い。比較記事が大好きなので、大変読み応えがあった。
 特集の純粋な作例は「f-104」と「ジャギュア」の2例のみだが、どちらも端正な仕上がりで、記事の構成も見やすくてよかった。

 今月のNEW KIT REVIEWにはカーモデルの新製品が4例も載っていて、製作記事も充実しているが、目玉はズベズダの1/48「MIL-Mi24」だと思う。エンジンまで精密に再現したキットは大迫力で、作例も各ハッチを開いた状態で仕上げている。記事はページ数も多くレイアウトも見やすい。ステンシルを用いた退色表現が興味深かった。
 スペシャルホビー1/72「He162」は今回のレビューの中で唯一事前に購入していたキットで、告知からなかなか届かないからヤキモキしていたのだが、実際に手に取ってみると作りやすそうな好キットだった。製作記事はページ数こそ少ないものの、ツボを抑えた過不足のないもので製作時には有用そう。今月号はいつにも増して充実しているから、摘み読みにはもってこいだと思う。



 - 作例リスト (掲載順) - 航空機 戦車 艦船 車/バイク ■その他

連載記事『地名を名に持つ船とその場所のエピソード 艦船諸国漫遊記 Vol.59』
『日本海軍 重巡洋艦 摩耶 竣工時』アオシマ+フジミ 1/700

特集「定番でどうでしょう?」
『F-104J/CF-104 スターファイター (航空自衛隊/カナダ空軍)』ハセガワ 1/72
『ジャギュア GR.Mk.1/A』ハセガワ 1/72

連載記事『モデリングJASDF 295回』
「紅白のコントラストが映える C-2試作1号機の外面塗装を分析」

連載記事『World Modelers News No.40 ロベルト・アギレラさんにインタビュー』

連載記事『模型をよりリアルにするための蘊蓄資料講座 第6回』
「W.W.Ⅱ ドイツ中戦車中隊の段列について その1」

NEW KIT REVIEW
『MIL-Mi24 V/VP ソビエト戦闘ヘリコプター』ズベズダ 1/48
『ドイツ駆逐戦車 Sd.Kfz.173 ヤークトパンターG2型』モンモデル 1/35
『トヨタ カローラ レビンAE92 GT APEX 前期型』ハセガワ 1/24
『コブラ 239 アメリカンスポーツカー K.マイルズ・レース仕様』GTM models 1/25
『Honda CBR 1000RR-R FIREBLADE SP』タミヤ 1/12
『三菱ふそう MP37エアロマスター(東京交通局)』アオシマ 1/80
『He162 シュバッツ』スペシャルホビー 1/72
『ドイツ軍 フラックパンター “88mm Flak41”』トランペッター 1/35

連載記事『北澤志朗のヤングタイマー・ガレージ 連載第23回』
『BMW M635CSi』フジミ 1/24改造

連載記事『日本機大図鑑 連載第186回』
「三八一空の零戦二一型」

連載記事『FOLLOW YOUR HEART 第76回』
■『ソビエトボールタンク 冬季用スキー板装備』ミニアート 1/35

連載記事『Its’ a FIGURE WORLD』
■「ワイアット・ワープ」ヴァリアント 54mm
■「ドク・ホリデー」ヴァリアント 54mm
■「ワイルド・ビル・ヒコック」ヴァリアント 54mm
■「憧れのガンマン」アンドレア 54mm
■「保安官事務所 1880年」アンドレア 54mm



 次号の特集は「調色を制して塗装を制す ベーシック編(仮題)」が予定されている。

 

ドイツ空軍 ハインケルHe162A ザラマンダー ジェット戦闘機」スペシャルホビー 1/72